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とにかくコマの動きが
NAWシステムに初めて触れた『Napleon’s Art of War』を手に入れたのは、荻窪タウンセブンのお店。Google検索すると「喜屋ホビー」という店名が出てきた。ここだったような気がする。
読みながらワクワクを感じるルールだった。とりわけ退却するユニットが、後ろにいる自軍ユニットに退却の連鎖反応を引き起こす「再配置」は、ゲームで使われる場面を頭に浮かべて期待がふくらんだ。
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でも、ホビージャパンの記事に感化されてプレイした『Dresden』で、再配置はあまり起こらなかった。その後にプレイした『Eylau』も似たような感じ。ゲームとしては面白いけれど、退却の連鎖で「おおおっ!」と思う体験には至らず。『Blue & Gray』や『Napoleon at Waterloo』でもやっぱり同じ。
「ルールを読んだときが一番の盛り上がり」の番付で、「再配置」はかなり高いところにくる。長らくそう考えてきた。
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時に西暦2023年。コマンドマガジンに収録されているのを見るにつれ、やっぱり欲しいなぁと迷っていた『Napoleon at War』をやっぱり入手してしまった。時系列順ということで最初のプレイは『Marengo』。
川で囲まれた狭い領域にひしめくオーストリア軍が、フランス軍の攻撃を受けるごとにヌルヌルと配置を変形させる。おおおっ、これですよ見たかったのは。ゲームの展開がとか、シミュレーションとしてとかはさておき、とにかくコマの動きがおもしろい。ユニット密度をある程度高くすると、面白い再配置が発生するということか。
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再配置は『Napoleon at War』と『Blue & Gray』と、『Napoleon’s Art of War』と『Napoleon at Waterloo』(1979年版)とで少し違う。「再配置された砲兵は射撃できない」だったところが、「再配置によってマストアタックの要件を満たせなくなるなら、その砲兵は再配置しない」に変わっている。
マストアタックのゲームには、戦闘フェイズの途中で状況が変わったりプレイヤーのうっかりだったりで、攻撃要件を満たせてなかったときの救済(または制裁)措置があるといいと思う。とはいえ、この「うっかり」をいまだかつて体験したことがない気がするので、取り越し苦労なのかもしれない。
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