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ELDEN RING DLC 影の地の難しさと理不尽 (ネタバレなし)

6/21エルデンリングの追加ダウンロードコンテンツが発売された。なんとかクリアしてきたので、難易度について少し振り返ってみようと思う。
DLCのネタバレはないので安心してほしい。(本編のネタバレは含まれます。)
心折れた褪せ人が、再度コントローラーを手に取るきっかけになってくれたら嬉しい。

DLCだけが理不尽なのか?

難易度については発売2日目頃から、賛否両論となっている。端的に言うと「難しすぎる」または「難しさと、理不尽を履き違えている」という意見だ。
確かにDLCに「理不尽」なボスはたくさんいる。相性の悪い武器やビルド、立ち回りだと手も足も出ない状況もザラだ。ただ、「それは本編も同じだよ」と思わずにはいられない。本編でも最初は到底倒せるとは思えないような敵がたくさんいた。それも強いビルドや相性の良いビルドなどが研究されて、今ではクリアできるようになっている。やはり初見だから理不尽に感じてしまうのではないだろうか。
DLCでも、自分を強化し相性の良い武器を使えば「簡単…」にはならないが、「不可能なことはない」くらいの難易度にはなる。(もちろん死にまくるが…)

一方で「理不尽だ!!」という人の意見も、もちろん分かる。実際私も何度も敵の理不尽さにブチギレた。(最終的にはキレ疲れて虚無になった…)クリアした今、冷静に「理不尽さ」の理由を考えてみると面白いことが見えてくる。

「難しさ」+「本編との違い」

DLCのボスはもちろん本編より難しい。血の君主モーグを倒さなきゃ入れない世界が、難しくないのわけが無い。本編での強化要素はすべて行っている前提の世界なのだから。
難しいのは大前提としてプラスアルファ、プレイヤーが難しく感じる要素がある。それは本編ボスと「難しさの質が違う」という点である。
DLCでは、本編をプレイして鍛えたプレイヤースキルが、通用しないことが多いのである。この違いが難易度以上の理不尽さを感じさせているのだ。その違いを理解し、対策することで少しは戦いやすくなるのではないだろうか。具体的な違いについて書いていく。

本編とDLCの違い「ディレイ」から「隙の少なさ」へ

本編 

大雑把に本編の難しいボス達の特徴は「ディレイ」だったと思っている。予備動作をみて回避し終えたタイミングで攻撃が飛んでくる。と思いきや高速の攻撃が飛んでくる、なんてことが非常に多かった。攻撃速度に緩急があり、タイミングが掴みにくいのだ。モーグやホーラルー、ラダゴンなどはこれが顕著なボスではないだろうか。
わかっているのにタイミングが合わない、イライラすると余計タイミングが取れない、みたいな経験をした人は多いはずだ。一方で、ある程度慣れればこちらが攻撃できるタイミングは見つけやすい。
ホーラルーの両手+片足あげの予備動作は、見てからクシャミ出来るくらい発動が遅い。慣れればちょっと面白いが、忘れてるとバカみたいに何度も回避する羽目になる。


ラダゴン

DLC

こちらも大雑把に。DLCボスの難しさは「隙の少なさ」にある。攻撃自体は比較的素直なものの、連続攻撃や間髪入れずに別の技に派生するなど、とにかくプレイヤーが攻撃できる時間が少ない。しかも連続攻撃であるため、そもそも回避しきれないことも多々ある。本編に比べてこちらが攻撃できるタイミングが明らかに少ないのが、「DLCは理不尽だ」と感じる要因だろう。連続攻撃を上手く回避したかと思いきや、最後の一発に当たりそれでHP半分は削られ、回復する隙もなく殺される。攻撃を入れることはおろか、ボス部屋で1分と生き残れない。本編で敵の攻撃を見切り、適切なタイミングで攻撃を入れてきたプレイヤーであればこそ、より理不尽に感じる強さである。

ふまえてDLCの対策

ズバリ、重めの盾がおすすめだ。回避では避けきれない連撃も、強度がある盾なら受けきれる。また、回避よりも盾のほうが攻撃を防いだあとの隙が少なく、こちらが攻撃できるタイミングを作りやすい。割と当たり前のことなのだが、回避主体で苦戦している人には試してもらいたい。重めの盾を持つのは筋力や持久力等それなりにステータスが必要だが…まあそこはDLCだ、何とかしてくれ。本編でも盾は結構有用だったはずだが、使っている人はそんなに多くなかった印象だ。(あっても真鍮かクラゲ)


最重量、超高カット率な「指紋石の盾」

だからハマる

DLCは確かにめちゃくちゃ難しい。ある程度以上ゲームにエネルギーを向けられる状況でなければ、クリアは困難だろう。
今まさに強い武器やビルド、相性など研究されている最中だ。最初は超理不尽な敵たちも、世間の研究成果と自分のプレイヤースキルで、それなりに戦えるようになる。これがエルデンリングの不思議なところであり、ハマる理由だ。

シャブリリよりも叫び、狂い火よりも気が狂いながらクリアした私も、気づけばもう2周目の影の地にたどり着いている。これからが本番だ

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