プロデューサーに必要な要件

状況や人によって変わるだろう。

究極経営者と一緒だ。
経営とは究極論"人に仕事をしてもらい、成果を出すこと"だと考える。自分は動かない。

以下3点だ。

①コミュニケーション
②企画
③マネジメント

①コミュニケーション

コレが最重要だ。
コレさえできれば、企画、マネジメントはある程度ノウハウを溜めたり、一部を他のディレクターやPM、ツールに頼ることなどで後天的にどうにかできたりもする。

初期の段階からコミュニケーション能力が高い人もいるだろうが、もし、クリエイター上がりでプロデューサーになる場合、意外とここのハードルが1番高い。

部内、部署外、社内、社外あらゆるシーンで必要になる。

また、企画次第で、関わる社外の人間が多種多様に変わる。この辺り、柔軟なコミュニケーション能力が求められる。

クリエイターをその気にさせる、オタク転がし的な部分も要求される。

対面的なコミュニケーション、資料作成、
交渉、プレゼン提案、チームのアク抜き、メールなどの文面でのやり取り。

②企画力

プロデューサーと、課長と違うところで言うと、こういった企画力が問われる点だ。

また、新しいタイトルであれば、上流の企画かもしれないが、運営タイトルであれば、収益に直接繋がることもあるので、細やかな見方も見なければならない。

商品力がダイレクトに収益に関わることが多いからだ。
寧ろ、プロモーション勝負にならないと勝てないゲームを作っている時点で、負けが見える。

通常の課長であれば、マネジメントに精通していればあとは部下の管理、環境管理下、他部者との連携などが重要になる。

経営者や課長との違い

"ビジネスとクリエイティブをどう繋げるか?"

即ち商材がクリエイティブと呼ばれる類のものである場合、課長とは呼ばれず、プロデューサーと称されることが多い。

"クリエイティブなもの"というとコレまた定義が抽象的ではあるが、映画、音楽ゲーム、テレビ、おもちゃ、広告などだろうか。
必要必需品ではないかもしれない。

課長ではなくプロデューサーと呼ばれる場合、縦軸より、横軸の連携を強く期待されていると考えてよいだろう。

コンテンツの長である。
コンテンツ価値を最大化させるために、各部署の課長と連携する。
といった意識がいるのかもしれない。

企画の中でも課題定義の部分に重きを

あとは、企画において、手段先行の人がたくさんいる点は要注意だ。

プログラマー、デザイナー、プランナー、サウンド、彼らは技術者だ。手段ありきの、アイデアがポンポン上がることは結構ある。

プロデューサーとして、求められる企画力とは、具体的手段の提案ではなく、今、このプロジェクトにおいては、"こんなことに1番、困ってるんだよねー"の課題定義をしてあげることの方が実は重要だ。

③マネジメント

もちろん重要だ。
だが、プロデューサーという観点において、マネジメントは実は大きく重要ではない。

前述した通り、管理下の人間より、チーム外との調整の方が重要だからだ。管理下の人間はディレクターやPMに任せてしまうことも可能だろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?