私のような誰かへ
これからは、これまで以上に私のような、「流れを読む」ことに長けた人たちが増えてくることと思います。
そして、みんなどんどん達観していきます。
けれど、物事に白黒つけたがったり、体面にこだわったり、消えない闘争心を心に持ち続ける人がいなくなるわけではないと思います。
私たちは、持って生まれた性質によって、世界に対してアプローチの仕方が違うのです。
野生の動物たちを見てください。
様々な種類の群れなす草食動物たち、それを糧にする肉食動物たち、地上から離れて飛び回る鳥たち。
全部をひっくるめて、自然です。
弱者を食い物にして悪逆無道な振る舞いをするような人間も世界の一部であり、何かに突き動かされて行動しているにすぎません。
ボランティア精神を持ち、進んで誰かの為に行動するタイプの人たちも同じです。自分を後押しする何かに背中を押されて行動しています。
その人が持つエネルギーの質によって、行動が違うだけです。
では、自分の持つエネルギーってどんなんだろう?
そもそも、そういう風に考える人は少ないです。
特に、自力でたどりつく人はもっと少ない。
でも、そう考えてしまう人。
そういう人は、私と同じタイプの人かもしれません。
根本的に、脳の作りが違うんだと思います。
目を引かれる場所が違う。
他の人にとっては気にならないようなことが気になるし、他の人には堪えられないような事にもまったく傷つかない。
相手のことを見ているようでいて、実際にはその人の背後関係や、エネルギーの性質を見ている。
本当は、誰しも日常的にやっていることです。
ただ、自分が相手のエネルギーを見ているだなんて思ってもいないだけで。
ある時、急に目から鱗が落ちて、これまで自分が無意識にやってきたことに、意味があったことに気づいてしまうと、もう知らなかった頃には戻れないのです。
気づいてしまったあなたに、私から言えることがあるとすれば……
それは、とても自然で、当たり前の事にすぎないということ。
異常なことではありません。
大切なのは、心を穏やかに、クリアに保つことです。
私たちのようなタイプに求められていることは、精神状態をつねに少し高い位置で、穏やかに、そしてクリアに保つことです。
心がざわつくなら、テレビやネットでニュースを見るのはやめたっていい。
日本では修行僧は山にこもるのが定番ですが、世界にも、人里離れた厳しい環境に修道院があったりしますよね。
ああいう、世俗から離れる心理、ものすごくよくわかります。
そこまでしないと、クリアに保てない時代だったのかもしれないです。時代によって、主流のエネルギーの質が違いますからね。
私たちに求められているのは、人としての精神性の高さです。
様々な人生経験によって精神性は高められ、精神性が高まれば、さらに視野も広がります。
そうして、高次の存在との距離がぐっと近づくのです。
私たちは、自分の周囲にいる人々に、高いところで汲んできた滋養に富んだ水をふりまく、スプリンクラーのようなものなのです。
特に何もしなくてもかまいません。
占い師だとか、スピリチュアルな仕事をしなければならないなんてことはないのです。
ただそこに存在して、これまで通り、周囲の人たちと一緒に生きていけばいい。
心が拒否するようなことは、しない。
それだけでぜんぜん違うのですが、そもそも、私たちのようなタイプはもとから、自分の心には逆らえないようにできているので、この点は心配いらないでしょうね。
あなたがあなたらしく生きているだけで、まわりのみんなのエネルギーの状態はよくなるのです。
だからどうか、自分と、自分をとりまくあらゆる存在を信じて、心穏やかでクリアな状態を保てるよう、自由に生きてください。
さて、私たちのようなタイプって、いったい何なんでしょうか?
生きて肉体を持った、ガイドなんだと思います。
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