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肘を伸ばしたバカーサナができない人へ【カカーサナとの違いと身体の使い方のコツと練習方法】

今日はカカーサナ(肘を曲げたバカーサナ)はできるけど…

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肘を伸ばしたバカーサナができないという人へ

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理由と身体の使い方のコツについてお話します。


何故カカーサナができる人がでもバカーサナを難しく感じるかというと、腕の使い方が違うからです。

その為、カカーサナができても、バカーサナになると力が入れづらくなり身体を支え切れなくなることが普通に起こります。

まず僕自身がそうでしたから。


カカーサナとバカーサナの腕の使い方の違いについて

それではカカーサナとバカーサナの腕の使い方の違いについて説明しますね。


カカーサナは胸〜腕の前側に力を入れるとポーズがとれます。

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しかし、バカーサナの場合は背中〜腕の後ろ側から背中にかけての筋肉を使う必要があります。

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カカーサナだけであれば、胸〜腕の前側に力を入れるポーズのとり方で問題ありません。
しかし、カカーサナからバカーサナにいこ移行したい場合は、カカーサナの時から背中〜腕の後ろ側に力を入れたポーズのとり方をする必要があります。

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この違いがあるので、カカーサナができたとしてもバカーサナはできないという状況が起きてしまいます。


チャトランガで力の流れを掴もう


背中~腕の後ろ側を使う力の流れの流れは、チャトランガでの練習がオススメです。

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手で前に押すのではなく

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手を後ろに押すようにイメージします。

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腕はこういう風に力を入れようとしているけど。

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地面があり力の流れをせき止めらるので、背中〜腕の後ろ側に力が入ります。
これは読みながら頭でイメージするだけだと難しいと思いますが、実際に試してみるとよく分かりますよ。

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この力の流れのまま肘を伸ばせばプランクポーズですね。

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そして、これがそのままカカーサナとバカーサナとの関係になります。

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背中~腕の後ろに力を入れる為のシンプルだけど大切なコツ


そして、この力の流れを作る時にとても大切なポイントがあります。
それは、小指の付け根にしっかりと力を入れて地面を押すことです。

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なぜそうするのかというと、小指の筋肉と背中の筋肉は連動しているからです。


試しにこうしてみてください。

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小指側の2、3本の指を反対側の手に引っかけた状態で肘を引いてみてください。
背中〜腕の後ろ側の筋肉で引っ張っているのを感じられますよ。

これ、親指でやると胸〜腕話の前側で引っ張る感覚になって、小指側との明確なら違いを実感できると思います。



チャトランガやカカーサナの時に小指の付け根にしっかりと力を入れて地面を押してみてください。
これだけで背中への刺激の入り方は大きく変わりますからね。

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ちなみに、小指の付け根に力を入れてマットを押した場合、少し浮きます。

ベタっとつけようとするとむしろ力が入りづらくなるので注意してくださいね。


余談だけど大切な話


最後にひとつだけとても大切なアドバイスを。


このポーズは確かに腕力を使います。

ですが、腕力だけに頼るのではなく、全体のバランスや調和も意識するようにしてくださいね。


バカーサナで肘を伸ばせることは確かに大切なのですが、肘を伸ばせないとしてもポーズが心地よく力強い状態であればその方がよほど大切です。

トレーニングではなく、ヨガのポーズなのですから。


ポイント

・カカーサナとバカーサナでは腕の使い方が違う

・バカーサナでは背中~腕の後ろ側の力を使うこと

・小指の付け根にしっかりと力の入った状態でマットを押すこと


動画で見たい人はこちら

https://youtu.be/J3oiMn2K3Vg



ライタープロフィール

ハトのポーズ


■芹澤宏冶(せりざわこうじ)

身体の硬い人の為のパーソナルヨガスタジオ顔晴る(がんばる)ジム代表

■ストレッチトレーナー10年。ヨガインストラクター8年 。少林寺拳法四段。元立教大学体育会少林寺拳法部監督。

■17年でのべ40000レッスン。

■開脚本2冊執筆。発行部数計70000部

■身体の硬い人はいません。いるのは身体が硬くなる使い方をしている人だけです

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