マガジンのカバー画像

ゲームの思い出

29
僕が昔プレイしたゲームの思い出を綴ったものです。
運営しているクリエイター

#ファミコン

ゲームの思い出:ロックマン4

あなたがゲームBGMを最初に意識したのはどのタイトルだろうか? 僕の場合、それはロックマン4だった。 ある日のことだ。珍しくいとこのお兄ちゃんが家に遊びに来た。 いとこのお兄ちゃんはスポーツがとても得意で、マラソン大会等ではいつも上位に入賞していた。もう何年も会っていないが今でもスポーツインストラクターとして活躍しているらしい。 そんなお兄ちゃんが、僕がサッカーの試合でゴールを決めたと聞いてゲームソフトをプレゼントしにわざわざうちに来てくれたのだ。 いとこのお兄ちゃんは

ゲームの思い出:ドラえもん ギガゾンビの逆襲

 僕はドラえもんが大好きだ。一番好きな漫画は?と聞かれると躊躇いなくドラえもんと答えるくらいには好きだ。 一番好きなアニメの座こそ他に譲ってしまったものの大好きな作品ということに変わりはない。  子供のころ、ドラえもん のび太の大魔境のビデオをレンタルビデオで借りた。初めて見るドラえもんの劇場版。  毎週テレビでやっているドラえもんとは違う、のび太達が冒険に出かけてその先で出会う悪人と戦う物語だった。  これを観て、僕はさらにドラえもんが好きになった。 僕も、あんな冒険に

ゲームの思い出:スーパーマリオブラザーズ

 桃太郎で鬼が桃太郎に勝つことは無い。絵本を何度読んでも犬猿雉は仲間になるし誰一人かけることなく鬼を倒す。こんな当たり前の事実はほんの些細なことで崩れ去った。    「おじさんにファミコン貰ったんや」  「ファミコン?」  「テレビに繋いで遊ぶんやけどな、めちゃくちゃ面白い」  「へー」  今の僕を知る者なら考えられないような反応の薄さで僕はそう答えた。足元の砂利に死んだセミの死体が転がっていてそれに蟻が群がっていたのを覚えている。この頃の僕は虫が大好きだった。    「や

ゲームの思い出:ロックマン2 Dr.ワイリーの謎

 かつてロックマン1や2をクリアできることがステータスになった時代があった。  僕の通っていた小学校の僕達の学年だけだったかもしれない。しかし、ロックマンの僕達の中での扱いはマリオと同等かそれ以上だった。  当時の最新マリオ、マリオ4ことスーパーマリオワールドはクリアできるのが当たり前扱い。実際に努力すれば本当に誰でもクリアできる程よい難易度でスーパーファミコンで1、2を争う名作だと言う人は多いだろう。僕も1位ではないにしろ好きなゲームの1つだ。  高難度のロックマン1

ゲームの思い出:ドラゴンクエスト4 導かれし者たち

 僕たちは、勇者だった。  暗闇の中テレビの明かりのみが僕達を照らしていた。 テレビの中で僕達は敵の居城を越え、その先の山を登っている。 その頂上には、巨大な体躯の化物がいた。 ピサロが進化の秘宝を使い、変わった姿。 それは前に戦った地獄の帝王と色こそ違うが同じ姿をしていた。 戦いが、始まった。 満身創痍になりながらも、勝利は目前かに見えた。 両腕を切り落とし、遂に敵の頭を叩き潰した。 勝った。そう、思った。 しかし、突然残された胴体が動き出し、そこに顔が現れた。 そいつは