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ルーザーズよ永遠に「IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。)

鑑賞前

日本でも大ヒットしたITの完結編。地元の劇場もかなり気合入っていて、字幕、吹替、4DXと回数も多めに用意しています。これでドルビーアトモス対応なら完璧だったんだけどなあ。

さて、私は字幕派なのですが、どうも見に行く時間的に、吹替しかない模様。沢山上映してるとはいえ、一回の上映時間が3時間あるからねえ。

吹替陣は皆さん本職なので安心していますが、できればマカヴォイの声の演技も堪能したかった所。まあ取り敢えず今回は吹替で楽しむかなあ。

鑑賞後

結局吹替版を鑑賞してきました。吹き替えの演技サイコー。

前作から27年後、大人になりそれぞれデリーを離れたルーザーズ・クラブの面々は、一人デリーに残ったマイクの連絡を受け、再び恐怖のピエロ、ペニーワイズと対峙することに。

イット the end、前作以上のホラーエンターテインメント作品でした。怖がらせるところはきっちりと怖がらせ、アクション、ドラマは重厚に。それぞれトラウマを抱えて大人になった様子を、ジェシカ・チャンスティン、ジェームズ・マカヴォイ等の壮々たるメンバーが好演していました。

対するペニーワイズさんも、怖がらせ方がパワーアップ。序盤からあの手この手でルーザーズを怖がらせる手法は、コミカルな動きも相まって、楽しいこと楽しいこと。びっくりはしますが、次はどう来る?という期待の方が上回っていました。

そんなコミカルさもあるペニーワイズさんですが、存在としては明確な「悪」。序盤に虐げられたマイノリティ(ルーザーズにも通じる)を無慈悲に犠牲にするあたり、同じピエロでも現在大ヒット中のジョーカーさんのように、あれは俺だ!と言った共感は得られにくいのでは。

そんなペニーワイズとルーザーズ・クラブの対決が、個人戦団体戦とこれでもかと繰り広げられる170分。時間にすると長く見えますが、少年時代をフラッシュバックしながら語られるエピソードはどれもテンポが良く、体感的にはあっという間でした。

細谷佳正、高垣彩陽など人気声優陣をあてた吹き替えも非常に聴きやすく、凄く役にマッチしていました。特に少年時代との声質、口調のリンクが素晴らしく、映像に専念できました。普段は字幕派ですが、これは全力でおすすめできます。

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パンフレットは800円で、最近の相場では最安ですが、ペニーワイズの目が光る加工をされていたりし、巻中にハンドブックが挿入されており、トリビアも散りばめられており読み応え抜群でした。あのシーンの元ネタは…とか確認できますよ。

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