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好きを語る・漫画編②

サブカルオタクとしてドはまりしたあの作品を語ります。

それが…………ドロヘドロ

2020年にはアニメ化もされた林田球先生の作品です。
魔法使いと非魔法使いの二つの世界の人々から描かれる作品です。

群像劇として描かれていて主人公であるカイマンだけでなく
多くの魅力的な登場人物の目線でストーリーが展開していきます。

魔法使いが非魔法使いを実験台にして練習する設定や
キャラクターが平気で真っ二つになるスプラッタな描写
混沌をそのまま表したように謎が謎を呼ぶ展開
それら全てがドロヘドロの魅力だなと思います。

おいでませ、混沌。

ドロヘドロのアニメの公式HPで一番最初に現れる
キャッチフレーズです。
ドロヘドロを一言で表すとまさにこれだなと思います。

主人公がカイマントカゲの頭で記憶喪失とか
手で人の頭を吹っ飛ばす美女がヒロインとか
一番ガタイの良いキャラも美女とか
イケメンが人を生きたままバラバラにする魔法使うとか
動いて喋るギョーザの妖精がいるとか
魔法使いの世界でも有数の有力者がキノコの魔法とか

どのキャラもクセがすごいぃ!
悪魔の存在とか登場人物が一番の魅力だなと感じます。

全然現実味が無いし共感できるようなキャラ設定じゃないのに
応援しちゃうし感情移入するほど
その世界で生きているなって感じられる描写が巧いなと感じます。

群像劇としてキャラクターを多数の視点で見ることができるので
知らなかった一面が垣間見えたり、
それぞれのキャラの関係性が複雑に絡まることで
どのキャラも魅力的だなと感じます。

みんなも推しを見つけて応援してみよう。

友達

個人的に感じるドロヘドロの根底にあるテーマかなと思います。

魔法使いと非魔法使いの友情。
才能のある魔法使いとそうでないものの友情。
悪魔と人間の友情。
それぞれのキャラクター同士の友情。

これらの描写が多くの場面に点在するなと感じました。
キャラクターの関係性が好きなオタクにはぶっ刺さるかなと。
結局は関係性なんてのは外から決められることなんてない
自分たち自身で関係を築き繋げていくんだということを教えてくれる
そんな作品だなと感じました。

これが日常系の作品で描くのではなく
スプラッタでゴア表現の多い残酷な世界で描くからこそ
生きて人と繋がる尊さとか
友情を作り上げていく日常の暖かさを感じます。


23巻と読み易いボリュームでアニメもあるので
非常に触れやすい作品かなと思います。
読めば必ず推しが見つかるような作品ですので
ぜひぜひ読んでみてください~。

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