見出し画像

格ゲーおじ格付け大会「おじリーグ4」が開幕~大会解説と出演者紹介~

2021年7月16日19時より、おじリーグ4が開幕します。
自分はおじリーグ2から見始めた動画勢ですが、大会についてこれまでになく注目度が高まっているので、この記事でおじリーグについての簡単な解説と出演者の紹介をします。

(出展:こくじんTV

おじリーグ配信サイト

配信アーカイブ

おじリーグとは

【PV】おじリーグ4

「今回もまた、人が一人、シニマス」

おじリーグとは、主にストリートファイターVを始めとする格ゲーコミュニティで、普段スタッフやガヤなどを努めているおじさん格ゲーマーによる招待制の大会です。

これまでの大会は3度開かれており、今回が4回目となります。
毎回注目度が高まっており、前回は同接1万7千人以上を記録しました。

おじリーグでは、独特の空気感の中での煽り合いが特徴で、大会中は一種異様なムードが漂います。

それは、最下位になった選手が「一番弱いヤツ」「人間以下のクズ」として全員から罵られ、今後の大会に「出禁」になるためです。

格ゲーを舞台にしたデスゲーム。
誰が生き残り、誰が死ぬのか。

それが
理解(わか)るのが、おじリーグです。

※最下位となった選手は、おじリーグの大会に2回から3回程度、出られなくなるルールとなっています。実際に、最下位者が大会に再度登場した事はこれまでないため、正確にはどのような扱いになるのかは不明です。

これまでのおじリーグの優勝者と死亡者

第1回(2019年10月14日)
優勝:大須晶
死亡:アカホシ(ウェルプレイド)

第2回(2020年2月11日)
優勝:アール
死亡:ハメコ。(実況者)

第3回(2020年11月23日)
優勝:にゃん師
死亡:おっぽれ(高尾恭平、ウェルプレイド・ライゼスト代表)

悪くない格ゲー人生だった 〜おじリーグを終えて〜

大会ルール

大会ルールは以下となっています。

ゲーム:ストリートファイターVCE
ルール:カプコンプロツアー準拠・1R99秒・試合2先先取・総当り制

おじリーグ4参加者

おじリーグ4の参加者は10名。
大会初参加はミートたけし、総師範KSKの2名です。

こくじん(こく兄)
大会主催者。
「そういうゲームじゃねえからこれ!!」などの独特の煽りで有名。
古豪の格ゲープレイヤーだが、人狼でも名を馳せており、直近では「格ゲーマー人狼」の主催者としても有名。
第1回大会から出場。毎回優勝候補に挙がるが未だ優勝はしていない。
使用キャラ……バイソン

アール
格ゲー大会実況者のパイオニア、第一人者。
「行ってみましょう!!」等の絶叫で始まり、「詠唱」と呼ばれる独特の台詞使いを用いた実況で有名。
奇抜な服装や新宿の狂犬と自称するなど特異なキャラクターに見えるが、実際には至って常識人である。
「アール」は本名の1文字から来ている。
おじリーグは第2回に初出場で優勝。
使用キャラ……是空

にゃん師(豊田風佑)
格ゲー企画会社「TOPANGA」代表取締役。
その風貌から格ゲーコミュニティでは「腕毛(うでけ)」や「販社(はんしゃ)」として親しまれている。ウメハラ氏とも親交が深い。
おじリーグは第1回から出場。おじリーグ3で優勝。
使用キャラ……ネカリ

大須晶
カメラマン。主に2D格ゲー等のeスポーツシーンを撮影する。
ニックネームは「豪傑」。ガンプラ等のプラモデル製作が趣味。
バーチャファイターシリーズのレジェンドプレイヤー。
名前は本名ではなく、地名+キャラ名にちなんだもの。(板橋ザンギエフと同じ命名法。)
おじリーグ第1回優勝。
使用キャラ……コーリン

歌広場淳
エアーバンド「ゴールデンボンバー」のメンバー。
大会中極まると脱衣をして鍛え上げられた肉体を晒し咆哮を上げる。
「格ゲー喫茶ハメじゅん」に出演。共演するハメコ。氏がおじリーグ2でドブ(ラス)になったことを受け、前回おじリーグ3で緊急参戦。
自身もドブになりかけたが、辛うじて最下位を免れた。
使用キャラ……ケン

ハンサム折笠
ウメハラ氏のチャンネル『Daigo the BeasTV』立ち上げに携わり、漫画「ウメハラ FIGHTING GAMERS!」の原作も担当。
その後BeasTVは卒業し個人で配信を行う。
格闘技経験者でおじリーグでは毎回胴着を来て出場。
おじリーグは第1回から参加。
使用キャラ……豪鬼

とよまん(豊泉三兄弟(次男))
ファミ通編集者、FAV gamingディレクター、プロデューサー。
格ゲー関連の記事多数。
アルティメットマスター。
おじリーグは第1回から出場。優勝候補の一角。
使用キャラ……ユリアン

デス石井プロ
映像制作クリエイター。
全てのゲームに愛されなかった男と呼ばれる。
帽子がトレードマーク。
おじリーグは第1回から出場。
使用キャラ……ララ

ミートたけし
大会初参加。
本名川村竜。世界的に著名なベーシスト、作曲家だが、最近格ゲーコミュニティに参戦した。
「キレキャラ」が特徴。
使用キャラ……コーディー

総師範KSK
大会初参加。
ゲームセンター「Gamer's Vision」の運営や、格ゲー大会「GODSGARDEN」の主催等で格ゲーコミュニティの醸成に深く関わってきた。
総師範とは、大貫晋也(ヌキ)が「神と呼ばれるプレイヤーの上を超えるのは総師範しかない」という理由で付けられたもの。
KSKは本名からそのまま来ている。
様々な逸話を持つ。「顔TV」の出演者としても人気。
ニコニコ動画をプラットフォームに長く配信を続けてきたが、昨年からミルダムにプラットフォームを移して個人配信を行う。
普段はタイに住んでいるが、昨今の情勢などで帰れなくなり、日本に滞在しているという。
プレイヤーとしては、ストリートファイターVを始めたのは比較的最近で、おじリーグに参戦する実力があるかどうかこくじんによる査定(トライアウト)が行われたが、こくじんを直接対決で破り、合格。
おじリーグ初出場が決まった。
使用キャラ……エドモンド本田

大会予想

優勝:アール
最下位:ミートたけし

こくじん、アール、とよまん、にゃん師が優勝争いし、アールさんが二回目の優勝と予想。
アールさんは練習量が多く調子が良さそうな事、また是空という対策が難しい特殊なキャラであるため、最も優勝の可能性が高そうに思われた。

こくじんさんはバイソンの強化などは追い風だが、最大のネックが主催者である事だろう。
配信状況のチェックや大会運営などもあり、試合にだけ集中する事が出来ない。これまで優勝出来ていなかったのもその辺りの事情がありそうに思えた。
大会運営を誰かに委託すれば試合に集中出来るのだろうが……。

とよまんさんはユリアンというトップティアーキャラで上位には確実に食い込みそうだが、優勝はアールさんとの直接対決が影響しそうだ。

にゃん師は、マゴ選手やボンちゃん選手の「練習をほとんどしていない」という声から、連覇は厳しそうに感じた。
前回はかなり強かったので、今回も優勝候補には入るだろう。

歌広場さんは、前回あわやラス引きという危機感から、相当な練習量で臨んでいるため、最下位はないと予想した。
ケンの強化も追い風だ。

大須さんと折笠さんは、これまで優勝経験や上位入賞があり、キャラも強いので結局生き残りの可能性が高いと見る。

最下位争いは石井プロ、ミートたけし、総師範KSKの3人と予想。
石井プロはリーグの経験が豊富で、これまでもラスを回避してきており、今回もしぶとく免れそうだ。

KSKさんは一見最下位候補だが、相手からすると勝って当然という相手なので、意外にやり辛いのではと思う。
本田という荒らしているだけで何かが起きそうなキャラも嫌がられそうだ。

ミートさんは格ゲー歴は他のメンバーより浅いものの、練習を詰んでおり、地力はありそうだ。
但し、格ゲーの大会経験が少ない事に加え、異様な空気感の大会になるため、実力を発揮する事が難しそうだ。

また、おじリーグはオンラインではなく、実機コンソールでの大会になるため、ラグがあるオン対戦とは環境的にかなり異なっている。
参加者の大半が格ゲー歴が長く、ゲーセン世代なので、実機コンソールでのプレイに慣れている。
ミートさんは実機のプレイにどこまで対応出来るかという点でもラスを回避出来るかがどうかが掛かっている。

大会結果

順位
優勝 こくじん(7勝2敗)
2位 歌広場淳(7勝2敗)
3位 とよまん、大須晶(6勝3敗)
5位 ミートたけし(4勝5敗)
6位 アール(3勝6敗)(決定戦3勝1敗)
7位 ハンサム折笠、石井プロ、にゃん師(3勝6敗)(決定戦2勝2敗)
ラス 総師範KSK(3勝6敗)(決定戦1勝3敗)

オープニングゲームで前回覇者にゃん師と総師範KSKが対戦し、KSKが勝利。波乱を呼ぶ幕開けとなった。
初参加の総師範KSKとミートたけしは予想以上に勝ち星を重ねてリーグは混沌としてくる。

前回優勝のにゃん師は絶不調で最下位争いのトップを走るも、石井プロを直接対決で破り、土俵際で持ちこたえる。

最下位争いでにゃん師、総師範KSK、石井プロ、アール、ハンサム折笠の5人が3勝6敗で並ぶという誰も予想していない展開になり、5人で最下位決定戦へ。

最下位決定戦は全員が2-2で並び、決定戦のやり直しという可能性も現実味を帯びてきた中、アールが総師範KSKとの対戦に勝利。

この瞬間、総師範KSKが3敗となり、最下位に決定した。

もう一人の初参加者ミートたけしは、自力で4勝を挙げラスを回避している。

優勝争いでは、7勝2敗で並んだこくじんと歌広場が決定戦。
ラウンド1先先取でこくじんが勝利。4回目にして初優勝を決めた。
歌広場は前回のラス争いから今回は優勝争いに絡む活躍を見せた。

19時に始まり、1万9千人近くが見守る中、終わったのは夜中2時を超えるという長時間の激戦だった。

KSKに始まり、KSKに終わったおじリーグ4。
その日の夜、トレンドワードに「KSK」というワードがランクイン(5位)したのは、大会が空前の盛り上がりを示していた証左だろう。

おじリーグ4ファンアート

シリーズ記事


いつもお読みくださり有難うございます!サポートいただければ励みになります!