見出し画像

[ポケモン]ヌメラレポート② ヒスイのヌメラ達の個体差について

ヒスイ地方ではポケモンの「たかさ」「おもさ」(以下、「おもさ」「たかさ」を「体格」と表現する。)について個体毎に詳細なデータを確認することができる。
このデータを収集分析し、野生のヌメラの体格についてどのような特徴があるか調査する。

●調査前提

ヒスイ図鑑のヌメラ

今回の調査では次の通りとする。

○ヌメラの平均体格
ヌメラの平均的な体格についてはカロス地方〜ガラル地方の図鑑説明の通り、
たかさ:0.3m
おもさ2.8kg
を前提とする。

○調査場所
基本的には
・試練の中洲(紅蓮の沼地)
・古代の石切り場(天冠の山麓)
の2ヶ所を調査するものとする。
ただし、大量発生の場合はこの限りではない。

○使用するボール
ボールによる制限は設けないこととする。

○捕獲した個体について
調査終了時速やかに野生へ還す事とする。
ただし雨天時等、放野に適したタイミングとする。

①通常個体の体格についての調査

体格について、平均値、中央値を調べる。
今回平均値及び中央値の調査のためのサンプルサイズの決定について、出来る限り論理的に決定したい。そこで20体のヌメラから比較的数値が分散している「おもさ」を使用して、こちらのウェブツールから母集団の標準偏差を決定し、この結果を元にサンプルサイズ(捕獲数)を決定した。

以下、ツールから得られた結果
母集団標準偏差(σ): 0.255446178284 
 
誤差0.05、信頼度95%、から
計算するサンプルサイズ:103 件

よって103匹のヌメラから次のような平均値及び中央値の結果が得られた。

平均値
たかさ:3.00776
おもさ:28.2786
 
中央値
たかさ:0.3
おもさ:2.82

この結果からヒスイ地方のヌメラの体格も他の地方のヌメラに限りなく近い事が判る。
これは時代や地方が変わっても、姿形が変わらないという事でもある。

余談だが、103匹の内メス56匹オス47匹となっており、オスとメスの割合は従来通りおおよそ5:5となっている。

②最大最小について

最大値最小値については先の103匹に限らず調査し、できる限り限界値に近いと思われる値を結果とする。
今回約300匹のヌメラを調査し、以下の結果となった。

たかさ
最小:0.24m
最大:0.36m
 
おもさ
最小:2.06kg
最大:3.80kg

たかさ最小
たかさ最大
おもさ最小
おもさ最大

この結果から通常ヌメラの体格は
たかさ 0.36~0.24m
おもさ 2.06〜3.8kg
の範囲に収まる。
ただしおもさの最小値は同値の個体がいない事等から、今後も調査が必要である。

③オヤブン個体についての調査

次にオヤブンヌメラの体格について調査した。
しかし、結果から述べるとオヤブン個体に体格の個体差は無いと思われる
この結論は以下の比較から推測する。

・オヤブンヌメラ
オヤブンヌメラは遭遇にかなり時間を要すため、私の調査では二匹のみの捕獲になってしまった。
二匹の体格は完全に一致しており、有志から頂いた体格の情報も一致していることから、体格の振れ幅は無いと推測した。

・オヤブンヌメルゴン
ヌメラのみの検証では正確な情報と決定できないため、今回は比較的遭遇難易度が低いヌメルゴンを7体比較したが、何れも体格が同じ個体のみであった。

ただしいずれのポケモンも体格以外のレベルや性別、初期のがんばり数などは一致していない。

よってオヤブンヌメラの体格は以下の通りとなる。

たかさ: 0.81m
おもさ:9.07kg

④進化前の体格は進化後の体格に比例するのか

先の②で記載した最小、最大のヌメラに加え、今回捕獲した中で一番平均に近いヌメラを進化させ、進化後の体格を比較する。
今回は、目視で確認しやすい「たかさ」について調査する。

・平均の体格のヌメラ

左からヌメラ、ヌメイル、ヌメルゴン。
以下同様の並び。

ヒスイヌメルゴン、ヒスイヌメイルには原種と違い他地方の図鑑情報がないため、暫定的にヌメラの時点で体格が平均のものを基準として考える。
結果は上記画像の通り。

・最大の体格のヌメラ

平均的なヌメラと比較すると以下の倍率となる。
ヌメラ:1.2倍
ヌメイル:約1.17倍
ヌメルゴン:約1.17倍

結果から、当然だか進化後の体格も平均的なヌメラより大きい事が分かる。

・最小の体格のヌメラ

平均的なヌメラと比較すると以下の倍率となる。
ヌメラ:0.8倍
ヌメイル:約0.8倍
ヌメルゴン:約0.8倍

結果から、こちらも当然ながら進化後の体格も平均的なヌメラより小さいことが判る。

以上の結果からヌメラ時点の個体差は進化後にも同様に影響することが分かる。
また、平均的な体格と比べ、おおよそ体格の倍率も同じである事も判る。


公式からヒスイのヌメイルとヌメルゴンの体格について公開されました。(2022/02/16 追記)

●さいごに

今回も少し畏まった文で作ってみました。習ってもいない統計の計算に触れてみたり、無理して書いているのでツッコミどころが多々あると思います。

母集団標準偏差を算出するときの「20匹」という数は結構適当です。サンプルサイズが現実的な数値になるように逆算してました。

前回はヌメラの弱さについてレポートとして書き、こちらはほぼ考察メインとなっているのに対し、今回は実際の調査で出た結果を成果としてみました。

正直結果だけ見ると予想通りな点が多く見ごたえはあまり無かったかもしれませんが、自分としてはなんとなく分かっていた部分を確証に変えられたのでとても満足しています。
実はポケモンGOでも同じように個体毎に体格に違いがありますが、こちらは個体数を集めるのがかなり難しいため断念しました。

ともあれ、今回調べた結果で更にこのポケモンに詳しくなれたのはとても嬉しく思います。
今後も疑問を持つ度に調べたいと思います。

おわり(o・~・o)。


この記事が参加している募集

#ポケモンへの愛を語る

2,083件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?