【剣盾S10シングル】ペリカジグドラ軸雨構築【レンタルあり】

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概要

9月シーズンに入り、それまで上位に君臨していたポケモンたちがいなくなり、ランクバトルの環境が大きく変動。これを機に、以前から使用していたペリッパー+カジリガメの組み合わせを軸に本構築を作り上げました。

ダイマックスエースは:

雨展開では、カジリガメ

対パッチラゴン選出では、パッチラゴン

対トリックルーム選出では、ダダリン

その他の3匹には持ち物や役割の都合上、ほぼ切りません。

個別解説

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ペリッパー@きあいのタスキ 特性『雨降らし』

性格:冷静 努力値:HC252 B4(S個体値0)

技:熱湯、暴風、こらえる、とんぼ帰り

解説:この構築における雨要員。雨選出時にはペリッパーの生存が重要になってきます。雨始動役と偵察員を兼任していて、先発に駆り出すことが非常に多いです。最遅であるため、後攻とんぼ帰りからダイマックスエースへ繋ぐ役割を担っています。

自分から攻撃を仕掛けることは少ないですが、襷持ちでないウーラオスの場合は暴風で吹き飛ばすことも多々あります。こらえるは、相手のダイマターンを枯らしたり、天候やフィールドターンを調整するのに使います。

初手できあいのタスキを潰されても、再降臨させて雨を再始動という動きを狙うので常に雨ターンを気にしながら立ち回っていきます。

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カジリガメ@いのちのたま  特性『すいすい』

性格:意地っ張り 努力値:AS252 B4

技:アクアブレイク、もろはの頭突き、地震、剣の舞

解説:雨選出時のエース。基本的にペリッパーとセットでしか選出しません。後攻とんぼ帰りから着地するので、無傷でしかも相手の襷が潰れた状態で降臨させられます。キョダイマックス個体なので雨下の珠「キョダイガンジン」は威力もさることながら、ステルスロックも相手の場に設置できます。相手の先発をキョダイガンジンで粉砕、後続にもステロによる定数ダメージが加わるので実質キョダイカジリガメの火力がさらに強化されます。

ダイロックとダイアースを打ち分けながらD上昇させつつ突撃、もしくは中途半端な雨ターンを強制的にリセットするといった動きも視野に入れながら猛進させます。特に雨下の珠キョダイガンジンの火力指数は69.357と非常に高く、意地っ張りA252パッチラゴンの『はりきり』珠ダイサンダー(63.501)を凌ぎます。非ダイマックス時には弱体化は避けられませんが、瞬間火力のあるもろはの頭突きをメインに戦います。

対ドヒドイデ軸の受けループには初手に出てきやすいドヒドイデの前で剣の舞をして、雨を降らさずともキョダイマックスの高火力を押し付けていく流れになります。

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キングドラ@こだわりメガネ 特性『すいすい』

性格:控えめ 努力値:CS252 H4

技:波乗り、暴風、流星群、ねごと

解説:雨下の第2のエースにして終盤のスイーパー。こだわりメガネの恩恵で非ダイマックス状態でもガンガン攻めていけます。ペリカジとセット選出が多いですが、後述のダダリンと合わせて選出も可能。

弱点は少ないですが雨天候への依存度が高く、アシレーヌやニンフィアといった特防ステータスが優秀な相手には弱いので選出は見極めたいです。

ねごとはランクバトル上位層でたまに見かけるバタフリーやモロバレルへの回答。このパーティは催眠対策が薄いので、それらに抗える手段が欲しかったので採用。また機会は少ないですが、キングドラにダイマを切るケースもあるのでダイウォールとしても使えます。

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パッチラゴン@ハバンのみ 特性『はりきり』

性格:陽気 努力値:AS252 B4

技:電撃くちばし、逆鱗、つばめ返し、炎の牙

解説:裏選出時のエース。「目には目を」の精神でパッチラゴンにはパッチラゴンをぶつけていきます。ハバンの実の恩恵でミラーマッチには強気に出れます。ダイマックス時は『はりきり』のデメリットが消されるので盤上を荒らし回れますが、ダイマターン終了後は、電撃くちばしの恩恵を受けるものの、命中精度に難がつきまといます。

動かし方は普通のAS振りパッチラゴンとなんら変わりません。相手の構築にパッチラゴン、サザンドラ、オンバーンをはじめとする竜タイプがいる場合は、積極的にこのポケモンをダイマエースとした選出をします。サザンドラはそうでもないですが、特に最速オンバーンは1回ダイジェットを積まれるだけですいすい状態の準速キングドラが抜かれるので雨選出(ペリッパー以外)は止めた方がいいです。

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ハッサム@こだわりハチマキ 特性『テクニシャン』

性格:意地っ張り 努力値:HA252 B4

技:バレットパンチ、とんぼ帰り、馬鹿力、ダブルウイング

解説:ペリッパーとダブルとんぼ返りによるサイクルによって負荷、または終盤のスイーパーを務めます。加えてパッチラゴンと相互補完も良好なのでこの2匹を同時にバトル場に送り出すことは多いです。

Aキュウコンなどの霰パーティにはほぼいつもペリッパーとセットです。初手でペリッパーが相対した場合、とんぼ帰りせず素でハッサムに引いてからまたとんぼ帰りする動きがほとんど。相手のオーロラベールを徹底的に妨害しながら圧力を掛けていきます。

構築的に誘いやすいオーロンゲやAキュウコンだけでなく、ペリカジで重くなりやすいナットレイを馬鹿力で対処したり、一貫性ができやすいダブルウイングで前のめりに攻めていく動きも担っています。

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ダダリン@弱点保険 特性『はがねつかい』

性格:勇敢 努力値:H252 A148 B108(S個体値0){悪タイプのイカサマを最高乱数以外耐え}

技:アンカーショット、パワーウィップ、ポルターガイスト、アクアブレイク

解説:対トリル構築への回答。選出率こそ控えめですが、ダイマックス時に活きやすい弱点保険で広い範囲に対応、迎撃できます。特性のお陰で実質2体目の鋼タイプで、ダイスチルとダイソウゲンを組み合わせれば物理型を詰ませられます。また、ダイホロウで突破力強化だけでなく、ダイストリームで雨を降らせてハッサムのサポートやキングドラにバトンを繋げられるなど器用な動きのできるポケモンです。

眠り粉やキノコの胞子が無効なのも長所であり、一部の受けループのメンツをアンカーショットで交代できなくしてから積みの起点にすることもできます。

トリルエースとして採用されやすいカビゴン、ドサイドン、マリルリあたりに一方的に強い縁の下の力持ち的存在。

選出パターン

*注:()の中は選出率の高いポケモンですがそれ以外もあり得ます。

基本選出:ペリッパー+カジリガメ+(キングドラorハッサム)

裏選出:パッチラゴン+(ハッサムorペリッパー)+(ペリッパーorキングドラ)

対トリル型:ペリッパー+ダダリン+(キングドラorハッサム)

対受けループ型:ペリッパー+カジリガメ+α

対壁展開型(Aキュウコン/オーロンゲなど):ペリッパー+ハッサム+α

選出される傾向のあるポケモン

パッチラゴン、アシレーヌ、ウーラオス、Aキュウコン、オーロンゲ、サザンドラ、オンバーン、輝石Gサニーゴ、輝石クサイハナ、ドヒドイデ、カビゴン、ポリゴンZ、ガマゲロゲなど。

最後に

ヨロイビギニングにてペリカジの並びの強力さに惚れてしまい、この構築を作りましたが瞬間最高196位まで到達したあとで盛大に順位を落としてしまいました。個人的には2桁台まで行けるポテンシャルは秘めていると思いますが、もう長い時間使って満足してしまったので今回紹介することに決めました。

シーズン終了前で構築の紹介記事もまだ少なく、パーティ制作で困っている方や気分転換したいという方がいましたら、参考にしてくれたり使ってくれたりすると嬉しいです。

ここまで記事を読んで下さり、ありがとうございました。

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