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世界中の女は俺が守る!「ミッション・インポッシブル デッドレコニング PART ONE」

ドルビーアトモス版で鑑賞しました。大爆発シーンはもれなく全方位から爆発音が包み込むように響き、また超AI”Entity"のブオーンという音は、いかにもハリウッドのアトモスサウンド!と感じられる音響で、ニヤニヤしていました。

ストーリーは冒頭の原潜で突然反乱を起こした自律航法(Dead Reckoning)システム”Entity"と、それを制御する鍵を巡って、IMFのイーサン・ハントが不可能ミッションに挑む前編。
続きがあることは分かっていましたが、結構綺麗に終わっていたのが嬉しかったです。スパイダーバースとか正直あそこで終わるんかい!でしたので。

主人公トム・クルーズが体を張ったアクションで観客をヒヤヒヤさせるのが本シリーズの魅力ですが、本作でも今までのシリーズのアクションを全て超える気概でアクションの撮影が行われており、宣伝で何度も映されたバイクで崖からダイブするシーンは、あ、そのシーンに近づいているな、というワクワク感と遂にきたーとなるタイミング、そしてそのタイミングで列車に乗り込むのかー、というオチまで、まさに魅せるアクションでした。
その後の列車アクションも、クライマックスに相応しい格闘とアクションで、この辺りのシチュエーションを大スクリーンで見れただけでも、初日に見た甲斐があったと思いました。

一方でストーリーは結構ありきたりで。今回の影のボスたるAIも、まあ過去何度も描かれているコンピューターが反乱する展開の1バリエーションでした。また、劇中同じようなシチュエーションが多く、例えばヒロインの一人、グレースがスリなのは分かるけど、ポケットから物を奪うシーン多過ぎで、だんだん意外性を感じなくなりました。もう少しメリハリつけた使い方してほしかったものです。
あと、本作女性が刺されるシーンが繰り返されるのが気になりました。ここもどうにかしてほしかったところ。
その割にはグレースは絶対、とは言い切れないけど守る!と約束するんだよなあ。世界中の女性は俺が守る!的なポリシーなのかな。

でもまあ気になったのはそれくらいで、今回の人間側の敵であるガブリエルやパリスは、イーサンを追い詰めるヴィランとして、最後まで存在感を示してくれました。

次回パート2で完結?するらしい本作。次もこれを超えるトムの命懸けアクションを見ることができるのか、来年が楽しみです。

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