見出し画像

CBGT(認知行動グループ療法)体験記

 通院している病院では精神科リハビリの一環で認知行動療法を行っています。一か月で1クール、週に一回の全4回構成で、私も一昨年2クール参加しました。先日その振り返り回に参加してきたので、ここに概要をまとめておきます。

 認知行動療法については以下のリンクを参照。(2019.03.30)
 心のスキルアップ・トレーニング 認知(行動)療法とは?
 http://mh.cbtjp.net/cbt/
 日本認知療法・認知行動療法学会 認知行動療法の発展 
 http://jact.umin.jp/ryouhou_hatten/

 ほかのところでは1対1もあるようですが、私の通っているところでは、グループで行いました。まず座ったままストレッチをして、一言ずつ自己紹介をしていくという流れ。
 認知行動療法と言っても認知の面が中心で、全4回のうち3回は認知再構成法(7コラム法)、第4回ではアサーション(相手に自分の意見を伝える方法)のレクチャーを受けました。前回振り返りに参加した時は7コラム法の復習をしましたが、今回は問題解決法を学びました。

 手順を教わったあと、実際にワークシートに書き込んでいきます。
 問題解決法では、
 ①問題状況を具体的に把握する(5W1H)
 ②問題解決のための認知を整える
 ③達成可能で現実的な目標を具体的にイメージする
 ④目標を達成するための具体的な手段を出し、検討する
 ⑤行動実験のための具体的な実行計画を立てる
という段階を踏んで、生活上の問題の解決を試みます。

 ここで重要なのは、問題解決だけを目標にせず、「考えて実行できた」とうことを自信につなげることです。

 上記の手順以外にも、問題を小分けにして考えること、問題解決のための手段をブレインストーミングすること、また結果を評価して残った課題を考えることも学びました。

 最初は難しい印象でしたが、周りのサポートを受けているうちに少し慣れることができました。今後も活用していきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?