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【挫折学】講義①「そもそも挫折とは何か」

「デジタル大辞泉」の解説によると、「挫折」とは、「意気込んで行なっている仕事や計画などが途中でだめになること。また特に、そのために仕事をする気力を失うこと」と記載があります。

例えば、勉強やスポーツ、仕事などで目標を立て、計画を立て、実際に取り組んでいく中で、結果が出ないであるとか、自分から諦めてしまう、ということが挙げられると思います。

またそれによって今後の意欲や気力をなくしてしまうということもあるかもしれません。

まだ途上にいるのに、「もうダメだ」と自分から諦めてしまうというケースもあれば、大会や受験といったイベント、つまり自分のコントロールが及ばない範囲で、結果が出なくて、道が閉ざされてしまうということもあるかもしれません。コロナの影響や自身のケガといった外的要因から諦めざるを得なくなることもあるでしょう。

その後も自分の意志でやり続けることができる対象であればいいのですが、我々が計画する目標であるとか、叶えたい夢というのは往々にして、社会的に制約があるものも少なくなく、自分一人が頑張り続ければ、いつか叶えられるというものばかりではありません。

例えば、高校時の部活の大会であれば、3年以内に結果を残さなければ、引退せざるを得ないという現実があるでしょうし、また、受験や就職活動などに関しても、明確な期限はないにしても、例えばやりたい職業があるからといって10年も20年もその試験にしがみつくというのは現実的ではなく、どんなに憧れていたとしても、結果として数年間採用されなければどこかで諦めざるを得ないという現状があると思います。

(【挫折学】講義②につづく)

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