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証拠の集め方&財産の隠し方

今まで紹介した区や市の相談、警察等は離婚するための相談実績を作るためです。なにより本当に困っていますから。
「夫によって、とても困った状況に置かれている」ということを相談してきてくださいね。
 家でもできることがたくさんあります。それは夫との会話をこっそり録音すること。そして資産状況を把握すること。我が家は家計を夫が握り、確定申告の資料さえ見せてくれなかったので、なかなか大変でした・・。

具体的にとっておいたほうが良い資産状況はこちらです。
・夫の課税申告書や確定申告書
・夫名義の銀行預貯金口座
・持ち家の場合は、登記簿謄本
・自宅のローン残高
・自宅を机上査定に出し、負債がのこるか資産になるか把握する
・夫の生命保険や学資保険の把握

使えそうなものは、とりあえず写真に撮りましょう。わたしは撮った写真を、Googleドライブに格納していました。こうすれば、仮に夫がわたしの携帯を壊したとしても、ネット環境さえあればいくらでも取り出せますから。

上記の理由で、ボイスレコーダーはPCに繋げられるものをおススメします。あなたも家でさんざん言われていますよね。暴言の数々。
夫はわたしに暴言を吐くときは、きちんと家の窓を閉めていました。わざわざ閉めにいっていましたが、実は録音とっているのだから無駄な行為でしたね(笑)。
あとは携帯の録音機能もおススメです。携帯をいじっているふりをしてささっと暴言を録音できて便利なので、有益なものをたくさんとれました。
 調停や裁判を見越しているのですから、証拠は何よりも大事になります。「疑わしきは罰せず」の法の大原則を適用されないように、証拠はきっちり押さえましょう。
(このあたりは、不倫をしている配偶者にも当てはまります。「怪しい・・」だけで終わらないように、LINEのやりとりなどがあればきっちり抑えましょう。逆にないと、ただの「妄想」で終わってしまいます。)


 わたしの夫は思ったことをそのまま口にするような人で、非常に素直なタイプでした。ですから、彼が策を弄するようなことを考える必要はなかったのですが、非常に頭の良いDVやモラハラ夫の場合は、本当にこっそりと行う必要があります。
 自分が妻を精神的に追い込んでおいて、妻が錯乱している状況をこっそり録音し、裁判で親権を勝ち取ったケースもあるとか。

また夫からの罵詈雑言を言い返してしまうと、警察などで「言い返せるなら大したことない」とみなされる場合もあります。10回あるうちの1回言い返しただけでも、そのように受け取られてしまうことがあるので、仮にあなたが弁が立つ場合は、その箇所はできるだけ録音に入らないように。
夫側が自分を監視・録音している場合があると念頭に入れて、行動をしましょう。


もしも夫側ではなく、あなたのほうに預貯金がある場合には、夫に見つからないように隠しましょう。具体的には夫が知らなそうな地方銀行に口座をつくり、そこにお金を移してしまうのです。
 相手が預金通帳などの情報を開示してくれない場合に「調査嘱託」という制度が使えます。これは裁判所を通して、裁判所の権限で情報開示させることができる制度です。でもこの調査嘱託は、すべての銀行に使えるわけではありません。「〇〇銀行△△支店さん、夫の口座内容をみせてください」という方法なのです。なので、「へそくりがあると思うがどこの銀行にあるのかわからない」では、調べようがありません。ですから、夫が存在さえ知らなそうな、どこかの地方銀行をおススメしているのです。

 ちなみに財産分与の対象は「別居するまで」なので、別居してから取得したお金に関しては、お互い財産分与の対象にはなりません。

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