「忘れえぬあの本」day4「シナの五人きょうだい」
「忘れえぬあの本」をシバリにしての7daysブックカバーチャレンジのday4は、ぼろぼろになるまで読み、大人になって買い直した「シナの五人きょうだい」。
今で言えば、中国版「X-men」か「サイボーグ009」か? (「サイボーグ009」はもう“今”じゃない?)
海の水を飲み干せる、火の中でも生きられる、
「ONE PIECE(ワンピース)」のルフィみたいにゴムゴムの体、など 、それぞれが超能力をもった5人のよく似た兄弟が 、王様の無理難題や拷問に打克ってシアワセに暮らす話。
以前、どうしても子どもに読ませたくてさがしたところ、 絶版になっていました。
どうも、「シナ」という言葉がいけなかったようです。 「ちびくろサンボ」などと同じです。
だけど、「中国の5人兄弟」じゃ、ゴロが悪い。
「シナの五にんきょうだい」は名タイトルだと思います。とっても面白い話だし、 別に中国人を差別したようなところはないし。
たしかに挿絵の5人は、 いわゆる辮髪(べんぱつ)・細い釣り目だったけど、 これで「絶版」かー、と納得いかない私でありました。 すると、数年たって、なんと復刻版が出たのであります!
もちろん買いました!
A4ヨコ長の本は、昔はペラペラだったんだけど、 復刻版はハードカバーになっていました。
(出版社も変わっています。復刻版は瑞雲舎で、もとは福音館書店。「こどものとも」のシリーズだったのでは?)
もう子どもはずい分大きくなってはいましたが、
読ませましたよー。 私が子どもに「絶対読みなさい!」と命令した本は、 これと「ナルニア」しかありません。
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