歯を削らない歯の白い斑点(ホワイトスポット)治療
ホワイトスポット(歯の白い斑点)とは
白いチョークで書いたように見える歯の表面の白い斑点は、専門用語ではホワイトスポットと呼ばれています 。
ホワイトスポットには、歯の表面のエナメル質が酸性になることによって、エナメル質のカルシウム成分が少なくなり、脱灰という虫歯の初期症状を起こして、白濁してしまうものと、エナメル質形成不全という歯ができる時に起こる白濁の2種類に分類されます。
従来までのホワイトスポットの治療法は、白い部分を削ってプラスチックで詰めるか、カルシウムを補う歯磨き粉を使用して、時間を掛けて自然治癒を待つなどの方法しかありませんでした。
しかし現在では、エナメル質形成不全のホワイトスポットに、削らないで治療する方法があります。
エナメル質形成不全を削らないホワイトスポット治療オーラループ
エナメル質形成不全は、乳歯から永久歯に生え変わる前に、永久歯が歯茎の中で作られる段階で、なんらかの原因により、エナメル質が完全にできず、そのまま永久歯が生え変わってしまった状態の事です。
エナメル質形成不全によるホワイトスポットは、初期虫歯が原因のホワイトスポットが、エナメル質の表面で起こっているのとは違い、エナメル質の内部でホワイトスポットが発生しているので、治療法が異なります。
オーラループは、私達の体の中にもともと存在する三リン酸5Na(ポリリン酸)を主成分にした塗り薬ですが、ポリリン酸の組織を再生させる効果によって、エナメル質形成不全になっているエナメル質を再生させる効果があります。
オーラループでのエナメル質形成不全のホワイトスポット治療は、オーラループを歯に浸透させるために、事前にプラズマレーザーで歯質強化改善処置を行います。
歯の歯質強化処置を行った歯面は、通常の歯面の約6倍、薬剤がエナメル質内部に浸透するようになります。
この後、オーラループをイオン導入してから、マウスピースにオーラループを入れて就寝する処置を繰り返し、エナメル質内部のエナメル質形成不全部分のエナメル質を徐々に再生させます。
*オーラループのみの使用では効果はあまりありません。
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