【ストリートファイター6】スト6シーズン2で活躍した最優秀選手は誰だったかを選ぶ
格ゲー「ストリートファイター6」の2年目の最優秀選手を選んで見たいと思います。
2024年のスト6最優秀エンタメ企画賞
ストリーマー:SHAKA(シャカ)(「LEGENDUS 師弟杯」単独で企画・運営)
選手:該当なし
2024年のスト6最優秀コーチ賞
該当なし
2024年のスト6優秀選手賞
まとめて挙げさせてもらうが、優秀選手はこの7人となる。
ときど ひかる 翔 ひぐち Shuto 板z ももち
尚、ときどと翔とShutoは、初年度に引き続き優秀選手賞2回目の受賞。
ときど(使用キャラ:ケン)
【SFL2024】勝利数8/10 獲得P85 獲得バトル17 GF進出
【その他の大会】
CPTスーパープレミア ジャパン2024 優勝 ★Capcom Cup11出場権獲得
EVO 2024 7位
EVO Japan 2024 9位
SFL: Pro-JP 2023 国内優勝(FAV gaming)
SUPER PREMIER JAPANで優勝してのCapcom Cup11出場権を獲得。
SFLは昨年FAVでグランドファイナル優勝を置き土産に、REJECTへ移籍しリーダーとなる。
SFLでもレシャーに引っ張られたとはいえ、自身も好成績でチームに貢献し、リーダーとしては初のグランドファイナル進出。
前人未到の2年連続SFL個人制覇が懸かる。
また、SFLとカプコンカップの2冠も視野に入るだろう。ライヴァルはチームメイトのレシャーだ。
自身の魂キャラといえる豪鬼がリリースされても、ケンのままで戦えると判断しケンを継続使用した事が、現在までの好調に結びついている。
ときどチャンネルの切り抜きも含めて、YouTubeでのライブや配信企画も好評。
尚、レシャーをREJECTに引き入れたのはときどの口利きであり、レシャーがときどを尊敬していた事から直ぐにチーム参画が決まった。チームメンバーの構築もときどの功績だ。
ときどによるレシャーインタビュー
ひかる(使用キャラ:A.K.I.、マノン、本田)
【SFL2024】勝利数9/13 獲得P130 獲得バトル26 プレイオフ進出
【その他の大会】
CPTスーパープレミア ジャパン2024 9位
CPT2024 WW日本 第2回 4位
CPT2024 WW日本 第4回 7位
第5期 TOPANGAチャンピオンシップ 4位
A.K.I.というプロがほぼ誰も使っていないレアキャラを使って各大会で上位に進出。
SFLでも広島 TEAM iXAでほぼ一人で大将戦に出続けチームを牽引。
昨年のふ~どを思わせる大車輪の活躍で広島を初のSFLプレイオフに導く。
しかも、まだ20歳とSFLでは最年少。
これからが末恐ろしい選手だ。
SFL2024 Division Fの第1節では最強選手レシャーと大将戦で戦い1歩も引かず激戦を演じ、SFL2024のベストバウトにも選ばれるだろう好試合となった。
LeShar vs ひかる Division F 第1節 Match1 大将戦【ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024】
翔(かける)(使用キャラ:豪鬼、ベガ)
【SFL2024】勝利数7/13 獲得P95 獲得バトル19 プレイオフ進出
【その他の大会】
CPT2024 WW日本 第1回 優勝
CPT2024 WW日本 第3回 2位
EVO Japan 2024 2位
第5期 TOPANGAチャンピオンシップ 2位
Capcom Cup X LCQ 4位
昨年は海外を中心に名前を高めたがSFLには参加せず。
スト6で2年目の今年は満を持してFUKUSHIMA IBUSHIGINのリーダーとしてSFLに参戦。
初年度に猛威を振るった相棒のJPが弱体化と見て、直ぐに豪鬼とベガの併用に切り替え、最強キャラを2枚併用する技巧もありSFLで活躍。
豪鬼とベガという、コマンドの入れ方もキャラ特性も全く異なるキャラで、単独でも使いこなすのが難しい豪鬼を飽くまでメインの一つとして使うという常人にない発想、そしてその2枚を相手と状況によって切り替え、高いレベルで運用している例は世界的に見ても数少ないだろう。(ぷげらやときどですら、スト6ではほぼ1キャラに特化している)
特に序盤ではチームメンバーが安定するまで「大将、俺」で大将戦を引き受け続け、IBUSHIGINを引っ張ってリーグ初出場でのプレイオフ進出に成功した。
個人でもワールドウォリアー日本で1位に付けており、Capcom Cup11への出場可能性がある。
(2025/1/5追記:25年1月5日のWW日本で3位以上が確定したため、スーパーリージョン枠でCapcom Cup11出場権を獲得)
第5期 TOPANGAチャンピオンシップでも2位と健闘したが、こばやんに一歩及ばなかった。
ひぐち(使用キャラ:ガイル)
【SFL2024】勝利数7/9 獲得P100 獲得バトル20 プレイオフ進出
【その他の大会】
CPT2024 WW日本 第2回 優勝
CPT2024 WW日本 第4回 2位
CPTスーパープレミア シンガポール2024 5位
2年目でも1年目と変わらず安定感を誇り各大会で上位に位置する。
SFLではウメハラ、ふ~ど等のビッグネームがSaishunkan Sol 熊本に集まるも中々安定しなかったが、後半まで無敗を誇るひぐちの活躍でプレイオフの進出に成功した。
個人でもワールドウォリアー日本で1位に付けており、Capcom Cup11への出場可能性がある。
Shuto(使用キャラ:豪鬼、マリーザ)
【SFL2024】勝利数4/8 獲得P50 獲得バトル12 プレイオフ進出
【その他の大会】
CPTスーパープレミア シンガポール2024 優勝 ★Capcom Cup11出場権獲得
CPT2024 WW日本 第2回 2位
選手での活躍や配信実績が認められ、チームをSaishunkan Sol 熊本からCrazy Raccoonに移籍。
その勢いに乗り、CPTスーパープレミア優勝でCapcom Cup11への出場権を獲得。
ただ、年間通してマリーザから豪鬼への移行に苦しみ当初は結果が出なかった。
SFLでも昨年よりは不調だったが、現在は豪鬼の性能を引き出す事に成功。
元々ストVからキャラの攻撃特性を伸ばす事が上手かったが、豪鬼の”暴”の部分を引き出す事に最も長けた選手。
板z(使用キャラ:ザンギ)
【SFL2024】勝利数2/9 獲得P25 獲得バトル5
【その他の大会】
East Coast Throwdown 2024 優勝 ★Capcom Cup11出場権獲得
CPT2024 WW日本 第3回 3位
CPT East Coast Throwdown優勝でCapcom Cup11への出場権を獲得。
板zも絶不調のシーズンと思われたが、ザンギが強化アップデートを足がかりに上昇に転じ、個人でCapcom Cup11出場を手にした。
日本人も含めてザンギへのカウンターキャラの参加が少ない大会という読みを信じてほぼ単身アメリカに渡航しその賭けに勝った。
(ここで言うカウンターキャラはエドだが、現地勢のエドがいない、また日本のプロのエド勢が現地に行かない事をギリギリまで確認してから現地に行く事を決めたらしい)
ただ、SFLでは成績は振るわなかった。
ももち(使用キャラ:エド)
【SFL2024】勝利数7/13 獲得P110 獲得バトル20
【その他の大会】
EVO 2024 4位
第5期 TOPANGAチャンピオンシップ 3位
CPT2024 WW日本 第4回 4位
CPT2024 WW日本 第1回 5位
CPTスーパープレミア ジャパン2024 5位
エドのSA2コンボ「ドリーム」や「真ドリーム(真ドリ)」をいち早く広めた仕掛け人。
SFLでは忍ismをチームオーナー兼リーダー兼選手として引っ張り、チーム発足初のプレイオフ進出なるかと思われたが、終盤で失速しまたしてもプレイオフ進出の高い壁に阻まれる。
ただ、個人ではワールドウォリアー日本で3位に付けており、Capcom Cup11への出場可能性がある。
EVO 2024では優勝はならずとも、日本人最高位の4位に入りももち健在を知らしめた。
次点
こばやん(使用キャラ:ザンギ)
【SFL2024】出場なし
【その他の大会】
第5期 TOPANGAチャンピオンシップ 優勝
7人には入れなかったが、こばやんも優秀選手に匹敵する活躍だ。
スト6では初の開催となる第5期 TOPANGAチャンピオンシップでは、オープン予選で圧倒的な強さを見せて1位突破し本選へ進出。
こばやん以外の全員がSFL2024に出場しているガチプロという過酷なトーナメントでも全く勢いが落ちず、恐怖の”「アンストッパブル」こやばん”として躍動。
プレイ内容は正に「パワー!」と呼ぶに相応しい力強いもの。
決勝リーグのオフライン戦でも6-0でぶっちぎりの優勝を飾る。
SFL2024へは残念ながら参加がなかったが、SFL2025では見たい選手の筆頭だ。
選手本人も筋トレを趣味としており、使用キャラのザンギのような鋼の筋肉を誇っている。
2024年のスト6優秀若手選手賞
一応23歳くらいまでの選手を若手優秀選手として挙げようと思っている。
ひかる(使用キャラ:A.K.I.、マノン、本田)
【SFL2024】勝利数9/13 獲得P130 獲得バトル26 プレイオフ進出
【その他の大会】
CPTスーパープレミア ジャパン2024 9位
CPT2024 WW日本 第2回 4位
CPT2024 WW日本 第4回 7位
第5期 TOPANGAチャンピオンシップ 4位
今年はひかるを選出。
というか、ひかるしかいない。
最優秀選手を挙げる。勿論、あの選手以外には考えられない。
2024年のスト6最優秀選手賞(MVP)
レシャー(Leshar)(使用キャラ:エド、春麗)
【SFL2024】勝利数8/10 獲得P140 獲得バトル24 GF進出
【その他の大会】
Taipei City Cup IET2024 優勝
CPTスーパープレミア ジャパン2024 2位 ★Capcom Cup11出場権獲得
Red Bull Kumite 2024 New York 本戦 3位
Capcom Cup X本戦 5位
レシャーは韓国人選手だが、日本のSFLに参加しているため最優秀選手として選出する。
2024年の最優秀選手を誰に聞いてもレシャーと答えるだろう。
そのくらいプレーにインパクトがあった。(ドライブインパクトが多かったというわけではない)
元々SFL前からプロ間で評価が非常に高いという話だったが、蓋を開けて見ると、想像以上に緻密且つ戦略的なプレイを感じさせた。
回りが格ゲーというアクションゲーの世界観でやっている所を彼だけは将棋やチェスのような何か別の競技をしているような感じすらする。
将棋で藤井聡太が2016年頃に出てきて、そこから29連勝をした時の事を覚えているだろうか。
丁度あのような、「一体何が起こっているんだ?何でこんなに簡単に逆転出来るんだ?」という初期の藤井聡太にも似たオカルトじみた現象と、全く底が見えないプレイや戦略の深さを感じる。
対戦相手からすると、レシャーの超反応によるラッシュ止めや対空の上手さで攻めが通らず負けているのか、読みが偶々相手に噛み合っているだけなのか、または何らかの戦略によって封殺されているのか。原因が分からないのではないかと思う。
自分はメナRD、パンク、カワノが何故強いのかある程度分かっているつもりだが、レシャーが何故勝ち続けられるのか未だに自分の中で上手く説明が付いていない。
レシャーは通常とは逆の位置に、つまり移動を操作するボタンを右手に、攻撃等のボタンを左に置く特殊なデバイスを使っている。(実際にはアケコンにキーボードのWASDボタンを右側に配置、左側にはアルファベットキーを8個配置するようなオーダーメイドデバイス)
(※レバーやレバーレス、パッド等でデバイスの形状が異なっても、「左手でキャラの移動(挙動)操作、右手で攻撃等のボタンなどを押す」操作が通常で、レシャーのデバイスはその逆)
そのような選手は知っている限りいない。よって、デバイスや操作性からも普通の選手の感覚とは全く違っているはずだ。
デバイスの操作速度と精度は世界屈指のパンクやカワノクラス、いやそれすら凌ぐのではないかと思う。
また、1ゲームは敢えて取らせて相手のパターンを確認し、その後でゲームを回収して終わって見ればレシャーに何もさせてもらえない、という感じの試合になる事が多く、例えばマゴvsレシャー戦等はその好例だろう。
何故敢えてそういう事をしているのかは、見ているだけでは分からない。
ただ、普通の事ではない事をしている、という感想になる。
超反応プラス操作精度のパンクと、マインドゲームの達人Infexious(インフェクシャス)を足したような、という形容も出来るが、それだけではレシャーのやっている事の説明が出来ない。
ストVでカワノという新世代が出て来た時も衝撃だったが、レシャーの登場はそれを超えて驚きをもたらした。
それは自分だけではないだろう。
格ゲー動画勢としては、正直スト6の2年目はラッシュ止めとパリィ(特にジャストパリィ)が成功するかどうかが勝敗を決める要素が大きく、興醒めとまではいかないものの初年度ほど熱中する事は出来なかったが、それでもプロシーンの試合に熱くなれたのは、レシャーとひかるの2人のお陰だった。
特にレシャーがいなければ大会を見る機会も少なかったかもしれない。
正に格ゲー版藤井聡太のような存在感だった。
LeShar vs マゴ Division F 第7節 Match2 大将戦【ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024】
まだグランドファイナルは行われていない(2025年2月11日実施予定)が、大勢としてはレシャー vs Good 8 Squadという構図になる。
特にGood 8 Squadに控えるYHC-餅のダルシムがエドカウンターとして存在するだけに、餅ダルシムに対してレシャーがどこまで作戦を用意しているかが最初のポイントになる。
Good 8 Squadは昨年のリーグ敗退の悔しさから再びチャンピオンを奪回出来るか、REJECTはSFL初参加・初優勝となるかが注目される。
その中心にいるのはレシャーだ。
尚、個人戦でもチームメンバーのときどに敗れたとは言え、SUPER PREMIER JAPANで準優勝という結果でカプコンカップ11への出場権を獲得している。
カプコンカップ11でも優勝候補の一人となる。
2023年の最優秀選手ほか各賞受賞者
最優秀選手賞(MVP)(2023年)
ふ~ど(使用キャラ:ディージェイ)優秀選手賞(2023年)
翔(使用キャラ:JP)
ときど(使用キャラ:ケン)
ボンちゃん(使用キャラ:ルーク)
Shuto(使用キャラ:マリーザ)
もけ(使用キャラ:春麗)
かずのこ(使用キャラ:キャミィ)優秀若手選手賞(2023年)
ヤマグチ(使用キャラ:ディージェイ)最優秀コーチ賞(2023年)
立川(使用キャラ:ルーク)最優秀エンタメ企画賞(2023年)
ウメハラ(使用キャラ:ケン)