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【挫折学】講義㉒「挫折経験と上手に付き合っていくために4 ~挫折から何を学べるか~」

それ以外で言うと、挫折から何が学べるかというような観点で見てみるのもいいかもしれません。ポジティブにということではないのですが、「その経験は自分に何を言おうとしているのか」であるとか、「どういうことを伝えようとしているのか」というふうに考えてみるだけでも、悔しさ以外の感情が生まれてくるかもしれません。

私自身、がん罹患をきっかけに挫折を経験したときも、ここから何が学べるのかと考えたことで、「これはもしかしたら自分にしか伝えられないことを伝えるようにと神様が言ってくれているのかもしれない」という捉え方をすることができましたし、あとは「自分自身、どんなに頑張ってもできないことがあるんだ」とか、「自分の努力だけでは不可能なことがあるんだ」ということを学ぶことができた結果として、同じような経験をされた方の気持ちが少しずつ分かるようになってきました。

それによって人生がいきなり好転するわけではありませんが、同じような思いを抱えている人の気持ちをわかるようになるというのは、今後の人生において決して無駄にはならないと思いますし、その結果としてこういうブログを書けているということからも、「どういうふうにこれを学びにできるか」というような視点でものが見れるようになったのは良かったのかなと思います。

(【挫折学】講義㉓につづく)

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