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GW特別企画第五弾、『水曜スペシャルノンフィクションどうでしょう 第1回(第2稿)』

 じゃあ、行こうか。

〝がんばれWEBメシ!”の『水曜スペシャルノンフィクションどうでしょう』の第1回(第2稿)が始まるよ!

 始まりがあれば、終わりもある。

 本日は2014年4月30日(水)。

 39年前の今日、1975年4月30日(水)、サイゴンは陥落し、15年間に及ぶベトナム戦争は終結した。

 俺のベトナム戦争の戦場特派員になるという唯一の夢が潰えた瞬間だ。ナチュラルボーン戦場特派員として、俺がこの世に生を受ける53日前のことだった。

 生誕約2ヶ月前に己の夢が既に終わっていたのに気づくには、四半世紀後の初海外取材のとき、1999年12月15日~2000年2月5日の53日間まで待たねばならない。

 そして、初海外取材から、この従軍取材記を書き出すまでに、更に15年もの月日が流れることとなろうとは…ねえ、まだ、うんこちんちん話は? もう飽きた。いつ宇宙に着くの?

 いやいや、15年だよ、15年。ちょっとくらいご褒美にいいだろ、こういうのも好きなんだから。

 てか、宇宙はさっきもう着いたじゃん。「サイゴン陥落日」のちょうど丸39年後に、しかも曜日まで同じ水曜に、『水曜スペシャルノンフィクションどうでしょう 第1回(第2稿)』という宇宙の神秘、サンキューに。

 後は、「15年間」や「53日間」つながりという宇宙の奇跡、ああ、この手の宇宙はお嫌い?

 あ、そう。じゃあ、分かったわよ、前回の「第1回(初稿)」はうんこ話だったから、今回の「第1回(第2稿)」はちんちん話でとっととイケばいいんでしょ!

 フン、どうせうちなんて、〝がんばれWEBメシ!”って変な名前で、『水曜スペシャルノンフィクションどうでしょう』ってモロいろいろパクリタイトルに、「生鮮ピカイチ水曜市」って看板までかかげているから、しょせんうんこちんちん話がお似合いよね。

 え~、こんな変でデッカい器、ヤッダ~。「そんなもん見ちゃいけません」って路線まっしぐらじゃん。もっと小さくていいから、普通の器がいいよ~、代わりにおちんちん大きくしていいからさ。

 でもね、正直、自分内派閥闘争すると、どうしてもこの下ネタ大統領がいつもぶっちぎりで頭角を現してくるんだよ、おちんちん~とか言いながら。

 いや、もちろん、このひたすら愚直で朴訥と青臭い新人下ネタ大統領が嫌いってわけじゃないんだけどさ、イカ臭~い! ハイハイ。

 でもナチュラルボーン戦場特派員つっても、曲がりなりにも一応自称プロ戦場特派員なんだから、せめて文章くらいはもうちょっとカッコいいというかイカ臭くない、最悪方向性だけでも、俺が昔読んで憧れた戦場特派員の従軍記のような…←あ、コイツか、1999年デビュー後、15年間も足踏みの元凶は!

 ちなみに、1999年デビュー組の同期には嵐、ゴマキ、オナニーマシーン、2ちゃんねるなどがいます。

 一体何の罰ゲームだよ、ナチュラルボーン戦場特派員って宿命は「運命の戦場に操を捧ぐ。このまま一生戦場童貞でも構わない」と黙って不幸の手紙は俺でストップ感覚で、ヤギみたいに読まずにグッと飲み込んだのに、更に男は黙って、こんな下ネタ大統領までゴクゴクと飲み干してゴックンしなきゃいけないわけ?

 いけません! ちゅうのはまあ、途中から、って言っても、1999年のデビューからようやく7、8年経ったくらいから、このまま下戸の下ネタ大統領を気取っている場合じゃないと薄々気づいてたんだけどね。

 もっと言えば、15年前に「いつもみたいに好き勝手自然に書けばいいだろ、改まって普通に書くとつまんないんだから」と戦場特派員の大先輩N氏こと野中さんに言われたし、もっともっと言えば、小6のときに修学旅行記を書いてるときに自分で気づいたんだけどね、1行に1回うんこやちんちんって書いたほうがおもしろいって。

 修学旅行記はうんこちんちんでいいけど、立派な志をもつナチュラルボーン戦場特派員と、やましいやらしい下ネタ大統領の組み合わせのうんこちんちん従軍記ってどうなのよ?

 別に、偉い偉くないとか、優越感だ劣等感とかの話じゃなくて、どうでもいい女なら毎晩ズリネタにできるけど、本気で好きな子は一晩の過ちのズリネタにすらできない、したくない、←いた、真犯人! そんな理由で15年間もよくぞ、ご無事で。

 はぁ~、スカトロジーノンフィクション賞なんてあったかなあ。あ、でも、もしかしたら、6、7年後には大宅壮一下ネタノンフィクション賞貰えるかも。

 もち自作自演賞だから、今から日本全国の大宅壮一の同姓同名さんを探して、弱みでも握っておくか。ヤルことリストにメモっとこ。

 なんてやってるから、ナチュラルボーン戦場特派員は勢いでイッキイッキしたけど、下ネタ大統領をゴックンと全部飲み干すには時間がかかったわけ。

 てか、つい最近だもん、最後の一滴まで15年かけてゴックンしたのは。ホントもう、ちょっとずつちょっとずつ、もう喉ごし最悪だから何度も何度もリバース、ああ、ゲロのことね、ゲロゲロを交えつつ、う~ん、クソまずい、もう一杯! うるせえ、おかわりなんているか、クソボケナス挿すぞ!


*ココで緊急宇宙速報です!

 あのねのね、メインのアドレスで、ホットメールを使っているんですけどね、本日2014年4月30日(水)の22時7分に、自分のケータイに、自分のホットメールから変な迷惑メールが届いたわけ。

 ちょうどココまでリライトかけてたけど、慌てて自分のホットメールを見てみたら、「このホットメールは誰かに乗っ取られたかもよw」的なことを自分のホットメールに言われて、チラリと送信済みフォルダを見たら、思いっきり昔の仕事先とかに変な迷惑メールを乗っ取り犯らしきが送りまくってるんですけど…。

 あの~、これはまだまだ使えるXPを捨てて、8.1に乗り換えたせいでしょうか? それとも15年越しに、ナチュラルボーン戦場特派員が戦場童貞を捨てにいく話の原稿をマジメに書き始めたせいでしょうか?

 もう12年くらい同じホットメールを使っているんですけど、こんなこと初めて…。

 やだ、これが噂の宇宙? コレを機におとなしく元の職場に戻れって神の意志? 

 てやんでい! あ、でも、もう変なメールは送らないで。どうしよう!

 というわけで、俺だけとんでもない宇宙が見えたよ。てか、今もまだ宇宙丸見えの真っ最中! 

 そろそろ1時間経つけど、解決の目途はたってません。はっきり言って、こんなこと書いてる場合じゃない、おちんち~ん。

 …パソコン破壊したら、なんとかなるかな?

 ああ、もう! じゃあ、とりあえずこの宇宙の片がついたら、つくのか? かならず生きて戻ってきます。

 以下、リライトはまだ終わってないので見ないでください。

*以上、緊急宇宙速報でした。



*追加宇宙速報!(2014年5月1日(木)0時30分頃)

 簡単に現状の有様を説明すると、俺のホットメールの受信トレイに「Delivery Status Notification (Failure)」  ‏って件名のメールが100通くらい届いているわけ。

 要は、俺のメールリスト約1000人全員に、メール1通につきCCで10人くらいで、迷惑メールを100通送ったけど、「その10人のうち、1人か2人にメール送れませんでした、メンゴ!」って内容のお知らせメールがこれまた100通来てるってわけよ。

 つまり、メール1通あたり8人にはちゃんと届いていると計算して、メールが100通送られて、1通あたり10人だから、俺のメールリスト約1000人中約800人に迷惑メールがちゃんと届いたってわけよ、ほとんど7年ぶりにね。

 実は、もうね、電話もあってさあ、「いや~、ご無沙汰しております。もう何年かぶりの連絡が迷惑メールなんて相変わらず飛ばしてますねえ。服部さん、最近ナニしてるんですか?」って言われて、俺は7年前もそんなキャラだったのかと思いつつ「とりあえず今、本名言うのはやめようか。まあ、最近は主に迷惑メールを送る仕事かな。不特定多数は今日がはじめてなんだけどね」、「またまた~、今度飲みにいきましょうよ」なんて宇宙展開! 行かねえよ、うんこちんちん!

 ああ、もう、どうすんだよ、この宇宙の謎ったら。お前らは下の方に出しておいた宿題でもやって、おとなしく待っとけ!

*以上、追加宇宙速報でした。



*おはよう、今朝の宇宙ニュースです(2014年5月1日(木)8時15分頃)。

 昨晩未明から緊迫したやりとりを繰り返しております。

 以下にそのやりとりの一例、今度はメール編を抜粋してご紹介します。

「服部さま

お久しぶりです、ご無沙汰してます。

なんですか、この意味不明な気持ち悪いメールはーー????(+_+)( ゜Д゜)*

http://myworldblackberry.com/wp-content/themes/default/naturallife.php 」

 なんて、このクソ忙しいときに、よくありがちな返信メールには、こうお返事しましょう。

「ああ、俺のケータイにも同じメールが送られてきたけど、キモイよね。

 俺のホットメールによると、「メール乗っ取られたよ、ぷっ~」だってさ。

 たぶん、アドレス帳に入ってた1000人くらいに一斉迷惑メール送信されたよ by 乗っ取り犯。

 このメルアド、もう12年間近く使ってやってるのに、恩知らずでクソ使えねえ。

 もう知らね。文句は乗っ取りっコ

http://myworldblackberry.com/wp-content/themes/default/naturallife.php

 までどうぞ!

追伸

後、俺の本名書くな!」

 まあ、てなもんですが、宇宙ってスゴいんだね、北海道はデッカイド~!

 夜が明けても、夜なべの宇宙改善策は、う~ん、マンダム。


*以上、おはよう、今朝の宇宙ニュースでした。



*こんばんは、夕方の宇宙ニュースです(2014年5月1日(木)18時30分頃)。

 ねえ、宇宙ってなんだろう。どうして宇宙ニュースを随時更新してるんだろう。宇宙はいつか終わってくれるんだろうか。

 ビ~ックビックビックビックバ~ン♪

 説明しようじゃないか、コレはビックカメラのCМ曲に乗って…って、やってる場合じゃない人がまたまた来ましたよ~、おちんち~ん。

 さて、どの宇宙から話そうか。まだ話してない宇宙がいっぱいあるんだ。

 そうだなあ、まずホットメールに「お前のホットメール、誰かに盗まれてやんの、バ~カ」と言われた宇宙誕生直後のこと、「バカって言った人がバカだもん!」とまず思いましたね、確か。

 その後すぐ、バカホットメールが「ホラ、早くパスワード変更しろよ、このバカが!」と迫ってきました。

「プライバシーにかかわる情報にアクセスしようとしているため、アカウントを確認するためにセキュリティ コードを使う必要があります。どの方法でコードを受け取りますか?

sh*****@mail.goo.ne.jp にメールを送信

これがご自分のメール アドレスであることを確認するには、以下にアドレスを入力し、[次へ] をクリックしてコードを受け取ってください」。

 どうやら、こういう緊急事態に備えて、12年前の俺がサブメルアドを登録していたらしく、サブメルアドの「*」と伏字になっているところを読み解き、すべて正解のサブメルアドを完成させれば、サブメルアド宛てにコードと呼ばれる暗号が送られるので、それをゲットしてから、また戻ってこればいいだけらしい。

 おいおい、こんなガキの使い、このハイテク王にかかれば、超余裕の朝飯前なんですけど、いいんすか? ふん、宇宙たって、しょせんこんな程度かよ。

 確かに、12年前に作ったきり、存在すら忘れていたサブメルアドのグーメールだが俺にはよく分かる、@の前はホットメールと一緒に決まってる。ナイスアシスト、12年前の俺!

 正しいサブメルアドを打ち込んだ後、すぐさまグーメールに飛ぶ。すると宇宙の魔の第3手が待ち構えていたのだ!

「gooメール(無料版)提供終了のお知らせ(2014年3月10日)

平素はgooメールをご利用いただきありがとうございます。「gooメールプラン変更について」(2013年9月5日)でお知らせさせていただいた通り、2014年3月10日より、gooメールは「gooメール有料版」へ一本化いたしました。これに伴いまして、gooメール無料版は2014年3月10日(月)午前11:00をもって終了させていただきました。なお、データの参照、ダウンロード保存は3月23日(日)まで可能となっておりますので、それまでに完了いただきますようお願いいたします。これまでgooメール無料版をご利用いただきましたみなさまには、スタッフ一同、心よりお礼申し上げます」

 な、なんですって! そういえば、2か月ちょい前に、『教えてグー』を別アカウントで使った際、そんなことが書いてあった気が…。

 でも、大丈夫大丈夫、くらえ、金満の第4手を、「金か、金ならいくらでも出す、だから助けてくんさいなも!」とモニターに向かって絶叫したところ、第5手で敵の王手!

「gooメールアドバンス(有料版)をご利用のお客様のみログインが可能です。

現在、gooメール(有料)への新規お申し込みを一時停止しています。お申し込みの再開は2014年6月以降を予定しています。「gooメール無料版は3月10日をもって終了させていただきました。

これまでgooメール無料版をご利用いただき、誠にありがとうございました。」

 ハイ、投了~。まいりました。宇宙様、生意気言って、ごめんなさ~い。

 はぁ~、詰んだよ、もう完全に詰んだよ。こんなハイテク王如きが、宇宙様のハイテク大王にかなうわけがない。12年前の俺のバカバカバカ!

 宇宙に乗っ取られたホットメールから、この先、もう未来永劫ずっと、俺の名前で、俺のメルアドリスト連中に、迷惑メールが一斉送信され続けることでしょう、た~ま~や~、ヨッ、迷惑メール屋、日本一!

 せっかく7年前、ゆっくり時間をかけて、ちゃんと筋を通して、可能な限り不義理を働くことなくすべての仕事からキレイに足を洗ったのに、7年後の迷惑メール1通ですべて台無しですよ、しかもこの先は迷惑メール1通どころか、日刊迷惑メール、いや、秒刊迷惑メールな勢いになるんじゃね。

 ああ、最近、調子に乗って、迷惑メールみたいなもんを書いてたから、宇宙様のバチがあたったんだ! 宇宙様、これからは毎日『パラダイス銀河』を聴くので、どうか許してつかわさい! 後、流れ星見て、「早ッ、クソ早漏w」って笑ったり二度としませんから!

 あ、早漏で思い出した! もはや背に腹は代えられん。俺はガラケーを手にとった。

「(ガチャ)遅かったですね。ガチャも古いし。もっと早く電話してくると思ってましたよ。ちゃんと僕のところにも届きましたから、服部迷惑メール」

「勝手に名前をつけるな! よう、久しぶりじゃん。相変わらず、話も早いな。3秒でなんとかしてくれ」

「じゃあ、パスワード」

「やっぱソレを言わなきゃダメ系? 教えても、メールの中身は絶対見ないって約束してくれる」

「見るに決まってるじゃないですか。さあ、早く」

「じゃあ、『商店街写真』って書いてあるフォルダだけは絶対見ないって指切りゲンマンして」

「真っ先に見ますから、早く!」

「は、はい、お願いします。パスワードは…」

 いや~、ざっくりまとめるとあくまでこんなイメージですが、つまり『商店街写真』のくだりは話を分かりやすくするためのフィクションですが、ええ、とにかくハイテク&風俗オタクにはリアルでソープとかおごっておくもんですね。7年前以上の情けとシャボンは人のためならず!

 という感じで、乗っ取り犯から俺のホットメールちゃんを無事奪い返しました、2人目の乗っ取り犯が!

 ま、アレだね、今回の件で、約800人に迷惑メールを送られたけど、NTRの気持ちがちょっと分かったから、俺の勝ちってことで、ざまあ宇宙!

 それにしても、別に神だ仏だを信じてるわけじゃないけど、ああ、もちろん宇宙様は信じておりますので、これ以上の迷惑メール一斉送信とかはご勘弁を~。

 まあ、単なる偶然なんだろうけど、なにもピンポイントで、このタイミングに、12年に1回の偶然が来なくてもいいじゃん。

 でもさあ、俺の「ナチュラルボーン戦場特派員が戦場童貞を捨てに行く」話(15歳)、いい悪い最悪マジ勘弁は別にすれば、確実に持ってますね、ハンカチ一枚から大宇宙まで!

*以上、こんばんは、夕方の宇宙ニュースでした。


*追記で~す! どうも、2014年10月8日(水)13時40分の俺です! こんにちは、追加のお昼の宇宙ニュースです(2014年10月8日(水)13時40分)

 まずねえ、この回に来るまで遠かったよ、ずっと下にスクロールしてさあ。んで、この回に着いたら、またココまで下にスクロールちゅうね。

 そうまでして、5ヶ月ぶりにココまでやってきたのには、当然ワケがある。じゃあ、聞いて貰おうか。

 実はね、昨日2014年10月7日(火)19時43分に、俺のパソコンのメインメルアドと、ケータイのメルアドにとある迷惑メールが届いたわけよ。

 差出人は「vesa.aakko@aakkovesa.fi 」って知らないメルアド。

 本文は「http://emiliakonfekcjonowanie.com.pl/Arvil.php 」とURLのみ。「ほぅ~、どれどれ」と開いてみたら、なんかどっかで見たことあるようなサイトだったわけ。

 そう、2014年4月30日(水)の22時7分に、自分のパソコンのメインメルアドから、自分のケータイメルアドに送られてきた、あの迷惑メールの本文にあったURL(http://myworldblackberry.com/wp-content/themes/default/naturallife.php )のサイトとクリソツだったわけ(現在はリンク切れみたい)。

 すわ、またもや乗っ取りかと思ったが、差出人は俺じゃないから、ホッとしたのも束の間、ふとCCの欄をみてみたら、俺以外に19人くらいたんだけど、全員が俺のメールリスト約1000人の人たちじゃん! よう久しぶり! 

 …嘘です、ごっめんなさ~い! いくら差出人が俺じゃないと言っても、本文のURLを開いたリンク先はデジャブ感たっぷりだし、CCにある俺の本名を使ったメルアド(ご丁寧にパソコンのメインメルアドと、けーたーメルアドがこれみよがしに両方とも!)を見たら、「また懲りずにお前か!」って思われるじゃん。

 まあ、実際に前回、メールリスト1000人分をネットの大海に流失させたのは乗っ取られた俺なわけだしさ。そうか、今回、俺は差出人じゃないから、自分のパソコンのメインメルアドとケータイメルアドに来た1通のCCのメンツしか知らないけど、残り980人のところにもきっと同じような迷惑メールが届いてるよね。でも、そっちのCCには俺のメルアドはないから、セーフっちゃギリセーフだな(後日談。一部アウトだったらしく、「またお前か!」的なご指摘を受けました、まいどすいません)。

 てかさあ、ちょっと待って、そんなメールリスト1000人分の流失はどうだっていい! 問題は俺の商店街写真ってフォルダまでネットの大海に流失してたら、どうしよう!

 ま、どうしようもないわな、はぁ~。ああ、もうね、前回は「15年越しに、ナチュラルボーン戦場特派員が戦場童貞を捨てにいく話の原稿をマジメに書き始めた」タイミングできて、今回はようやくマジメに漫画化ノンフィクションに取り組んで、ちょっと動き始めた矢先のタイミングじゃん。

 そりゃね、前回宇宙様と約束した「宇宙様、これからは毎日『パラダイス銀河』(*追記:前回のリンクは切れていたので新しく張り直しましたよ、宇宙様!)を聴くので、どうか許してつかわさい! 後、流れ星見て、「早ッ、クソ早漏w」って笑ったり二度としませんから!」はすっかり忘れてましたよ。

 でも、いくらなんでもおかしいでしょ、まるで俺のことを常にチェケラして、絶妙のタイミングを狙ったとしか思えない、この手口は。

 もちろん俺の自作自演の可能性もございますが、こんな追加のお昼の宇宙ニュースネタを書くためにだけに、わざわざこんな手の込んだことを、まあヤリそうですが(この回のコメント欄に「カリスマ戦場童貞 2014/05/06 23:04 ☆大スキ!」と自作自演コメントがありますしね。でも、コレは『GW特別企画第十一弾、「第1回 スキスキ罰ゲーム生き残りノート選手権」』用のネタですから。あ、コレじゃあ、まるで「ネタのためなら、エンヤコ~ラ、もう一つオマケにエンヤコ~ラ♪」の人みたいじゃん! ち、違うんです!)、でも、俺はハイテクに詳しくないもん!

 あ、分かった、犯人はこの上の方にいた、例のハイテク&風俗オタクのクソ早漏のアイツだ!

 ふぅ~、無事に犯人を発見できて、めでたしめでたし。

 ちなみに、2回目の迷惑メールと同日、2014年10月7日(火)21時18分に捨文金五郎先生から頂いたメールに、「追伸:メールアドレス等の扱いには、ご留意いただけるとありがたいです。」との記載があり、同日22時10分に俺が捨文金五郎先生にお送りした再度の返信メールにはシレッと「また、追伸の件も了解です。私のこのメルアドはnote専用に作ったもので、note用にしか使っておりません。」と書きましたが、「ドキッ! まさか捨文先生が…犯人様or宇宙様?」って思ったのは絶対内緒だぞ、漫画化のネタにされちゃうといけないから。

 以上、追加のお昼の宇宙ニュースこと、「昨晩、初心に返るような出来事」でした(2014年10月8日(水)13時40分)。


 もういい、知らん! さ、宿題出すぞ! 

  みなさん、お父さんやお母さんに今すぐ聞いてみてください。
「ぼくたちわたしたちがセックスで生まれたのは調べがついてんだ。問題はそのセックスが中出しor外出し? そして、体位は?」って。

 お父さんやお母さんは「ああ、あんときのセックスか。あの中出しさえなければ、こんな質問されずに済んだのに」と結構覚えているもんですから、聞けるもんなら聞いてみてください。

 もちろん思いっきり中出しっ子だって、外出ししたつもりがどうやら中でチョロっと漏れていたらしいっ子、もしくはカウパーっ子だって、試験管っ子だって、もちろんそのときの体位が正常位っ子だって、バックオーライっ子だって、駅弁っ子だって、どんな子供だってかわいい。

 だから、外出し避妊法はやめましょう。カウパー、ナメんな! しょっぱいぞ!

 外出しカウパーっ子で、体位は駅弁っ子って一番生命力強そ。ん、呼んだ?

 ま、こんな具合に下ネタ大統領がもう残り、後ちょっとってくらいで暴走し、「ああ、もうこのヤリ切れないけど、ヤリ切りそうな気持ちを誰かに伝えたい、そろそろ7年間の育休明けるし」ってことで、ネットで拾ってきた上級社長だかスター社長だかみたいなパーフェクト見ず知らずな先輩にグダグダ絡んでたわけ、「なんで俺が書かなきゃいけねえんだよ! じゃあ、ちょっとカク気ボタンでも押してくださる、たぶんどっかにあると思うから。いやん、そこは陰核ボタンよ」って。春だね~。

 ま、実にいい拾いもんでした。めったに落ちてないね、あんな捨て先輩は。 

 さてと、ホントはもっと人払いがてら、いろいろと余計なことを書きたいけど、とりま明日で5月だし、もうこのへんでいいや。

「てか、十分なげえよ」って、うるせえ、俺が下ネタ大統領だ、青臭い国は15年かけて完全制覇した。

 これからは正々堂々とよく使い込んだマンコみたいなドドメ色の国作りをしてやる、語呂合わせは「イイクンニ作ろう、カマトト爆破」で覚えとけ。

「こんなもん見ちゃいけません」、「でも、ママのマンコの色と同じだよ」てなもんですよ。

 どんまいどんまい、で、どんまいなマンコしてるの? ああ、いいのいいの、ココはまだ無料ゾーンだから。

 それに今日は水曜だし、スペシャルノンフィクションだし、どうでしょうってあらかじめちゃんと言ってんだ、ナメんなよ、うちの『水曜スペシャルノンフィクションどうでしょう』を!

 ま、本題はこの先の有料ゾーンにて!

 もちろん一足お先に有料ゾーンに飛んでいっても構わないぜ。でも飛びたいんだろ、宇宙まで。

 お経しかり座禅しかり曼荼羅しかり、ひたすら単調な繰り返しのファンクな下ネタリズムに黙って身を委ねるんだよ。

 そのうちに段々と宇宙が降りてくる。それがイヤなら、シャブでも食ってろ。

 いいか、下ネタ大統領を信じるんだ、俺の文章に乗ればいい、ちんこ、まんこ、そして、そう、うんこだ!

 ってか、コレ、1回あたり何億文字まで書けるんだ? ま、尻切れトンボで終わってもいいや。

 だってこれから先、『水曜スペシャルノンフィクションどうでしょう』は第1回だけドンドン増えていくんだから、たまにそういう第1回があったって全然構やしないぜ。

 ねえ、いつ気づいた? 2回目の今回は「第1回じゃなくて、第2回じゃね?」って。

 覚えてない? それとも、気づいてなかった? もしくは、もう誰もいない? あ、ごめん、今、「じゃあ、バ~カ~」って思っちゃった。

 でも仕方ないよね、まだ第1回だもん。次回も、次回の次回も、次回の次回の次回も、もうず~っと第1回しかないけどね。

 まあ、そんなけ第1回が山ほどできりゃ、1回くらい分かりやすい第1回に出会えるんじゃね、「やっと会えたね」って。それに、どの第1回から読んだって、別に問題ないから。

 さっきからクドクドと、何の1回コッキリの話をしてるかって言うとね。

 ハイ、以下から、噂の有料ゾーン!

(ココはもう有料ゾーンですが、今のところ、オープン記念で無料開放中!)

 処女作にはその作家のすべてが詰め込まれている。だから処女はたまらん。

 処女作の一番絞りなエッセンスは、処女作の書き出しに突っ込まれている。さしずめ処女作の書き出しは処女膜だ。だから処女はたまらん。

 じゃあ、何百何千何万パターンの処女作の書き出しを無数に積み上げて、処女作を作りあげたら、金太郎飴みたいに処女膜だらけでおもしろくない? だから処女はたまらん(やっぱ、そうでもないかも、処女も3人目くらいからうんざりするみたいよ、お友達の処女膜キラーによると。おひとり様処女は1名まで!)

 映画で言えば、1分の予告編120本で、120分の本編を作る感じである。…それって本編と一緒では? その通り、ある意味!

 でもね、1分の予告編が1本だけなら、分かりやすいハイライトシーンの寄せ集めのおいしいとこだけどりになる。

 本編の真のハイライトシーンでも地味でパッとせず一般受けしなそうなら予告編に使われることはない。

 しかし、1分の予告編120本の1本なら、どんな予告編だって成り立つ。

  つまり、第1回だけを集めれば、どんな書き出しだって許されるという意味において、画期的なヤリ口であろう。

 もうどこからどう読んでも金太郎飴みたいに、どこもかしこも第1回だらけなら、読む順番とか関係ないし、全部読まなくたってだいたい分かる。

 だって、第1回が無数にあったって、どの第1回にもナチュラルボーン戦場特派員が戦場童貞を捨てに行く話しか書いてないんだから。

 ごまっとうさん! 今回の第1回のナチュラルボーン戦場特派員が戦場童貞捨てにいく話いくぜ。

 やったね、今回の第1回はアタリの第1回だ、みんな大好きちんちん話だぜ。


●『ナチュラルボーン戦場特派員が戦場童貞を捨てにいく話 第1回(第2稿)』

「マックでさっき買ったばかりのカレン族の本を読んでいたら、「あの~、日本人の人ですか」と年の頃なら日本の女子大生あたりに逆ナンされちゃった。 

 さて、どこから、どう説明しましょうか。

 まずご存知の通り、俺の仕事場は地球全土である。今はバンコクオフィスの昼マック社長室にいるわけだから、突発的な現地秘書の面接ってのも大事な職務のうちである。

 うちはうち、よそはよそ。役得役得。

 現地秘書をさっと値踏みする。顔はそこそこ、体はいい感じ。君、合格、さいよー!

 てか、ある意味、職場恋愛に似た感情がむくむく芽生えてきた。公私混同の勃起が怖くて、激務の社長が務まるか!
 
 そもそも、課長と部長と係長の三角関係でお馴染みの我が社は、社内恋愛も社内不倫もとにかくいかなる不純異性交遊であろうとも積極的に奨励する、おおらかなセックス社風である。
 
 と一瞬で脳内社長のゴーサインが出たので、「ええ、日本人ですけど、まあ、立ち話もなんですから」と勃ちながら、秘書なりたてを俺の向かいの席に座らせる。俺は座りながらまだ勃ち話ですけどね、座りション的な感じで。

 それに、いくらなんでもまだ膝の上に新人秘書をチョコンと乗せるってのは職権乱用が早すぎっしょ」。


 
 いや~、書いてて思うね、嘘くせ~、てか、何の話だよ、って。でも、本当だもん! ねえ、戦場はどうなったの? そんな都合よく第1回(第2稿)からドンパチやらないって、ノンフィクションなんだから。

 前回の「第1回(第1稿)」なんて高田馬場で野グソしてたんだから、タイはバンコクの昼マックで逆ナンされるなんて、ワープで宇宙旅行したようなもんだ(あ、2コ目の宇宙! *追記:3コ目の宇宙、いや、小宇宙が! *追記の追記:2014年10月7日(火)に4コ目の宇宙、いや、大宇宙が!)

 でもホントホント。とにかく昼マックで読書、いや、資料読みという地味だけど大事な仕事をマジメにこなしていたおかげで逆ナンされたわけ、日本男児なら、いや、日本語の本読んでいるオスなら誰でもいいわ、カモンっていう懐の深い逆ナンではあるが。
 
 まあ、ノンフィクションだからぶっちゃけるけど、毎日毎日、見知らぬ女に逆ナンされてもいいくらい俺ってばイケメンなのに、24歳にして初めて逆ナンされたこと自体がおかしいちゃ、一番おかしいんだけどね。
 
 俺に根掘り葉掘り面接されるがまま、新人秘書が語ったところをまとめると、

●仲良し女子大生だか女子短大生だか専門学生だか3人組だか4人組だか5人組だかで早めの卒業旅行だか入学旅行だか中退旅行だかでタイに来た。

●最初に行ったサムイ島だかプーケット島だかパタヤだかで、俺の秘書以外は全員食中毒で寝こんでしまった。

●仕方ないから、俺の秘書だけ先にツアーの予定通りバンコクに来た。

●今日は終日バンコクでの自由行動日で、行きたいお店があったけど1人だから迷っちゃって、とりあえずお腹が空いたから、日本にもあるデパート『そごう』内の、これまた日本にもある『マック』に入ったら、日本にはない『運命の出会い』が!

 といったところか。こんなお気楽な学生さんと違い、俺はいろいろと職業上の守秘義務があるのでまだ多くは語れないが、まあ、今日、このマックに至った紆余曲折くらいは戦場特派員日記こと、『ナチュラルボーン戦場特派員が戦場童貞を捨てにいく話』から抜粋してもいいだろう。


【2000年1月17日(月)(『ナチュラルボーン戦場特派員が戦場童貞を捨てにいく話』より抜粋)】

 8時30分、起床。
 はぁ~、今日からまたお仕事かと憂鬱な月曜のモーニン。
 9時~5時のお気楽な勤め人みたいに通勤時間がないゆえ、目覚めた瞬間にいきなりタイムカードを押すハードワーカーな感じだぜ。
 
 今日の不良ゴッコも、確か7日目か。
 不良ゴッコにも完全に飽きたというか、それなりに反省したから、ちゃんと更生して、そろそろ真人間になったんじゃないかしらと思う。
 
 あ、でも、今のところ不良のお供、スケ番ねえちゃんは出てきてねえなあ。不良にズベ公ナオンはつきものだろ。早くスケコマシ野郎になりてえな。

 とりあえず女の前に金ということで、フラリとホテルを出て、今日も朝からクソ暑いなあと汗水たらしながら、お堅くマジメなイメージで売っているけど、しょせん他人の銭勘定屋さんの薄汚ねえクソッタレ銀行に行って1万円を3471Bに両替という資金繰りだけし、ホテルにトンボ返り。ふぅ~、一仕事一仕事。

 10時30分、2日間慣れ親しんだ高級ルームに別れを告げて、チェックアウト。
 燦然と光り輝くスカイトレイン(20B)に乗り、安宿街に戻るのだ。そうさ、あの政府の犬にリベンジするため、俺は約束通り、舞い戻る!

 11時30分、ああ、もう、ビクビクして超損した! 例の場所に犬コロはいなかった。
 ふん、尻尾を巻いて逃げやがったな、負け犬め!
 
 例の仇名事件のあった『White Lodge Hotel』(400B)や、朝食がクソまずいので有名な『Bed and Breakfast Hotel』(380B)や、政府の犬に襲撃された記憶がまだ生々しい『Wendy House Hotel』(350B)を横目に流しながら、この安宿街の奥まったところにある『A one inn Hotel』(450B)にチェックイン(どうも、2014年の俺です。各ホテルのリンクは、あくまで俺が宿泊した15年後の代物です)。
 
 12時、いくら政府の犬に居場所を特定されないための仕事の一環とは言え、こうも目まぐるしくコロコロと変わるホテル生活には心底うんざり。

 部屋に入るも荷解きが面倒臭くなり、商売道具のカメラバックだけ背負い、スカイトレイン(15B)に乗って、ワールドトレードセンターの伊勢丹にある紀伊国屋書店で親名義のクレジットカードで本(657B)を買う(また2014年の俺ですが、当時、戦場特派員は裏ワザを使わないとクレジットカードも作れないし、部屋も貸して貰えなかったのだ。カード屋と不動産屋のバカ! まあ、代わりと言っちゃなんですが、住民税を回避する方法とかいろいろ教えて貰いましたけどね)。

 欲しかったカレン関係の本だから、別に日本より割高でもいいんだもん、今までみたいに仕事に一切関係のない『スピリッツ』を買ったわけじゃないから。

 伊勢丹の紀伊国屋から少し歩き、そごうにあるマックで昼マック(136B)しながら読書、いや、仕事関係の本だから胸を張って資料読みという立派なお仕事に精を出す。ああ、もちろん毎日最低3回は、精子も出してる出してる。


 とまあ、ココまではいつもと変わらぬ平和な日々だった。しかし、2日連続昼マック、そんな美しい心がどっかの神に、たぶん昼マックの神様あたりに届いたのか、ある大事件が勃発す。

 いいか、今度こそ、ホントにしょぼくないぞ。
 ラブロマンス、しかも、オフィスラブロマンス物語だ。
 
 これからするエロ話にはショッキングな反社会的内容が丸出しで含まれます。モロ18禁です。「ねえ、アタイ、ちょっと酔っちゃったみたい」、「フゴッ、じゃあ、ホテルで休もうか。大丈夫、ナニもしないから」みたいなズッコンバッコン物語がもう目白押しのてんこ盛り!
 
 もちろん作りなんかじゃないし、どこかで聞いた誰かさんの話を、さも自分のことのようにペラペラ話すわけでもないし、ホント正真正銘のモノホンの実話、あくまでうちは実験映画ノリの実験戦場取材週刊実話だから。

 嘘つかず、恥ずかしがらず、照れずに堂々と、やっぱ恋のリアル話も入れておかないとね。レディを買ったストーリーはココじゃ、ちょっとアレだから、ハリウッド映画じゃないからね。
 
 そりゃ、自称プロ戦場特派員だって人の子男の子、売ってる女を買うのに一切抵抗はないが、高尚な理由からではなくものすごく泥臭い理由で、ま、女を買う金はなかったから、買えなかったの!

 もち取材を諦めれば数名は買えたけど、そこまで本末転倒なことはできないぜ! 鬼だ、鬼が出た、仕事の鬼がっ!

 だもんで、そういう金の絡まない、キレイな恋の話ね、そんなもののひとつやふたつ適当に見繕ってというか、そんなもんちょいちょいと記憶の糸をたどれば、え~と、確かこの辺に仕舞っておいたはずだけど…あ、あった!

 ちゅうわけで、上手に記憶の片隅から引きずり出してみせますとも。不良生活7日目にそろそろスケを出して、パッと盛り上げたいなって頃合にそういうことが都合よく起こることもある。それもまた戦場特派員人生。
 
 正直、ノンフィクションだけど、単なるノンフィクション自慢話みたいになるし、この話は本筋とは関係ないので全然書きたくなかったけど、どうせ本筋なんてないも同然、ならもう裏筋立てて話しちゃう、人生一回こっきり(今のところ)の逆ナン体験赤裸々告白、いいか、婦人警官に職質されたってオチじゃねえぞ、お前ら、目ん玉見開いてよ~く見とけ、俺のプレイボーイぶりをどうか見守っておくんなまし!
 
 クドクド前置きはさすがの俺もイヤになってきたので一旦このへんで切り上げて、さ、はじまりはじまり。とくとご覧あれ。

 とか言いつつのまだまだ単なる嫌がらせ中が、俺がこのマックに至った紆余曲折である。もちろん秘書にはこんな余計なことは一切語らずに、


 とりあえず我が社の福利厚生自慢がてら、「それは大変だったねえ。とりあえず食中毒の危険のないポテト食べる? ココだけの話、うちはケッチャップつけ放題だよ」と我が社の社食の素晴らしさをアッピ~ル。

 どうせ、こうやって秘書をまんまと愛人にしてるんでしょ、普通の会社じゃみんな、薄汚いケッチャップな手口手篭めで。もちろん最初からそのつもり、ケチャマンの日だって構うもんか、ですってよ。


 と書けば書くほど嘘の上塗り感がてんこ盛りされる気が…おかわり! 


 で、まあ、秘書がなんたら市場のなんたらっていう店に行きたいと言う。

 一応、ガイドブック片手に親切丁寧に説明したが全然分からないみたいなので、仕方ないから社長さんも同伴出勤し、一緒について行くことになる。
 
 マックを出て、社車のタクシーに乗るとメーターが前の客が乗ったままなので、「元に戻せよ!」と社長の太っ腹を見せつける。
 
「わ~、すごい。何されてるんですか? 学生さんですか」と口調は丁寧なんだけど、どこか馴れ馴れしいソープ嬢との会話みたいのをタクシーの中で交わす。
 
 どこにスパイがいるか分からないから、いつもは身分は明かせないとか言っているくせにだが、このお抱え運転手は絶対日本語分からない、大丈夫と判断。
 
「一応、去年の3月までは学生だったけど、今や立派な社会人で戦場特派員とか社長(ゴッコ)とかやってる感じかな」と一応警戒し、自称プロは取って、代わりに社長(ゴッコ)をつけくわえて、簡単に自己紹介しておく。

 今思ったが、社会人と戦場特派員って食い合わせ最悪な感じだな、下痢ピ~ピ~。
 
 後は名前だ、年齢だ、出身地だを簡単に語り合った後しばし、クーラーの轟音が狭い車内を占める。下ネタ言いそうになったので、沈黙は金玉が欲しい秘書の新たな問いかけに、仕方なしにテレクラっぽい会話再開。

「もうどれくらいバンコクにいるんですか?」
「ハァハァ。もうかれこれ一ヶ月ちょいかな。パンツ何色?」
「ちょっとした短期留学ですね」
「ハァハァ。まあ、そんな学生さんみたいな甘っちょろいもんじゃないけどね。今、タイの内務省にカレン族の難民キャンプの取材許可証を申請していて、その結果待ちかな。もうバンコクの国連高等難民弁務官事務所や国境なき医師団の取材は終えちゃったから早く現地に飛びたいんだけどね。まあ、待つのも大事な仕事のうちだから。パンツ何色?」
 
 ごもっともな意見をつらつらと述べた後、よくよく考えたら、この女は女スパイかもしれないので、バンコクで体調崩してチェンマイ静養に行ってうんこ漏らした話政府のクソ野良メス犬に噛まれてビックリした話は職業的守秘義務本能から伏せておいたぜ。

 顔と名前が売れてナンボが芸能人なら、顔と名前が売れなくてナンボがスパイである。
 戦場特派員は明らかに後者に近い。

 もちろん、そんな戦場特派員界にも広報係はいて、戦場特派員枠だ戦場カメラマン枠だのテレビ文化人として、戦場特派員業界のPR活動をする必要はある。

 いつの時代にも、そして業界を問わず、広報係の希望者は常に一定層いるおかげで、心の贅肉ゼロでストイックな俺は自分に酔いしれながら、人知れず潜伏活動に励める次第である、たまに反広報活動を兼ねながら。

 そっれにしても、パイオツでけえなあ。でも、おっぱいカイデーだと最初はテンションあがるけど、すぐに持て余すんだよね、「ああ、もう揉むのも面倒臭せえや」って、別におっぱいマニアじゃないから。

 横目で凝視していたおっぱいに別れを告げる。
「まあ、いろんな戦場特派員がいるからね。100人いれば100通りの戦場特派員がいるもんさ」

 どうだ、決まった! なにが? いや、違うんですよ。俺が戦場特派員業界の広報係でPR活動するなら、このくだりは傾向と対策的に全カットしますけど、今は反PR活動中ですから、全然構やしねえよ。構うならちんちん構ってくれよ。誰が、はぐれ戦場特派員下ネタ派やねん! 下ネタと親父ギャグで反PR活動を推進!

「下ネタ派?」、「あ、いや、シーモネーターってタイ語でかわいいって意味。できたてのタイ語だけどね」と上手に誤魔化したが、タイに来てからほぼ独居老人生活で誰とも話さず独り言をいう癖がついているから、気を付けないと。 

 そんなこんなで無事に目的地に到着。ちなみに、タクシー代は当然秘書が払う。
 どこのこの広い世界に、秘書連れの社長自らが自分の財布を開けて、「あ、2000円と30円あります。300円おつりください。後、領収書も」なんてみみっちいことするんだ。
 
 そして、どこのこの広い世界に、自称プロ戦場特派員にタクシー代を払わせるようなバカ女がいるんだ。
 バンコクの、いや世界中のエチケットだぜ。
 
 淑女の皆さん、自称プロ戦場特派員に金を出させちゃ、女の恥、女が廃りますぜ。
 間違っても、「ワリカンで」とか上のお口が裂けても言わないように。
 女のくせに手持ちの金を持ってなくても、下のお口にガマクチ持ってんだろ、ちょっとそこらで小銭稼いできたまえ、待ってるから。

 どうしてもこの俺様に奢って欲しいって言うんなら、一緒に食い逃げ乗り逃げヤリ逃げ万引きコースにご招待!
 
 んで、なんか服屋とか雑貨屋とかで一緒にグダグダお買い物して、もうご立派な戦場特派員ゴッコもイヤになったから「ねえねえ、服見てると勃起しない? あ、女の子ってチンコないんだっけ?」と下ネタ解禁し、一気にスムーズになった流れに乗って「もうこうなったら、スケート行こうそうしよう」って急展開に!。

 実はこの近くにあるワールドトレードセンターは8階に、アイススケートリンクがあるのを以前、時間つぶしに眺めていた館内案内で発見し、ずっと行きたかったんだけど、さすがに仕事サボって、ひとりでスケート行って、まんまと骨折とかしたらカッコ悪い名誉の負傷帰国になっちゃうじゃん、「恥ずかしながら帰ってまいりました、骨折で、ひとりスケート中の」って上のお口で言えない。
 せめて仕事サボって、女とスケートデート中に骨折のほうがカッコいい名誉の負傷帰国みたいで聞こえがいいじゃん。

 とりあえずホテルにたくさん買った荷物を置いて、スケートできる服に着替えに行くという流れになる。

 おいおい、真昼間からなんだこの急神展開は、ほぼセックス誘われちゃった系っしょ。
 この急な流れが作りっぽいからこそ、本当っぽいわけで。えてして、青春ってそういうもんじゃん、エテ公、うきぃ~。
 
 それにしても、真っ昼間から初対面の男をホテルに連れ込むなんて、いくら相手が戦場特派員という硬派なナイスガイと言えども、これはもう、この女は、あ、今、アナタが思い浮かべたのときっと一緒だわ、じゃあ、せ~の~、俺に一目惚れ!

 え、誰だ、美人局だ、ビッチだ、新手の手の込んだホテトルだと言ったのは!

 挙げ句の果てに言うに事欠いて女スパイだと! 世間様の言っていいことと悪いことの区別くらいもつかんのか、毎日毎日異国の地バンコクでブラブラして、来る日も来る日も昼マックで日がな一日読書しているだけの自称プロ戦場特派員に女スパイなぞ、まあ、そういうエロ展開もありっちゃありで、逆に悪くないかも。 

 とりあえずタクシーで、ってまだ行ってなかったんかいな! 秘書のホテルに向かう。

 車中では、昨晩、ひとりでキックボクシングを見に行ったら、試合を終えてリングから降りてきたムエタイ選手に「今晩、俺を買わないか」と言われたなんて話を、未来の寝物語の枕に。
 
 まあ、どっか聞いたことあるようなお話だけど、だからこそね、この女の話のほうが胡散臭いでしょ、俺なんかの話より。

 そして、いまさら俺のナチュラルボーン戦場特派員の勘が告げる、ハニートラップの匂いがプンプンするよ、って。

 タイの内務省の奥深くまで、非合法なやりかたで食いついていたので、当然目をつけられていたのかもしれない。

 ヤサは定期的にコロコロと替えていたが、最近昼間はいつも同じマックで過ごすことが多かった。そんな慢心につけこまれたのかしれない。

 俺の戦場特派員の血がずっと危険を知らせるが、海綿体の血の方がもっと大騒ぎで「もう出ちゃう、もう出ちゃう」と危機を知らせまくる。

 ま、ハニートラップも美人局も時にまたよし。騙されてみる器のでかさも必要だろ、ちんちん、でっかくなってるし、ものすごくヒマだし、退屈しのぎになれば騙されてもいいじゃん、身ぐるみはがされても大したもん持ってないし、逆に商売道具のカメラだビデオカメラが盗まれたら、正々堂々と帰国できるじゃん、「後1歩で大スクープを獲れるところでしたが、車にひかれそうな子犬を救っている一瞬の間にカメラバックを盗まれました」ってちょっと嘘美談を交えつつ。
 
 それもそうだな。じゃあ、俺を買いたいなら買うがいい。
 いつだって開店休業セールで、在庫一掃の叩き売り大バーゲン中だ。
 
 ホテルに着く。俺がこの前泊まった高級ホテルより全然いい某有名ホテル、いくらツアー特典で有名ホテル宿泊つきとは言え、親のすねかじりの学生さんのくせに。

 え~、むかしっから、隣の親の脛は太く見えるなんて申しますが、でっかいロビーで待っててとも言われないので、フラフラ部屋までついていく。

 物陰にムエタイ選手が潜んでいるタイプの美人局じゃないかと部屋を見渡しながら、もしそうだったら3Pかあ~と未来予想図。
 
 とりあえずムエタイはいないようだ、チッ。洗面室に着替えに行った女をおとなしく部屋の中で待っているというのもアレだし、こういうとき、つまり女にマックで逆ナンされて、買い物付き合って、スケート行く前にとりあえず荷物が多いし、着替えたいから一旦ホテルにいくとホテルの部屋につれこまれたとき、とりあえず「ヤラせろよ。どうせ最初からそのつもりだったんだろ」と押し倒して一発やっちゃうのが男のコの礼儀かと思ったが、これからスケートするのに足腰立たなくするのもアレだから、まず前戯のスケートしてからという焦らしプレイ選択。意気地なし設定!

 ようやく着替えから戻ってきた秘書のちょっと不満顔に選択ミスを感じる。
 やっぱソッチかあ~。
 もう滑っちゃったみたい、ススイのス~イ。ほ、ホントですよ~、ヤッてませんよ~。

 お着替えチェック! 一瞬で値踏みする。

 そう、俺は金持ちの女としか付き合わない。ちんちんは別建てで、ハニートラップ可美人局可誰でも可。

 中学時代にそのことに気づいた。

 ナチュラルボーン戦場特派員の俺は、戦場特派員が生き残るエッセンスをかぎ分け、生涯金持ちの女以外と付き合うのをやめたのだ。

 高校時代の最初の彼女は、あ、童貞は小6で捨てたましたけどね、ええ、3Pで、はい。地方ではお大尽みたいな豪邸に住むやり手実業家の娘だった。その後、金持ち下ランクだと医者とか公認会計士の娘、金持ち上ランクだと田園調布のお嬢様とか、某県の長者番付に載るほどの遺産が転がりこんできたボンボン2代目の娘とかこれ以上、言えませんよ~。

 ヤクザがある一定層の女にモテるのと一緒で、戦場特派員はある一定層の女にはモテます。

 ああ、もちろん最初から豆商売する気満々の女にはモテません。ただ、豆商売志向の女とキノコ商売の男は、働かずに三食昼寝付き、働かずに三食昼寝&戦場特派員活動つきと方向性は同じなので気は合います。

 お互いのテリトリーは決して犯さないから、気軽に割り切って純粋なるチンコマンコの交流は活発にできます。あくまで結婚ができないだけです。

 これからの時代、小さい頃から野球やサッカーなんて玉遊びやるくらいなら、戦場特派員になって玉遊びしたほうがいいと思うぜ。なんなら戦場特派員を義務教育にしたっていい。そうすれば戦場特派員業界の裾野も広がって結構結構、安泰安泰。

 野球のドラフト1位なんて毎年12球団で12人もいるわけだが(好きだねこの話、野球部大嫌いだからしょうがない)、しょせん1ヶ月にひとりレベルの逸材だから、野球人口が10倍になったらほとんどプロにすらなれない。

 しかし100年にひとりレベルの俺は戦場特派員人口が100倍になっても淘汰されるどころか、100倍ビックになったピラミッドの頂点でウハウハですよ。

 戦場特派員の金と女の話はとりあえず以上だ。

 さて、ファッションチェックの結果、残念ながらこの秘書は面接の段階で会社員の娘と分かっていたのでお付き合いも結婚もできませんが、ちんちんは別建てなので、おつきあいはできます、ええ、お突き合いですとも、差しつ差されつ。

 サイテーでもいいもん、心はストイックだけど、チンコはストイックじゃないから、もうデップリで、ちゃんとハゲてます、もう常にズルムケ自由恋愛! ハニートラップでも美人局でも清白濁併せ飲もうじゃないか。今夜はとことん飲むぞ。

 まあいいやと、とりあえずタクシーで、ワールドトレードセンターは8階のアイススケートリンクへ行き、スケート前戯プレイ。レクリエーションの社内運動会みたいなもんさ。

 もちろんアイススケートの入場料とか貸し靴代とかジュース代も全部女持ち。リーマン戦場特派員以外、自称プロ他称プロを問わずフリーランスの野良犬戦場特派員なんて小銭すら持ってないのは世界共通認識なんだから、女がサッと払っておけばいいんだよ。

 彼女も両親の教育が良かったのか、まだあたら若いのにちゃんとそのへんの世間の機微ちゅうもんが分かっている。よくできた秘書だよ、もうけもん、いい拾い物だったね。

 たっぷりスケート前戯プレイで汗を流し、足腰フラフラになって外に出たら、南国のでっかい太陽がビルの狭間に垣間見える地平線に沈んで、シッポリと南国ムード漂うナイト。二回戦目のお膳立て気分も高まる、いや、一回戦目のヤル気モリモリ!

 行きつけの店があるんだとマックや8番ラーメンではなく、当たり前だろ自腹じゃあるまい、おごりでそんな豚どもがエサを貪り食う共喰い店にいくか、東急にある日本料理屋にタクシーで乗りつける(女払い)。

 いや~、飲んだねえ、タダ酒、食ったねえ、タダ飯。
 だもんで、日本料理屋の途中から記憶が一切ない。
 
 ふと気付いたら、俺はフカフカのソファに腰掛けていた。
 辺りを見渡すとどこか見覚えのある高級ホテルのふきぬけのロビーみたいところで、シーンと静まりかえったところに俺が悪態をつく日本語の大声がこだましている。
 
 見たことない日本人の若い男が「大丈夫ですか、お静かにお願いします」と繰り返している。
 ここはどこ? 私は誰? お前は誰?
 
 なんじゃ、こりゃ~。夢か現か、どうやら現のほうらしい。

 どうやら秘書の泊まっていたホテルのロビーで、日本人のホテルマンになだめすかされている真っ最中だったらしい。

 秘書の姿はどこにもない。時計を見ると23時過ぎ。

 よく分からぬまま、日本人ホテルマンになだめられつつ厄介払いで見送られ、ホテルからメータータクシー(51B)に乗って(自腹)、俺のボロホテル着。

 そのままバタンキュ~。今日の反省会は明日、明日!
 
○本日の出費、「計算するのが面倒臭いから、各々で適当にしといてよ」B。ついでに一日の流れも「いちいちうっとうしいから誰か簡単にまとめといて」ジャ~。

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