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【ゲームレビュー】塊魂アンコールーー日常の物の見方が変わるゲーム

ゲーム名:塊魂アンコール
プラットフォーム:Switch、Steam
発売日:2018年12月20日、2018年12月7日
開発元:株式会社バンダイナムコアミューズメント
塊魂アンコール ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

物体回収転がしアクションゲーム

【いきもの収録項目数】
全61
動物22 魚7 水8 ハ両6 鳥10 虫7 古生1

 PS2で発売された『塊魂』がSwitchで『塊魂アンコール』として発売された。このゲームは当時CMで見て気になっていた人や実際に買った人も多かったのではないだろうか。また、そのゲームの存在を知らなかった人も、塊を転がして物を集めるというビジュアルを見て「気持ちいい!」「やってみたい!」と思うのではないだろうか(ちょっと『みんな大好き塊魂』の世界っぽい)。
 この塊魂のステージは、身近な場所を散らかした感じのステージが多い。部屋や家の中、台所、商店街、公園など。その辺を歩けば出会うような景色を転がして物を回収していくのだから、遊んでしばらくは身の回りの景色を見て「あぁ、あの辺をごろごろ転がしたらいっぱいとれるんだろうなぁ」と思いを馳せることになるだろう。

ハト

 いきものに関して、このゲームで改めて思い知らされたことがある。それは「いきものって、捕まえにくいんだよなぁ」ってことだった。みなさんはハトを日常で見たことがあるだろう。だけど、そのハトを捕まえたという人は少ないのではないだろうか。「あ、ハトだ~」と思って近づいても、そのハトは飛んでいってしまうのではないか。このゲームではそんな一幕も再現されており、鳥やネズミはかなり大きな塊になるか、ダッシュ機能を使うことで捕まえるという非日常な機能でがんばらなければ捕まえられない。

サンポイヌ(イヌ)

 一方で、塊が大きくない間は塊の方に向かってくるいきものもいる。まるで子どもの頃にイヌに追いかけられた思い出を思い出させてくるようだ。相手は遊んでほしいようなそぶりを見せるが、こっちはそれどころではない。思ってもみない方向へ突き飛ばされてしまう。この犬も大きくなれば逆に逃げてくれるが、それまではなかなか大変な存在である。
 塊魂シリーズは、時間制限のあるアクションゲームっぽいゲームであるが、不思議と癒しがある。やってみたことがない人はとりあえず転がしてみてほしい。
 なにを? 塊を。

B


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