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コンパクトなキャプボ(&AV1)配信環境のススメ

こんにちは。ゲーム好きの和菓子(@AT12806379)です。
篝火からおよそ一月が経過し、年末までしばらく落ち着いて記事などを書ける時間ができたので、アドベントカレンダーに向け記事更新を頑張りたいと思います。

今はPCが買い時?

円安やAIによるGPU需要など諸説あるかとは思いますが、個人的に今は様々なパーツの値段が落ち着いており、PCの買い時がやってきていると思っています。
GPUに関しても、これからメジャーになるであろうAV1AOMedia Video 1)エンコードに対応したGPUが続々と登場しており、配信をかじっている者としては見逃せないシーズンです。

そこで、「ある程度コンパクトに」という条件の元、キャプチャーボードとAV1エンコードを使った配信ができるPCを考えてみます。(実質僕が組んだPCの紹介)
という事で、今回の記事は「コンパクトなキャプボ(&AV1)配信環境のススメ」です。

このPCと相性の良い外付けキャプボは前回の記事にて紹介しています。

PCケース

PCの大きさを決めると言っても過言ではないPCケース(もといベアボーン)はDeskMiniと迷うところですが、GPUを積めてある程度メンテナンス性があるDeskMeet X300モデルをベースにします。(B660でも良いのですが、Ryzen7 5700Xのコスパが良すぎ&PCIe3.0でもあまり困らないと判断)
ねじを1本外すだけで中のインターフェースにアクセスできる設計ですが、小さい故に排熱はよく考える必要がありそうです(Intel Arc A380で映像エンコード程度ならあまり気にならないですが…)。

CPU

DeskMeet X300のPCIeは3.0まで対応なので、CPUもPCIe3.0までの対応であり、安価なRyzen 5 5500をチョイス。
ただこれは(このPCを作った)数年前の話であり、今は(DeskMeet X300対応の中で)一番スペックの高いRyzen 7 5700Xが3万を切っているのでこちらを選ぶのが絶対良いです。
外部GPUを採用せず、グラフィック出力付きのRyzen 7 5700Gを採用するのも良いかもしれません。(それならDeskMiniでも良い気はしますが)

CPUクーラー

DeskMeetはCPUクーラーの高さが54mm以下である必要があります。5500か5700Gの場合は付属のクーラーであるWraith Stealth coolerが使えるのですが、5700Xの場合は付属していないので別に購入する必要があります。
元々冷却がシビアな大きさのケースですし、よく冷えて小さいNoctuaのNH-L9a-AM4がおすすめです。

CPUグリスはお好みで…(というか私が熊グリスくらいしか知らないだけ)
NH-L9a-AM4とWraith Stealth coolerはグリスも付属しています。

メモリ

メモリも価格が落ち着いていて、32GBが1万を切っています。
が、安い物でたまにある相性問題に悩まされたくない(ケチるべきパーツではない)ので無難にCrucialを選択しました。

グラボ

CPUの項で紹介した3つのうち5700G以外は、グラフィック出力が無いので外付けGPUが必要です。
これが一番お金のかけどころですが、DeskMeetは2スロットかつ全長20cm以下、電源500Wの制限があります。
そしてAV1エンコードも搭載されているとなると、必然的に比較的新しい物になります。
それらを全部加味したうえで、選択肢は3つになると思います。

GG-RTX4060-E8GB/SF

選択肢の中では最も高いですが、おそらく一般の人が使う上では最安定択なのではと思います。
この記事の目的にしているキャプボ配信以外にも、PCゲームなどもある程度できそうです。

RD-RX7600-E8GB

ちょうどカード長20cmなRadeonでRTX4060よりもやや玄人向けではありますが、実性能では負けてないらしい…!
(RTX4060よりも電力消費が多いため、500W電源だとやや怪しいですがまぁベンチマークやり続け無い限りは大丈夫でしょう)

Intel Arc A380 Challenger ITX 6GB OC

最近外付けGPU製品を復活させたIntelのGPUで、スペックでは上記2つに勝てませんが、RTX4060の約半額である2万円で低消費電力(75W,物によっては補助電源ピンが無いモデルもあり)なAV1エンコーダが手に入ります。
ドライバの安定性やゲーム用途ではあまり強くない点まで見るとやや(Intelを悪く言いたいわけでは無いですが)オタク向けです。私はこれを買いました。

まとめ

と、ざっくりDeskMeetの選択肢を解説しつつ部品を紹介しました。
僕は最終的にこういう構成になっています。

DeskMeet X300 (最安値25687円@TSUKUMO)
Ryzen 5 5500 (最安値13797円@ドスパラ)
メモリ 16GB
NH-L9a-AM4 (最安値6281円@TSUKUMO)
Intel Arc A380 Challenger ITX 6GB OC (最安値20800円@ドスパラ)

今ならメモリ32GBでも合計約7.5万ほどで組めるかと思います。
CPUを5700X,グラボをRTX4060に変更すると11万ほどで組めそうです。(どうしても10万に収めたい場合はRyzen 5 5500に変更しても良いかも)

このPCを使用したAV1配信のアーカイブを貼っておきます。

ライブ配信にしては相当きれいにできているのではないでしょうか(自画自賛)。
このAV1コーデックでの高画質な配信設定についても書きたいのですが、とても長くなってしまうのでStreamer Advent Calendar 2023にて詳細を書きたいと思います。

拙い文章にはなってしまいましたが、PC,ライブ配信周りの記事を書くのは楽しいですね…今後も新しく買う事があれば記事を書きたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
次の記事をお楽しみに。


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