フィルターバブルの成れの果て
noteとTwitterのために新しくメールアドレスを作ったら、毎日毎日読みもしないのにメールが来る。
大体のサービスはアプリでもマイページでもあれこれ通知が来るのに、それに加えてメールなんて誰が見るんだろう。Gmailはソーシャルタブとプロモーションタブをデフォルトで分けてくれているからまだマシだが、最近はメインタブでも自動で重要タグが付いたもの以外はスルーするようになってしまった。時々必要なメールを見落とすこともある。
要らないんだったら設定を変えろというのはごもっともだ。
ネットショッピングやニュースサイトに登録するたびに出てくるメルマガのチェックボックスはできる限りオフにしている。
それでもオプトアウトしないとあれこれ送りつけてくるサービスは多い。わざわざ一つ一つアクセスして、うろ覚えのIDとパスワードで試行錯誤しながらログインし、設定ページの奥の方にあるメール配信の項目を探す手間を考えると、自動振り分けされたメールを無視するほうがコスパが良いのだ。
同じようなことはフィルターにも言える。この間ちょっと安倍さんの国葬をネタにしたらその後やたらと国葬関連のnoteが通知されるようになった。こちとらそんな政治ネタに熱を上げるほど興味はない。
投稿の下に表示されるようにしている関連記事で興味のあるものを見つけたときに覗きに行くくらいでちょうどいい。
未だにだれもフォローしてないのは発信主体でありたいのに加えて、エコーチャンバー化するのを嫌ってのことだ。バズっているトピックをフォローするのには飽き飽きしている。長文でいい話を連投する有名人がたまに自分の価値観と合わないことをお上品な表現で腐して信者フォロワーの「同感です!」というコメントであふれるのも、面白い記事を色々流してくるなと思ってフォローしたメディアがタイムラインを埋め尽くすのも、一方向の思考しか見えなくなる原因になる。
かといって安直に反対意見をフォローすればよいかというとそんなことは全くなく、本当にクソリプだったり思い込みの感想でしかなかったりする。かくして両極端なノイジーと信者ファンネルで埋め尽くされた地獄のタイムラインが出来上がる。
最近のインターネッツは「欲しい情報」は得やすくなったけど「正しい情報、望ましい情報」を得るのは年々難しくなっている気がする。
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