見出し画像

kindle出版、一番大切なのは「企画書」

一人で書いて、一人でまとめて、一人で出版。
著者としての執筆、出版社での編集作業、表紙の装丁から出版まで、全部自分やるからコスパが最高なのが、Kindle出版のうまみです。

お金はかからないけど、時間と労力と、そして「知恵」がかかる。

だから最初が肝心です。まずは「知恵」。
出版社では、必ず最初に「企画書」を作ります。
どんな本を作りたいのか、どんな人に届けたいのか、著者はどういう人なのか。そういうことを、1枚の紙に落とし込む。それが「企画書」です。

全部一人でできるからこそ、陥りやすい落とし穴

まずは著者が書き、それを編集者がテンプレートに落とし込み、課長が見てダメ出し、さらにブラッシュアップして編集会議にかけ、そこでもダメ出しくらい、「これじゃ売れないよ」みたいなこと言われて、またまた書き直し。「これを絶対世に出したい!」と思う編集者と組まなければ、「すみませんでした、この企画通りませんでした」で終わるのが、これまでの「本を出す」狭き門だったんです。

自分が全部やるから、スイスイスイってアップロードできちゃうところが、一番コワいところなんですよね。

企画書は、出版までのロードマッップ

この「企画書」をしっかり書けば、あとは一気に書くだけ。
ただ、「著者」の自分は暴走しやすい。
書いているうちに、横道にそれやすいんですよ。
はっと気がついたら、メインテーマと全然関係ないエピソードが大きく膨らんでいたり、主人公より脇役の方が魅力的になってしまったり、ノウハウ本だったはずが、苦労人の一代記になっていたり。
だから、時々「企画書」を見て、我に返ることが必要。

暴走しちゃった時ばかりじゃない、「書けなくなった」時も同じ。
「あれ?ゴールはどこだったっけ」
一体、どんな本を書こうと思って始めたのか、それを思い出すだけで、また筆が進むようになるはずです。

企画書は、途中で変えてもいい

でも、必ずしも企画書通りに作らなくていいんです。
そこがkindle出版のいいところ。「企画と違うから出版は取りやめ」と、あなたに引導を渡す人はいません。

その代わり、「企画書から書き直す」ことは、しましょう。

企画書から外れたら、やはり本としては形がしっかりしていないのです。
途中で書く方向が変わったら、企画書から書き直し、別のゴールを目指した企画書からもう一度始める。そのくらい、企画書は大切なものです。

「編集者」は「著者」と一緒にゴールする

ただ、一歩も進めないまま、そこにそこにうずくまってしまう事、よくあります。そんな時、編集者が伴走してくれていると、とても助かる。

だから、kindle出版でも、伴走者がいると気持ちが楽になる。
迷った時、一緒にロードマップを見てゴールの方向を探してくれる、そんな相棒がいたら、頼もしいですよね。

だから「どうなってますか?」「どこまで書けてますか?」という声かけは、単なる締切の催促という側面ばかりではないのです。
著者と一緒に出版したいという情熱があるからこそ、編集者は声をかける。
逆に、「じゃ、書けたら連絡ください」みたいなほったらかし編集者は、全然仕事してないのと同じですよ。

「書けたらゴール」ではない!

もう一つ、重要なことがあります。
一応最後まで書けたら、「見直し」をしなくては。これも、自分でやらなきゃいけない。自分で自分の間違い探すの、大変ですよ。だから「他人の目」としての編集者がいるんですね。
著者なあなたが「書けた!」と思っても、編集者のあなたがダメ出しをする。そういう構図ができていなければ、いい本にはなりにくいのです。

企画書作成と同様、ここからのブラッシュアップが本当に重要になるのです。紙の本を自費出版する場合も、出版社はまず原稿をもらったら「編集提案」というものをします。「こうしたら、もっと良くなりますよ」というアドバイスですね。

「あなたの心」を持ち、あなたと一緒にロードマップを確認しながら、あなたとは違う視点を持つ、そんな編集者に、私はなりたい。

「自分の味方になってくれる編集者」をお探しの方は、以下へ!

https://nakanodo.thebase.in/


1冊の本を書くためには長い時間が必要です。他の単発の仕事を入れずに頑張ることも考えなければなりません。よろしければ、サポートをお願いいたします。