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演習のシミュレーション

『Bloody 110』の学習用シナリオ『Armor Overrun Assault』。4両のパンターで歩兵1個小隊を壊滅させる。制限時間は4ターン。

天候は「軽度の霧」で視界は7ヘクス。開豁地の歩兵は射撃モードなら3ヘクス、移動モードなら4ヘクス先から見えるので、視界が3ヘクスの「雪」だったら合衆国軍が少し有利になる。

第1ターンは合衆国軍が先手。パンターから逃げ切るのは無理なので、防御地形に逃げ込む。移動モードのままでいれば、次のターンの移動力が増えるけれど、防御力が落ちるので射撃モードになっておく。

パンターは二手に別れて十字砲火になる位置へ。移動モードでゲームを開始していれば、同じ位置で射撃モードでターンを終えることができて、次のターンに制圧射撃できた。左翼の2両が敵から3ヘクスの位置にいるのも悪手。どちらも要学習。

第2ターンの先手はドイツ軍。射撃モードになって次のターンに十字砲火できる位置どり。敵に隣接すると対戦車攻撃を受けるので、2ヘクスの距離を保つ。寄らば斬るぞ、と。

合衆国軍は十字砲火を受ける位置からの脱出を試みるも、1ヘクス移動したところで臨機射撃を受けて制圧状態に。

第3ターンもドイツ軍から。合衆国軍は前のターンに制圧状態から回復したものの、左翼のパンターの制圧射撃により退却。その途中をさらに臨機射撃されて麻痺状態に。

これに右翼のパンターがオーバーランをかけてゲームセット、と思いきや同一ヘクスでの射撃が効果なし。対する麻痺状態からの対戦車攻撃がなんと2両を破壊。林の防御効果をナメてはいけない。要学習。

最終ターン、ドイツ軍が先手。制圧状態の合衆国軍に残る2両のパンターがオーバーラン。しかし攻撃のダイスはピンゾロで結果は再びスカ。反撃は今回はハズレ。パンターはとなりのヘクスで移動終了。

後手の合衆国軍はそのままならドロー。隣接ヘクスにいるパンターを1両でも破壊すれば勝ち。対戦車攻撃で自らが壊滅する可能性はあるものの、ドローを目指すのも何だということで攻撃を敢行。結果は両軍とも損害なしで、ゲームとしては引き分け。

史実を題材にしていない練習用シナリオは、プレイ意欲があまりわかなくてスルーしてきたけれど、短い時間でゲームシステムを体感できる。演習のシミュレーションだと思うと、これはこれで面白い。

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