スミスミ子

怪談、人怖、不思議な話、妖怪が大好きすぎて。 大大大好きすぎて。。 ついつい沢山集…

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怪談、人怖、不思議な話、妖怪が大好きすぎて。 大大大好きすぎて。。 ついつい沢山集めてしまいました。 ライトな不可思議現象から重くて暗い呪いの話まで。 不思議な世界のお裾分けいたします。 皆さまのお話もお裾分けしてくださいませ。 是非是非お裾分けしてくださいませ。

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ゆれる

この話は、私がまだ小学生の頃の話です。 母が台所で夕飯を作り、私は居間で宿題をする。 そんないつもの夕暮れ時でした。 古い家でしたので、居間と台所は別々の部屋で襖を閉めると他の部屋は見えません。 夕飯の支度を一通り終えた母が、居間に入ってきて一緒にお喋りをしていました。 その時何の前触れも無く、急に家全体がブワァッと揺れたのです。 突風でも吹いたかのように家中の扉が開きました。 時間にすると1、2秒だったのですが、確かに揺れたのです。 地震か??母と2人で目を見合わせ固ま

    • ある山の麓の宿泊施設

      この話は、私がある会社の新人研修で宿泊した施設での話です。 その研修は、1ヶ月にわたり全国約150人の新入社員が合同で研修を行うものでした。 その宿泊施設はあの高くて有名な山の麓にありました。 研修の間は全員が共同生活です。 一部屋にリビングとバスルーム付きの寝室が2つ、各寝室にはベッドが2台ありますので、4人部屋でした。 毎日、朝から晩まで社会人のマナーや業務に関する知識に試験。 1日が終わる頃にはベッドに倒れ込むように眠りについていました。 研修生活にも慣れてきた頃、

      • 霊と住む家

        これは、約20年間。 私が小学生の頃の話です。 当日私は田舎に住んでいて、家の裏側がすぐ山になっていました。 古い家で、家鳴りなんて日常茶飯事でした。 私の部屋は2階で、姉と一緒の部屋でした。 その日も私はいつもと同じように布団に入り眠っていました。 ふと目が覚めました。 まだ起きるには早いのか、部屋の中はまだ薄暗かったと記憶しています。 もう少し寝ようとは思ったのですが、何かがおかしいのです。 視界の端になにか黒いものが見えるのです。 仰向けで寝ていたので、私の左側に

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      • 怪談
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      • 頑張りすぎない朝
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