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パリガーサナ(門のポーズ)のコツと練習方法について

今日はパリガーサナについてお話します。

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グループレッスンではそんなに出てこないポーズだと思いますが、とても良いポーズなので是非自主練習で取り組んでみてください。

動きづらい胴体にアプローチできるポーズです。


パリガーサナの効用

パリガーサナの効用です。

・骨盤周りをゆるめる

・肋骨が動きやすくなる

・背骨が動きやすくなる

・ツイストポーズの準備ポーズ

・三角のポーズ(トリコナーサナ)の準備ポーズ

・開脚の準備ポーズ

など


ここで面白いのが三角のポーズの準備ポーズなんだけど、三角のポーズよりもしんどいです。

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三角のポーズと比べて、パリガーサナの方が膝をついている分だけ骨盤周りの遊びがなくなります。

その為、ごまかしがきかなくなり、しっかりと筋肉を使う必要があり、その結果しっかりと伸びます。

その分、体の使い方をしっかりと覚えられて、三角のポーズでもごまかさずにしっかりと筋肉を使って伸ばしたいところに効かせながらポーズがとれるようになります。


軽減法として考えると、三角のポーズの方がパリガーサナの軽減法となりますね。

面白いところです。


ごまかしが効かないので、パリガーサナは骨盤周りや背骨、肋骨といった胴体の動きを学び実践するのに大変適したポーズといえます。



やり方

1,膝立ちになります

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つま先を立てていても寝かしてもどちらでも大丈夫です


2,足を横に出します

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つま先が真横で難しい場合は、ななめ前で大丈夫です


3,手を横に広げます

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4,手の甲を伸ばした足の上を滑らせながら側屈をします

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このまま3~5呼吸キープします



注意点

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膝を下に押さないこと。

体重は上から下ではなく、下っ腹から足元への力の流れを意識してください。


コツ

側屈しづらい人は、先に肘を自分の背骨につけるように動かしてから側屈してください。

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あばらは伸びるけど骨盤周りが伸びない人は、先に上下に伸びてから側屈してください。

膝で押した力で腕を遠くに伸ばすようにしながら側屈します。

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軽減法

ブロックで上体を支える

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母指球でブロックを踏む

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どちらも基盤が安定します


発展法

つま先を持つと、ハムストリングスが良く伸びます。

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準備ポーズ

下半身が硬い場合、伸ばそうとしてもロックがかかって動かなくなることがあります。


その場合は準備ポーズとして、膝立ちで肘を抱えて側屈してみてください。

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胴体が伸びる感覚が掴めます。


パリガーサナでの感覚を準備ポーズで掴みましょう。

基盤を変えても、同じ胴体の伸びを感じられる様に練習してくださいね。

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まとめ

ポーズができることを目標に練習するのはよいことです。

ただ、それと同時に、そのポーズが本来もっている効果を受け取るつもりで練習してみてください。


すると、軽減法や準備ポーズが思いつくようになり、無理なく、そして心地よく力強く練習出来るようになります。

その練習を繰り返すことで自然と柔らかくなりますからね。


パリガーサナの効用は胴体(骨盤、肋骨、背骨)の動きをよくすることです。

パリガーサナを練習しながら、その恩恵を受け取ってくださいね。


みなさんの練習が心地よく力強いものとなりますように。



動画で見たい人はこちら

https://youtu.be/M5WVLFe5BYc



ライタープロフィール

ハトのポーズ


■芹澤宏冶(せりざわこうじ)

身体の硬い人の為のパーソナルヨガスタジオ顔晴る(がんばる)ジム代表

■ストレッチトレーナー10年。ヨガインストラクター8年 。少林寺拳法四段。元立教大学体育会少林寺拳法部監督。

■17年でのべ40000レッスン。

■開脚本2冊執筆。発行部数計70000部

■身体の硬い人はいません。いるのは身体が硬くなる使い方をしている人だけです

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