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ドラゴンエイジの新作トレイラー動画が公開。その衝撃的な内容とは…(ドラゴンエイジ ヴェイルの守護者)

先日、「Dragon Age: Dreadwolf(ドラゴンエイジ™: 戦慄のオオカミ)」から「Dragon Age The VEILGUARD(ドラゴンエイジ™: ヴェイルの守護者)」へとタイトル変更が発表されたドラゴンエイジの新作だが、先ほど新作PVが公開された。
その内容が悪い意味で衝撃が凄かった。

Dragon Age: The Veilguard | Official Reveal Trailer - Xbox Games Showcase 2024

コンパニオンが集結する様をテーマにしたのは、マーベル等のヒーロー物を意識しているのだろうか。
テーマもそうだが、コンパニオンの登場や見せ方も最悪だ。
まずこれを作っている時点で何か違うと思わないのが凄いが、これを会議等に出してこれで行きましょう、とOKを出している社内体制も凄い。
社内に正常な感覚の持ち主がいないのだろうか。
ドラゴンエイジにはシリアスなダークファンタジーが求められているのであって、PVのこの内容は誰も求めていない。

キャラモデリングも衝撃的。10年前のPVから、進化どころか退化しているようにすら見えた。以下は約10年前の前作ドラゴンエイジ:インクイジションのPV動画。
こちらは、今となっては古臭いが方向性は間違っていない。

ドラゴンエイジ:インクイジション ゲーム解説シリーズ -- E3 Demo Part Two: レッドクリフ城

ドラゴンエイジ:インクイジション 公式トレーラー -- 共に戦う時が来た

2年前に発表したタイトルを発売年に変更した時点で、開発体制にゴタゴタが起きているのではないかと危惧していたが、成果物を見ると、やはり何か方向性が当初思っていたのとは別の方向に捩(ねじ)れてしまっているように思う。
近年のゲーム開発では、こういった事は往々にしてある気がする。

例えばアトラスが数年前に発売した続編IPの「ソウルハッカーズ2」(2022年発売)では、初代IPである「デビルサマナー ソウルハッカーズ」(1997年発売)とは似ても似つかないイメージに、旧作ファンを中心に批判が巻き起こった。
社内でデザイナーや開発者が良かれと思ってか、これが今風で売れるというマーケティング分析の結果かは知る由がないが、迷走に気付かず、結果誰も求めていない物が出来てしまい、これじゃないと批判され全く売れない。
この状況は誰も得をしない。

公開されたドラゴンエイジPVには、これはフォートナイトっぽい、いやこれはオーバーウォッチだ等、辛らつなコメントが投稿されているが、この内容では当然だろう。
実際、自分は動画を見て陰鬱な気分になった。
何かの悪いジョークとしか思えない。

一作目のドラゴンエイジ・オリジンズでは、自分の人生の中でも最上級のゲーム体験を得る事が出来た。
今のヴェイルの守護者として出ている内容だと(ドラゴンエイジ)旧作ファンが何も期待出来ないゲームになってしまうだろう。
EAとバイオウェアは、今作っている物は全て破棄して最初から開発をやり直す事を真剣に考えて欲しい。

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