【レポート】インドゾウ――インドゾウの体表面積を知りたい人必見！インドゾウもびっくり！
いきもの名：インドゾウ
学名：Elephas maximus indicus
【登場するゲーム】
ゾウ目ゾウ科のインドゾウ。「インドゾウもびっくりー！」と言われる、あのゾウだ。塊魂のインドゾウでは「コノマエマデ アフリカゾウト ヨバレテイタ ナンベイ シュッシンノ オオキナ ゾウサン。」と王子がメモしているが、アジアゾウの亜種であり、アフリカゾウとは違うらしい。
アフリカゾウとアジアゾウの違いとしては、耳の形がわかりやすい。耳が大きな三角をしているのがアフリカゾウ。耳が小さな四角をしているのがアジアゾウ。ゲーム世界でもその耳の形で分別できるが……塊魂のインドゾウはどっちか分からない。牙の大きさがはっきりわかるくらい大きいので、やはりアフリカゾウなのだろう……。
中央アジアおよび東南アジア原産のインドゾウまたはアジアゾウは、長い鼻、小さな耳、灰色の皮膚、顔の周りのピンクの斑点が特徴的な動物だ。アフリカゾウと比較して体は小さく、オスは体長2.75m、体重4000㎏、メスは、体長2.40m、体重2400㎏です。大型の草食動物であり、森林、草原、山岳地帯など、さまざまな環境で暮らし、木の葉、樹皮、草を食べる。主に、生息エリアの喪失、悪化、分断化のため、絶滅が危惧されている。すべて、人間の地域開発に起因するものであり、さらに人間との共存により、さらなる問題が引き起こされている。作物を踏み荒らしたり、農場を破壊するなどして、駆逐対象となってしまうことも多い。密漁も脅威の一つではあるが、牙が小さく、成長したオスにしかないため、アフリカゾウほどには深刻なものではない。インドゾウの保護のため、生息地域を保護し、地域開発の結果分断された群れ同士のつながりを持たせるための活動が行われている。インドの保護団体は、問題が発生した時に適切に対応できるよう、農業従事者とゾウの間の問題の調査も実施している。
社会的欲求：ゾウは社交性の高い動物である。メスは結びつきの強い群れの中で、子供と一緒に生活、移動、採餌する。仲間同士を気遣い、協力して子供を育てる。ゾウの群れはメスを中心としたものであり、通常は、最年長のメスが群れのリーダーである。リーダーが死亡すると、次の年齢の高いメスがリーダーとなる。若いオスのゾウは、結束の緩い、パートナーのいないオスの群れの中で移動しながら、餌やパートナーを探す。ただし、成熟したオスは、単独で生活する。
繁殖：ゾウのオスは、交尾するためにメスの群れを追いかけていく。交尾できるかどうかは、成熟度とメスが受け入れるかどうかによって決まる。また発情によりテストステロンが上昇し、凶暴になったオスは、メスに気に入られやすい。パートナーとなった2頭は、追いかけ合ったり、鳴き声を上げあったりといった求愛行動をとる。ゾウの妊娠期間は18～22か月で、1頭の子供を産む。子ゾウは、8歳までは母親と一緒に過ごす。その後、メスは母親のいる群れに残り、オスは群れを離れ、若いオスの群れに加わっていく。
豆知識：乾季になると、ゾウはより多くの食物と水がある地域に移動する。一般的認識とはことなり、ゾウは鼻から水を飲むことはなく、鼻を使って口に水を運んで飲む。ゾウは木の枝を使って、ハエを追い払ったり、寄生虫を取り除いたり、体をかいたりすることが分かっている。野生のゾウは、皮膚にいる寄生虫を食べてくれる鳥と共依存関係にある。アフリカゾウよりも、インドゾウのほうがマンモスに近い種である。
ちなみに、インドゾウにはユニークな研究がある。それは「シュリクマー関数」というもので、1990年にインドの獣医学者が見つけた関数だ。これはインドゾウの肩までの高さと前足の円周がわかれたインドゾウの体表面積がわかるという便利（？）なものだ。インドゾウしか当てはまらないというのがまた面白い。ちなみに、この研究は2002年にイグノーベル賞を受賞している。やったね！
※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。
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