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貴方の好きな作品で叫べ「映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」
普段は行かないイオンシネマ系列で上映していたため、直前まで公開情報を知らなかった本作。子どもたちに話したら既に映画の情報は知っていて、行きたい!との事だったので、ムビチケ買って行く予定にしてました。
その後、公開が始まってからの盛り上がりはすごかった。逆詐欺映画、攻殻機動隊だった、ジョーカーの方がマシ、実質奈須きのこ…。未見だと褒めているのはわかりますが、一体どんな映画なのか全く想像が付きません。
でも見終わった今わかりました。皆この感動を自分が大好きな作品になぞらえて称賛しているのだと。
映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ鑑賞。
— 昼行灯 (@gamconp) November 17, 2019
これ月光条例じゃないか!
なるほど優しい世界ながらちゃんとネタバレ要素あるし、終盤の畳み掛けとエンディングの感動も良き。
序盤ガヤガヤしてた大勢のお子たちが、クライマックスで画面に釘付けだったのが印象的でした。
てなわけで、私は藤田和日郎先生の傑作「月光条例」を引き合いに出して称賛しました。絵本に飛び込んで冒険、自分探しするすみっコたちの物語は、結構そのままじゃないかと思いますが、いかがでしょうか?
映画はスタート時にキャラクターの紹介をしてくれる親切設計。とんかつって、脂身9割だったんだとか、ペンギン?ってクエスチョンにも意味があったんだ、とか、キャラクター絵を知っていてもより理解が深まりました。
そんな彼らが映画の新キャラクター、ひよこ?と出会い、絵本の中で居場所を探して冒険するというのが筋書き。
基本は可愛いキャラクターが絵本の世界の登場キャラクターになりかわって冒険するだけなので、正直少し退屈するシーンもあります。声も基本的にイノッチのナレーションのみなので、私は中盤は少しうとうとしたり。
しかしそんなシーンも全て、クライマックスの伏線要素。ひよこ、きっと「あれ」じゃない……?ほらやっぱり。からの怒涛の展開は、なかなかに見事でした。
極めつけは主題歌、原田知世「冬のこもりうた」ですよ。物語に寄り添った歌詞、メロディが、エンドロールに流れるその後のイラストと共に、優しい涙を誘ってくれます。
会場も地方のイオンシネマでも、家族連れ以外に若い男性のみ、女性のみでの鑑賞も多かった印象ですので、子供向けだから行きにくいかも、と思っている人たちにも行きやすいかと。上映時間短いながら、充実した時間を過ごせると思いますよ。私はちょっと遠い劇場へ行ったので、行ってお昼ごはん食べて帰るだけで、6時間かかりましたが。
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