【レポート】アメリカイチョウガニ(ダンジネスクラブ)――海外の人はカニみそを食べる日本人をどう感じるのか
いきもの名:アメリカイチョウガニ(ダンジネスクラブ)
学名:Metacarcinus magister
【登場するゲーム】
十脚目イチョウガニ科のアメリカイチョウガニ(ダンジネスクラブ)。名前が二通り記載されていますが、どちらも同じ種を指しています。アメリカのワシントン州ダンジネス港から水揚げされるイチョウガニであるため、通称「ダンジネスクラブ」となっているそうです。ちなみに、イチョウガニの由来は甲羅がイチョウの葉に似ていることからきています。
ゲーム世界では水に潜って捕まえたり、カニたちの闘技場で見られたりと、幅広い登場をしています。その中でもユニークなものとして、『世界の果てまでイッテQ! 珍獣ハンターイモトの大冒険』ではイチョウガニの料理がアイテムとしてとりあげられていました。
フィッシャーマンズワーフとは、サンフランシスコの海沿いにある大型観光名所であり、にぎやかな港町だそうです。一時期はダンジネスクラブに有毒な物質が見つかったことで水揚げされることが少なくなったようですが、2021年の様子を見るに、現在も観光名所として毎年にぎわっていることがうかがえます。
……イモトはカニみそに感動していますが、カニみそを食べる食文化は海外ではあまりメジャーじゃなかった気がします。「ウマっ!」と言っているので美味しいのでしょうが、海外のカニの中にはカニみそが美味しくないカニもいるそうです。一般に、ヤドカリ系のカニ、タラバガニやハナサキガニはあまり美味しくないといわれているそうです。また、海外で食べない理由のひとつに、健康被害があるようです。カニミソに含まれる毒素や有害物質が含まれることがあるため、食べないよう勧告が出ることもあるそうです。そういった勧告を聞く国の人からすると、「日本人そんなとこ食うの……すご……」と感じるかもしれませんね。
ちなみに、「ダンジネスクラブをコストコで買ってみた」という記事が見られるので、どうやら日本でもダンジネスクラブが手に入るようです。興味のある人は試してみてください。
※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。
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