隣接しているユニットをどうする
『Fifth Corps』の『The Battle for Fulda』シナリオ。マップの東半分を使って最初の4ターンだけをプレイする。シリーズルールは『BAOR』についている第2版ルールを、戦闘比は小数第3位を四捨五入するハウスルール(『どうせダイスを2回ふるなら』に書きました)を使用。
ワルシャワ条約機構が第1ターン2回目のプレイヤーフェイズを終えたところ。残り航空ポイントはゼロで、砲兵はすべてFP面。支援に使えるのは盤外に3個あるヘリコプター3個とEWPが3ポイント。NATOとしては敵に隣接しているユニットをどうするか。他は後でもなんとかなる。
西ドイツ軍3-7は何もせずこのまま。隣接しているソ連軍10-14は、既に3FPなので荒地&森に1.43:1の攻撃をする可能性は低い。ダイスが悪ければ攻撃側が壊滅する。ZOCを退出して自由になっておきたいとは思うものの、退出に失敗してFPだけ増えるのは残念すぎる。
第11騎兵第3大隊のスタックは西(下)に後退。荒地&森&町ではあるものの8.33:1にマルチヘクス攻撃で1シフト。防御側の損害は最低1FPで最大3FPになる。2836にいる10-14で退路をふさぐと包囲のコラムシフトありで4.67:1の攻撃。これだと退却できないのが痛い。
移動先は機動攻撃を受けない地形ということで2534か2635。町のコラムシフトがある2534がよさそう。1-1がZOC退出に失敗して、この位置に残って敵の前進を妨害する方が、NATO全体としてはよい結果につながりそうな気もする。悩ましい。
フルダにいる第11騎兵第1大隊の1-2中隊2個は何もせずこのまま。ZOCで完全に囲まれているので攻めるか受けるかの二択。最弱の4-4戦車大隊を攻撃しても1:2.00にしかならないので、甘んじて攻撃を受けるしかない。
もともとフルダには合衆国の砲兵と攻撃ヘリコプターがいたのだけれど、最初の爆撃で損害を受けて、初手で西に移動している。ここに残っていれば戦闘に参加できたものの、ソ連軍に飲み込まれて壊滅してしまうはず。後退できたことをよしとすべきなのだろう。
Schlucternの1-2は移動させたいものの、非FP面なので移動不可。都市を5.00:1で攻撃すると攻撃側の損害が結構出るし、この1ユニットのためにマルチヘクス攻撃をして、2ユニットのFPを増やすのはちょっともったいない。
このシナリオでソ連軍は補給の心配をしなくてよいので、Schluclernは放置して西進するのがよいかもしれない。
ゲームは進んで、ワルシャワ条約機構の3回目のプレイヤーフェイズまで終了。
第11騎兵第3大隊は1-1中隊がZOCを退出できず、攻撃を受けて壊滅した。そのおかげで後退できた1-2中隊は、南西に突破する道をかろうじて妨害している。
フルダへの攻撃はNATOが1FP、ワルシャワ条約機構が2FPの損害。再攻撃は空軍や砲兵、化学兵器などを大規模に投入できる第2ターンまでお預けになると思う。
Schlucternへの攻撃はおこなわれず、ソ連軍の2個連隊はZOCを退出して西に移動。行く手を阻むものはなく、このターン中のマップ外突破は確実。NATOユニットの壊滅とあわせて64VPとなり、ワルシャワ条約機構の勝利まであと12VP。NATOはかなり厳しい。
SchlucternはGoogleマップで見ると「Schlüchtern(シュリュヒテルン)」のことのようだ。あるある。細かいことは気にしない。
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