なにもないがあった一日と品田遊さんの本の感想

今日のことをしばらく忘れないであろう。といってもどこかに行ったとか、やったとかではなく、本当になにもない一日だった。10時に起きてひるまでだらだらして、夕方16時くらいにすき家でまぐろ丼を食べて、ドトールに行ってコーヒーを飲みながら本を読んだだけの一日だった。
なんでこんな日を忘れないと思うのかはわかんないけど、なんとなーく。
ただ、昨日のよるに友達(と思わしき人間)と通話していたとき、少し苛ついてしまったことが原因なのはわかってる。苛ついても反論するやる気がわかず、結局通話を切るというただ逃げる行為を取ってしまった。ほんの一言だけ気がかりだっただけなのに、逃げてしまった。その人もそんな悪気がなかったのかなと思う。ただ自分がその一言に勢いで乗っかることができず感情の谷に落ちてしまったためにあんなことをしてしまった。今日はその一言についてずっと考えながら過ごしていた。具体的にはそんなどうでもいい一言についてずっと考えている自分について考えていた。本当にどうでもいいのに何やってんだろーとか、これ中学生の悩みみてーなのに大学生で悩むことじゃねーよなーとか考えてた。そして一日考えた果ての結論が「最近いろいろうまくいってたからその代償として神が私に与えた試練」ということにした。やっぱり困ったときは神頼みなんだなー。昔の人が神を考えた気持ちもわかる。いまM1グランプリやってるし、もうすぐワールドカップの決勝も始まる。色んな人が神さまにお願いしていることだろう。神様お疲れさまですお茶とか淹れましょうか?

今日読んだ本は品田遊さんの名称未設定ファイルという短編集。現代のデジタル化社会に「おい、いいのか?こうなっちまうかもしんねーぞ?」と小突くような話がてんこ盛りだった。止まりだしたら走らないに比べるとちょっと怖めな雰囲気を感じられた。藤子不二雄短編集に近いような雰囲気だった。一般男性を観察するスレの話は、私がよくする妄想に近かった。私の妄想の場合はYou tube LIVEで永遠と自分の背後を三人称視点のように映し、コメントでいろいろと言われる、というものだが、スレの話はその妄想をより鮮明に文章化していた。予想道理かなり気持ち悪いものに仕上がっていた(いい意味で)。品田遊さんの作品はこういうちょっとた妄想をしっかりと物語として完成させているのが良い。短編集だけど次々読みたくなった。ホットコーヒーSサイズ2杯で読み終えた。


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