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【おすすめ絵本】くすのきだんちシリーズ

 5歳のガマジュニアは絵本が大好きでちょっと時間があれば絵本を読んでいる。

おかげで最近は自分で読めることはもちろん、読み方に感情がこもっていて音読がやたら上手になってきた。

そんなガマジュニアが最近好んで読んでいるのが今回紹介する「くすのきだんちシリーズ」である。

本書の概要

くすのきだんちシリーズ

作 武鹿悦子 絵 末崎茂樹 出版社 ひかりのくに

あらすじ

 大きなくすのきは10階建ての団地、主人公のもぐは地下1階に住んでいるこの団地の管理人。この団地にはたくさんのユニークな住人が住んでいます。

 音楽家、看護師、大工、シェフ、などなどいろいろな職種の動物たちが住んでいます。

 このくすのきだんちで起こる日常がこのシリーズのお話。住人たちはみんな優しくて素敵な人たち。いろいろな出来事が住人たちの優しさに包まれていて、ほんわかした気持ちになることができます。

こんな人におすすめ

 絵本というと子供向けのものだ。ガマジュニアも大好きで、よく読んでいる。絵本を見て思うことは、子供が好きなものは何か本質的なものがあるのではないかということ。子供が本能で好きだと思っているものはきっといいものなんだろうと思う。そういう観点でこの絵本を読んでみると、ほんわかする読後感は何かギスギスしている大人こそが読むといいものではないかと思う。上司から嫌味を言われて嫌な気持ちになった時、同僚が自分の手柄をとってもやもやしている時、理不尽な要求に渋々従わなければならない時など、大人は生きているだけで自分の思い通りにならないことがたくさんある。そんな時こそ、このシリーズを読んでみると気持ちがほぐれてくるのではないかと思った。

 大きくなってから絵本は子供が生まれるまでもちろん読んだことはなかったが、子供のためだけでなく、自分が得るものがあるのでは?という視点を持たせてくれたシリーズということで思い入れがある。全9作品あるらしく、まだ読破できていないので少しずつ読んでいきたい。



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