記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

SYNDUALITY Noir 第21話「Your Song」雑感

最高でした。
最終決戦を前にした「静」の回ながら、ノワールとシエル、カナタとトキオの絆に加え、ミステルとマリアにも絆のようなものが生まれており、これからどんな厳しい戦いや試練が待っていたとしても、乗り越えて笑って終われる物語になるだろうという確信が持てる、そんな力強さを感じるエピソードになったと思いました。

デイジーオーガを改修するカナタ。最終決戦仕様って言葉は燃えますよね。ぱっと見は分かりませんが、次回完成した姿がアルターとどう変わったのか、楽しみです。

シエルの献身で復活できたことを受け止められないノワール。こういう心の動き、とても人間っぽいですよね。これはノワールの由来によるものなのか、それともメイガスが進化した証なのか。
ここで出会う、シエルのファンである花束の少女。花束の少女と言えば皆さん大好き、マクロス7で遠くからバサラを見守るあの少女を連想しますよね。本作ではノワールとガッツリ絡んで、彼女の決意を後押ししてくれている、いいゲストキャラクターだったと思います。

そしてマリアとカルタゴへ向かうミステル。好奇心旺盛なマリアの姿を見て、かつてのマスター、パスカルを思い出す姿が切なくも愛おしかったです。

「よっ」と軽く帰ってくるトキオ。第1クールで約束していた話=トキオの過去について語ることで、視聴者だけでなく、登場人物にもイデアールとトキオの関係も伝わって、心置きなく最終決戦を迎えられますね。カナタの力の入ったパンチを受けて、トキオも完全にカナタを一人前と認めたのではないでしょうか。
そしてこのトキオの帰還が、シームレスに次のシーンへ繋がる脚本のスマートさ。違和感なさすぎですが、ここにトキオが居なかったら、コンサート盛り上がらなかったですよね。脚本の山口宏さん、さすがのベテラン仕事だなあ、と感じました。

そして後半のコンサート。歌いたいという思いでシエルに変わってステージに立つノワール。彼女の歌を歌い続けるうちに、ロックタウンの人々も集まってきて……。この辺り、今までノワールがロックタウンの人々に愛されていた描写も前のエピソードで描かれているからこそ、唐突感もなく鑑賞できました。
そしてラストの”Your Song"は、まさかのノワールとシエルのデュエットに。
シエルの最後の思いがこもった歌を受け止めるノワールの歌唱に涙、涙……。
そしてステージを盛り上げるトキオ、いや白仮面の堂に入った司会っぷり。白仮面の正体に気づかないマイケルのボケにも、久しぶりのノリを見れた安心感でニッコニコでした。ステージを最後まで見ないでムートンと向かう姿も素敵でしたね。最後までカナタの頼れる「相棒」として活躍してくれること間違いなし、です。

そんな申し分ない21話でした。
次回第22話「Gravity Coffin」。重力とは何を意味するのか?鈍重な機体を浮かすギルボウの機体のことか、はたまたシルエットのみのヴァイスハイトの機体のことなのか?
そういえばデイジーオーガには、ノワールがメイガスとして乗るんですかね?ミステルと三人で乗るパターンは、流石に戦闘中は重そう。

余談:
SYNDUALITY Echo of Adaのクローズドβテストが始まるようです。
無事発売されそうで、良かった良かった。
ゲームの舞台はアニメの20年前、崩壊前のアメイジア。
アルバやエイダに混じって、AO結晶採掘したりするのでしょうか。
カスタマイズ要素が豊富で楽しそうですが、さてゲーム自体はどうなんでしょうね。
とりあえずβテストに応募しましたので、受かったらプレイして感想をここに残しておきたいと思ってます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?