FC東京戦 感想 ガンバ大阪雑記

先週付けで叔父に就任したこんにゃくです。
私ごとで大変恐縮ですが、マリノスがACLチャンピオンを逃してしまった悔しさを甥の可愛さで勝手に相殺しておきます。





Jリーグ15節FC東京戦をDAZNで視聴しました。
1週間前の川崎戦に勝利し、2連勝を目指すガンバ。
一方、FC東京は水曜日のルヴァンカップから中3日。
メンバーもリーグ戦からターンオーバーしてるとはいえ、PK戦にもつれこんでの中3日なので疲労は隠せずといったコンディション。

ヴェルディ戦と同じく「引き分け濃厚。。。」といった雰囲気が漂いだしていたなかでポヤトス監督の選手交代とポジションチェンジがハマり終盤の山田のガンバ初ゴールで勝利。



ざっくり

前節スタメンから1枚、ダワン→ネタラヴィに変更。
控えGKは2試合ぶりに東口。戦線離脱していた松田陸と山田康太もベンチ入り。
序盤はコンディションの差なのか、ガンバがボールを握りFC東京陣内でプレー。
いつもは 攻撃時、CFとトップ下の縦関係の宇佐美、坂本も横関係に並び、半ば4トップのような陣形で攻める。
しかしゴール前でスローダウンしてしまい、なかなかシュートまではいけず。
それにしても山下速ぇ…。
ざっくりとそんな印象の前半。

後半に入るとFC東京が守備時のプレスの圧力、攻撃時のギアを一段あげてくる。
特に左WG俵積田とトップ下荒木の連携でガンバ右サイドを起点としてチャンスを作られはじめる。
一方のガンバはボランチ2枚のところでハメられにきていて、なかなかボランチから大きな展開のパスが出せず。
そうなると宇佐美が降りてきてゲームメイク。
ますますゴールから遠ざかる悪循環。

なんとなく膠着状態のなか、72分に展開力を期待されてかネタラヴィ投入。
その後倉田、山田も2枚替えで登場。倉田が左サイドに、ウェルトンが左から右にスイッチ。

結果的にこの交代が功を奏し、ネタの右への大きな展開のパスにオフサイドラインの駆け引きを制したウェルトンが反応。
マイナスのクロスを山田がワントラップからのボレーで突き刺す。

虎の子の一点を守り抜きガンバが2連勝。
ちなみにウェルトンが右サイドに移る前に、山下が右サイドで躍動し、対面のSBのバングーナガンデからカードを誘発し、結果バングーナガンデは途中交代になったことも添えておきます。

以下私の主観による感想です。

22. 一森 純

全体的にはガンバが支配する時間帯が多かったなかで、Dオリヴェイラ、荒木といったワンプレーでチャンスを演出できるFC東京攻撃陣のカウンターにも集中を切らさず対応。

3. 半田 陸

FC東京の攻撃が、どちらかというと半田サイドを狙っている感じだったのでなかなか偽SBへのポジション移動は出来ず。
とはいえ縦の運動量は素晴らしく、無失点に抑えたのもさすが。
同ポジションの松田陸も実戦

現在リーグ最小失点のガンバ。
キーパーからFWまで全員の守備意識が高いからこその結果なのは間違いないが、特に中谷の対人の強さによるところが大きいのは否めない。
この試合でも終盤の相手のパワープレイを跳ね返す中谷の身体が2.5mくらいにみえた。
それくらいの存在感があった。

2. 福岡 将太

今シーズンガンバの守備が固くなったのは周知の事実だが、攻撃の場面でもビルドアップ時にCBが出しどころを探しすが見つからず、結果蹴らされる。みたいな場面は少なくなりスムーズに繋げている。
もちろん複合的な理由があってのことかと思われるが、ボール保持時のビルドアップが安定することによって守備も固くなってるんのかな?と勝手に推測。
そして複合的な理由のひとつに福岡の足元の上手さも含まれるかなと更に勝手に推測。

4. 黒川 圭介

J1通算100試合出場。
攻守において切り替えの早さが目立った。
あとはセットプレー時に、キッカーとしてボールの側に立つものの、なかなかFK蹴らせてもらえない問題についてどなたか解説をお願いします。

23. ダワン

守備面ではハードワーク。
攻撃面ではCKにヘディングで合わせて惜しい場面もあった。
また膠着状態では自分でボールを運んで均衡を崩そうと試みるもシュートまではいけず。
今後も鈴木、ネタの3人で回していくと思われる。
前節で手を痛めたのか黒いテーピングを手に巻いてました。

16. 鈴木 徳真

ボールを持てる展開ではあったもののなかなかシュートで終われないガンバ。
そこでダワンはドリブルを試みて、鈴木は前線へと飛び出して相手のバランスを崩そうとしてた。
しかし後半からギアを上げてきたFC東京のプレスに苦しむ。
決して出来が悪いわけではないが、ダワンとともにもう少し大きい展開の配球をみせて欲しかったところ。
とはいえ今のところボランチの軸は鈴木ですな。

13. 坂本 一彩

ライバルの山田がベンチ入りしてきたので結果をだしたかったが、なかなkシュートを打てず。69分のシュートが初シュート。
山田が結果を出したのでこれから良い意味でのポジション争いが楽しみ。

17. 山下 諒也

半田のクリアボールを1人で運んでシュートまで持っていた場面はまさに移籍前に動画サイトのプレー集でみていたやつだった。
あとは守備面でもスピードを活かして広範囲にプレスにいけるので宇佐美、坂本もプレス時、相手SBまで追いかけることも少なくなり体力温存ができる。

97. ウェルトン

対面する長友に中々縦突破をさせてもらえず苦しんだが、カウンターで長友を吹っ飛ばして山下にスルーパスを出した場面はこの試合のハイライトのひとつであった。
しかし、全体を通してはスローインやパスで粗いミスが目立った。
しかししかし、右サイドに移行すると山田へ決勝アシスト。
右サイドからのマイナスのクロスのアシストは今シーズン3点目くらい?

7. 宇佐美 貴史

攻撃面では明らかに右脚を警戒されてなかなか気持ちよくシュートが打てない。
本来は左でも打てるはずだが怪我の影響があるのかな?
しかしこの試合で特筆すべきだったのは守備面。
右サイドで半田とFC東京俵積田の1対1の場面。
俵積田がガンバPA外ぐらいで抜け出しかけたところを猛烈なプレスバックでスライディングした選手がいてDAZN観戦の私は「あ~ダワン、ダッ、いやっ宇佐美!?」ってなった。
まさかまさか。
素敵。


途中出場選手


6. ネタ ラヴィ

72分にダワンと交代で出場。
前節と同じく相手ゴール前までは運べるものの、引いた相手を左右に揺さぶるような攻撃が出来ず、サイドチェンジを狙うのも宇佐美くらいなものなので、「2ボランチに展開力が欲しい、ネタラヴィカモン」と思ってたらネタラヴィが出てきて、しかもネタラヴィの大胆な展開のパスからゴールが産まれた。
私の願望とポヤトス監督の采配が一致した。
今度からダニって呼んでみようかしら。
いややっぱりやめとこう。すみません、ポヤトス監督。

10. 倉田 秋

84分に山下と交代。
この試合のネタラヴィ以外の交代選手の特徴のひとつは走力かと思われる。
思えば2014年の3冠のときからすでに走力を武器にして走り続けている倉田ってすげぇ。
(当時は阿部、大森としのぎを削っていたなぁ)

9. 山田 康太

84分に坂本に代わり出場。
嬉しいガンバ初得点。
山田が夏になる前に帰ってきてくれたのは本当に大きい。
そしてシュートもしっかり上手かった。
これからもどんどん量産していってほしい。

40. 唐山 翔自

85分に山下に代わり出場。
ワントップかと思いきや、5-4-1の右サイドハーフ(?)。
守備のタスクがほとんどだったが自陣PA内でもしっかり身体を張ってブロック。
がんばれがんばれ唐山。

46.  松田 陸

宇佐美に代わり85分に2枚替えで登場。
久しぶりの出場。5バックの右というポジション。
無失点で終えれたので復帰戦としては良しでしょう。
コンディション的にはこれからかもしれないが松田復帰は良いニュース。

その他

DAZNの解説は基本的にホームチームのOBが担当するイメージでしたが、
今節はFC東京のホームで解説はなぜか播戸氏。
そして実況アナは野村明弘さん。
野村さんの実況でFC東京のボランチ高宇洋がガンバに所属していたのが2019年途中までと聞いびっくり。
そうか、そんなに時間が経つのか、鉄板のヤンレオコンビ…。



どうぞよろしくお願いいたします。


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