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交互に1回ずつ、ではない

『Lee's Greatest Victory』。インパルスごとにひとつのエリアを指定して、そこにいるユニットを何個でも行動させられる点は、過去作の『Not War But Murder』や『Birth of a Legend』と同じ。行動したユニットは戦闘力が下がり、そのターンに行動できなくなる点も同様。

違いは、『Lee's Greatest Victory』ではインパルスを両軍が交互に1回ずつ、ではないこと。インパルスを1回おこなうごとにダイスを1個ふり、それまでにおこなったインパルスの回数以下なら手番が敵軍に移る。このダイスが6なら無条件に手番が自軍に残るので「ずっと俺のターン」状態。

手番が敵に移るかどうかチェック(Momentum Retention Check)のサマリー。このチェックはインパルス終了時ではなく開始時におこなうので、2回目のインパルスにおけるチェックの時点では、それまでにおこなったインパルスは1回ということになる。

手番が敵軍に移った時点で、それまでにおこなったインパルスの回数はリセットされる。今度は敵軍が1回目のインパルスをおこなって、手番が相手に移るかどうかのダイスをふって、と手番が行ったり来たりする。

『Not War But Murder』や『Birth of a Legend』にあった「日没DR」は、『Lee's Greatest Victory』にはない。なので、パスパスでターンが早めに終わらない限り、各ターンに両軍が全ユニットを行動させることになるのだろう。

ゲームを入手する前には、北軍は兵力で圧倒しているけれど、日没DRのせいで動かせないユニットが生じる、という展開を想像していた。どうやらそういうゲームではないみたい。

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