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2ヘクス目の追撃

ドイツ戦車軍団で、1ヘクスのスタック制限より多い数のユニットが追撃(戦闘後前進)をおこなえるか。正しく言い表せている自信がない。以下の画像のような追撃は許されるか。

少し前にTwitterで「おこなえない」と教えていただいた。以来そのようにプレイしているけれど、「おこなえる」でもいいのではと思っている。

国際通信社の2013年版ルールには、追撃したユニットの中に戦車が含まれていれば、それらはさらに1ヘクス移動することができる、とある(ハリコフとコンパス作戦、どちらも9.6の(3))。

エポック社の、おそらく1982年11月発行の第2版ルールには、追撃をしたユニットが歩兵部隊以外の場合は、通常の追撃に加えてさらにもう1ヘックス好きな方向に進むことができる、とある(ハリコフ、10 の(2))。

どちらもまず1ヘクス目の追撃があって、その追撃をしたユニットに戦車などがいれば2ヘクス目の追撃ができる、という説明で一致している。であれば問題は、1ヘクス目の追撃の時点でスタック制限を適用するかどうかだと思う。

国際通信社版には、スタック制限は各戦闘の終了時に適用される(7.1)とある。1ヘクス目の追撃の時点ではスタック制限を超えるけれど、2ヘクス目の追撃で複数のヘクスに分散すればスタック制限をパスできる。よって、スタック制限違反にならないので、先の画像のような追撃を「おこなえる」。

エポック社版には、移動の途中でスタック制限を無視してよいと書かれているけれど(ハリコフ、6の(2))、戦闘については退却を除けばスタック制限を緩和する記述はない。

退却の途中にスタック制限が緩和されるのだから、追撃の途中もそうだろうとも言える。いやいや、ルールに書かれていないのだから、追撃の途中はスタック制限を適用するのだとも言える。古いゲームだし、初心者向けにちょっと特殊な書き方をしたルールでもあるので、真相の究明は難しいのではないか。

がんばって調べたり考えたりしてもそれほど大きな成果は得られない性質の話だと思う。どちらがいいか迷ったときは、面白そうにプレイしているベテランさんに「どうしてます?」と聞いてみるのがいいかもしれない。

誰がいいだろう。

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