ミッドガルを出るまで。

今回のnoteはポケモンカードと全く関係がありません。

ファイナルファンタジー7のリメイク発売日が段々と近付いてくるなか、思い出を書きたくなったんです。

思い起こせばFF7 REMAKEが発表されたのは2015年。E3生配信を見ていて映像が流れ、ミッドガルの街だと確信した瞬間自然と涙が溢れてきたのを覚えています。エモい


公式で発表された情報では、FF7リメイクは分作で1作目は"ミッドガル脱出まで"。なんというかこれが更に胸アツなんですよ…その話を書いていきたいと思います。


■思い出

我が家はビデオゲームが禁止の家庭でした。幼い頃から受験戦争に巻き込まれ、物心ついた頃にはそういった娯楽が家にないことが当たり前。

とはいえ父の仕事用パソコンがあり、両親は共働きで夜遅くまで帰ってこなかったため、ずっとそのパソコンでゲームをしていた記憶があります。
小学1年生の頃からパソコンに触れ、ダイヤルアップ接続やら何やらを覚え、無料ゲーム総合サイトでflashゲームをあさり、寝起きでクエストテンミリオン等のゲームをひたすらプレイしていました。

自分とゲームの出会いはここからで、FF BATTLEなどのブラウザゲームにハマり、MMOやらMOBA系にハマっていくPCゲーム中心のゲーム人生を送ってきました。その話はまたいつか。

家にはビデオゲームがなかったため、友達の家に行った時にやっていました。仮面ライダーが戦うよくわからないゲームだった記憶。そもそもテレビも制限されていたので仮面ライダーも知らない。
でもゲームが出来ること自体楽しくて、いつも友達の家に行った時はやっていた記憶があります。

そんな中、衝撃的なゲームに出会います。それがファイナルファンタジー7でした。

初めてプレイしたのは確か小学2年生。関西の叔母の家にFF7があり、帰省した時にいとこにオススメされて始めたのがきっかけでした。
ブラウザゲーや謎の仮面ライダーしか経験がなかった自分は、ソルジャーと名乗るかっこいいキャラや、アバランチの面々、立体感、ストーリーから出てくるダークで大人っぽい雰囲気、そして魔晄炉に囲まれたミッドガル…一瞬で虜になりました。

画像1

叔母の家であればゲームをしていても怒られないし、当時の自分にとっては天国。

しかし叔母の家には一つ問題点が。セーブするための「メモリーカード」がなかったのです。

帰省するたび最初からになるのはもちろん、寝る時に消してしまうとまた次の日は最初から

永遠と壱番魔晄炉を攻略して、列車のチェックに引っかかって、エアリスに出会いました。何度繰り返してもこのゲームは圧倒的に魅力的でした。

何度目かの帰省の際に、叔母に交渉し、寝る時に電源をつけたまま寝ていいという権利を得ることができ、ついに先に進めるようになりました。

確か大体帰る前には神羅ビルくらいまでは出来るように。

でも結局小学生の頃、ミッドガルから外に出ることはありませんでした。小学校高学年になると、本格的な受験戦争が始まり帰省することも少なくなったからです。

■FF7 ACの衝撃

そんな時、衝撃ニュースが飛び込んできました。アドベントチルドレンの発売。

画像2

アドベントチルドレンは、FF7のその後を描く映像作品。頭がおかしくなりそうでした。どうしても見たい。受験勉強は手につかず、日々アドベントチルドレンの妄想をしていました。

悲しいことに発売日は2005年9月14日。まさに受験5ヶ月前

どうしてもどうしても見たかった。親と話し合い勉強を頑張ることと引き換えに、なんとかクリスマスプレゼントとしてこれを買ってもらえることに。

しかし見るのは1回だけという制限がつき、クリスマス当日、全ての神経を集中させ、一言一句逃すまいと真剣に見入ったのを覚えています。

正直メテオ北の大空洞意味わからなかった
セフィロスの言ってることもよくわからなかったし、クラウドとセフィロスの関係についても全く知らず。作中に出てくる「兄さん」「母さん」の意味も多分わかってなかったと思う…

でも最高の作品だった。

ゲームからさらに進化したBGMはかっこよく、映像表現も最高でティファの戦闘シーンに惚れた。頭から離れなかった。

画像3


■そして

無事に受験戦争に勝利した後、我が家はゲームが解禁になり、兄がプレゼントに「プレイステーション1」を買ってくれました。既にプレイステーション2が発売してから数年たっており、世間はファイナルファンタジー12で賑わっていた頃でしたが、このプレゼントはなによりも嬉しかった…
すぐにブックオフで念願の「ファイナルファンタジー7」と攻略本を買ってきて、そこから最高の生活が始まりました。

メモリーカードがあるし好きな時にセーブが出来る。そしてずっと止まっていた神羅ビルからついに時が動き出し、ミッドガルから出た

画像4

そこには見たことがない世界が。そもそもワールドマップなんて存在自体が初めて。

普段の生活、アニメ、ブラウザゲームで体験したことのない世界。ファンタジーすぎず、どこか現実感のある大人チックなストーリーにドンドンハマっていきました。

そこからはファイナルファンタジー7の世界をひたすら堪能しました。10回以上クリアしたし、アルティマニアにあったような縛りプレイにも挑戦しました。

さらにファイナルファンタジー7の音楽が大好きで、どうしても弾きたかったから小学校の頃に辞めたピアノも独学で復帰。コツコツ練習して"エアリスのテーマ"を弾けるようになり、今でもずっと大好きで弾いています。

(ちょっと前に新宿の都庁ピアノで弾いたやつ。)


多分一番プレイ時間が長いゲームはPCゲームだし、『ドラゴンネスト』のプレイ時間は数千時間いってると思う。

でも一番記憶に残っていて人生を動かしたゲームは紛れもなく『ファイナルファンタジー7』

小学生の頃は自由がなくミッドガルを出れなかった人生。そこからミッドガルを出てワールドマップを自由に冒険出来るようになった中学生以降。

今回のFF7リメイクが分作になり第1部がミッドガル出るまでっていうのがあの頃を何となく思い出すんですよね…
第2部、第3部いつ発売されるんだろうな…30歳までには発売して欲しいな…

FF7リメイクはPS4で来年3月3日に発売。(4月10日に延期になっちゃった。なんか自分の誕生日で運命を勝手に感じてる。)

生きててよかった。早くプレイしたい。

プレイしたことがない方も是非。


いただいたサポートは活動を続ける諸経費に使わせていただきます。 Twitter:https://twitter.com/4mutaaaN