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[ポケモン]ニョロトノ限定ゆびふり大会メモ ハチマキ軍曹

初めてシングルのゆびふり大会に出てみたので感想文書きます。

ルールと主催者様のTwitterはこちら。

ニョロトノのみ使用可能と言うことと、持ち物に制限があるルールとなっています。

●考察

かなり限定されたルールなので考えることは少ないですが、最低限前提として考えるところだけ洗い出します。

・特性
「しめりけ」「ちょすい」「あめふらし」の中から選択ですが、この中だとどう考えても「ちょすい」が強い。1タイプを完全に無効化出来る上に回復まで出来ます。
「しめりけ」は「じばく」「だいばくはつ」といった自滅技で運負けする可能性を消してくれますが、逆に相手の運負けを消してしまうというデメリットもあります。

・性格補正
まずニョロトノの種族値は
90-75-75-90-100-70
と、とくぼう、とくこうが高く、当然ながら性格補正はとくぼうにかけるのが一番効率的です。
つまり数値の効率だけ見れば「おだやか」が一番このポケモンの能力を生かせるように見えます。
ただ、このルールでは相手もニョロトノ以外居ないので、攻撃面は特殊方面に寄せるのが強いとは限りません。

・努力値配分
型によって多少ばらつくと思いますが、HPと素早さには若干考える余地があると思います。
HPは無振り165、努力値極振りで197と高めなので、ここからHP効率を考えると8n-1及び16n-1をクリアできる実数値175(76)または191(204)が最適だと思われます。
また、このルールはたべのこしが禁止アイテムなので、16nにする必要もありません。
強いて言うなら混乱実の回復効率を上げるために3nにすることはあり得ます。

素早さは難しいところですが、努力値効率を考えれば基本4振りはするので実数値91が最低ラインになりますし、それがわかっていれば無振り+2が無難な所。
実際先に動けるかどうかはかなり重要で、かつ今回のような仮想のダメージ計算が出来ないルールでは微妙な耐久調整も意味をなさないので、HPと火力以外は素早さに降りきってもいいまであります。
少しでも耐久に回したい場合は実数値92(12)
くらいがボーダーになりそう。

※()内は努力値です。

・持ち物
使用率が高そうな物をあげてみます。ちなみに禁止の持ち物は「ゴツメ」「たべのこし」「チョッキ」の三種類。

★回復実
前述の通りHPが高く耐久に優れているので、場持ちを良くするためには一番無難で強いと思います。言うことなし。

★命の珠
正直弱いと思います。HP調整しても最大11回の攻撃技で相手を倒せなければ自滅と言うことになるので、引く技が弱いと普通に負けます。

★ヒメリのみ
最大PP16しかない所を26回にできます。使い方としては技のPPを枯らされる技の対策の他に、長期戦時に悪あがきで自滅することを防ぎます。ニョロトノは耐久に振ればこの型も強そう。

★こだわりはちまき/こだわりメガネ
ゆびをふるのみの技構成のため、こだわりのデメリット無く使用できます。普通に強いと思う。

★かいがらのすず
たべのこしが禁止されてる以上、継続的に回復する手段はこれしかありません。

★メトロノーム
連続で同じ技を引かないと効果乗らないらしい。よわ。

●個体詳細

という事で、ここまでの考察を踏まえてニョロトノを育成しました。

殴り勝つハチマキニョロトノ


性格:いじっぱり
特性:ちょすい
努力値:204-244-4-0-4-28
実数値:191-138-98-99-121-95
持ち物:こだわりハチマキ

物理型のニョロトノ。
ニョロトノは物理方面の耐久は脆く、引く技次第でイージーウィンしやすいと思ってこの型に決定。
物理型のメリットはそれだけでなく、そもそもゆびをふるから選ばれる攻撃技は物理の方が若干種類が多いらしいので、拘るなら確率の高い物理の方がよい。
また、お互いPP切れまでの長期戦に持ち込んだ場合、「わるあがき」が物理技であるため、物理に振った努力値と性格、さらにこだわりハチマキの補正が最後まで活きるというメリットもある。
ちなみに簡単にダメ計すると、
C特化ねっとう(威力80)が無振りニョロトノに対して17.6~21.2%
A特化たきのぼり(威力80)が20.0~23.6%
と、ダメージ率がここまで違う。

努力値の意図は
H 16n-1
A 出来るだけ高く、ハチマキの1.5倍の補正を最大限活かすために偶数
BD ランク上昇の恩恵を受けやすくするため偶数
S出来るだけ速くしたかったので余りを全振り(無振り+5)


■長期戦で活きる最遅ニョロトノ

(フレ戦で使用)

性格:なまいき
特性:ちょすい
努力値:252-0-252-0-4-0
実数値:195-80-127-110-135-67
持ち物:マゴのみ

実際には使わなかった個体。フレ戦でのみ使用した。

先の個体とは真逆の完全な耐久型。
プランはとにかく16ターン凌いで、相手がわるあがきで自滅してくれることを待つこと。
あえてSを下げているのは、下からわるあがきを打って反動ダメージの差で勝つことも考えたから。
また、性格なまいきのポケモンにマゴのみを持たせることで回復時に混乱するが、混乱自傷はPPの温存に繋がるのであえて混乱するようにしている。
そのためA個体値も0とし、自傷ダメージを最低にしている。

努力値の意図は
H 3n
B 脆いのでぶっぱ
D 余り

なぜこの個体で参戦しなかったのかというと、回復実だけでは16ターン粘るのはきついため。たべのこしが無いこのルールではPP枯れが発生することが極めて少なく、この型の本来の勝ちパターンを狙いづらい。
これにフレ戦をしていて気づけたのは相当大きかったと思う。

●成績

最終1位でした!

予想通り物理型ニョロトノの通りが良く、弱点高火力技で1ターンで試合が決することもありました。
ふういんしたり、不利な状況からギロチンで逆転したりと、運の良い試合もありましたが、ほとんどの試合は物理技を出すだけで高打点になり、しっかり殴り勝てていたと思います。


また、素早さを落としている個体も多かったようで、上から殴れる試合も多くあり、この点でも有利だったように思います。

●試合データ

20戦 14勝6敗 という勝率7割の好成績でした。
少しメモを残しながら対戦したので、データを並べてみます。

・特性
あめふらし 3/20
しめりけ 2/20
ちょすい 6/20
不明 8/20

不明は、あめふらし以外の2つのどちらか。

・素早さ努力値振り
95以下 17/20
95以上 2/20

ちなみに同速と思われる試合はなかった。
この結果から素早さの調整は十分活きた事がわかる。

・持ち物
かいがらのすず 1/20
混乱実 2/20
アッキの実 1/20

試合中持ち物はほとんどわからなかった。
大会終了後、バトルデータを確認すると意外とバラけていた。

・色違いかどうか
通常色 7/20
色違い 13/20

大会前にカエルの日にちなんで色違いのニョロトノが出現しやすくなるレイドバトルが行われていたため、色違いの数が多かったと思われる。

●最後に

大会を開催していただいた方やフレ戦をしていただいた方、対戦していただいた方々、ありがとうございました!

試合は結局は出る技の運なので、どこまで突き詰めても負けるときは負けるんですが、その中で勝率をどうやって上げるかというのがこのルールの面白さの一つであったと思います。

この大会を通して初めてあめふらし以外のニョロトノを育成したり、初めての仲間大会を経験したりと、本当に考察段階から育成、試合まで楽しかったです。

今後も積極的に仲間大会に参加していこうと思います。

おわり(o・~・o)。

●変更履歴

・ニョロトノの個体説明文に「わるあがきはこだわりハチマキの補正が乗らない」と記載がありましたが、正しくは他の物理技同様に補正が乗るようなので内容を修正しました。
ご指摘ありがとうございました。

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