ここらへんの史跡をゆく⑫~岡崎ふたたび
ふたたび岡崎を訪れた。そしてその日から一ヶ月が過ぎた。「岡崎」を書こうとすると、何故か別の書きたい題材が現れてきて、二度三度と先延ばしにしてしまった。そうこうしてると、書きたい気持ちも記憶も薄れかけてきた。何とか今日やっつけてしまおう。
前回岡崎を訪れたのは去年の4月下旬だった。その時の記事が⇩添付。私は「う~ん? 家康いなくない?」と感じ、「このままじゃマズいよ。どうする岡崎!」と書いた。岡崎城とその周辺を散策してあまりの "家康感不足" に危機感を抱いたのだ。記事には岡崎市議の方も "スキ" を下さった。
ずっと気になっていた「あれから岡崎はどう対処したのか」の確認のために、早咲きの桜が開きかけた3月の晴れた日、私は岡崎城を再訪した。
行ってみてあまりの変貌に驚いた。そして安堵した。岡崎城はすっかりリニューアルされていた。そして傍らの「三河武士のやかた 家康館」は、一年の期間限定で「岡崎 大河ドラマ館」に変わっていた。
昨年訪問時はスカスカだった岡崎城の中は、新たな展示物で埋め尽くされていた。そして新設された大河ドラマ館はなかなかの見応え。出演者の等身大パネルに迎えられ、中に進むと撮影セットや衣装が展示されている。関ケ原の戦いの動くジオラマは、とても分かりやすくて私の頭の中が整理できた。詳細は⇩のHPをご覧下さい。
今回調べていて大河ドラマ館は岡崎だけではなく、浜松と静岡にもあることを知った。すっごいですねー、さすが大河ドラマ。どこの都市も「おらが家康」を主張し観光客誘致に熱心だ。
ここでそれぞれの街 (旧国名)「キャッチフレーズ」、家康さんが暮らした年齢と居住年数をまとめてみる。
岡崎 (三河)「誕生の地」 0~4歳 & 17~24歳 11年間
浜松 (遠江)「出世の街」 24~43歳 19年間
静岡 (駿府)「愛したまち」 6~17歳 & 43~47歳 & 62歳~73歳 26年間
※因みにその他地区の居住歴は‥ 名古屋 (尾張) 2年 東京 (江戸) 15年 。
家康さん本人の土地に対する思い入れを推測すると、岡崎はちょっと分が悪いように思う。だが何と言っても岡崎は家康誕生の地であり、徳川家発祥の地。頑張って欲しい。どう頑張るのかは分からないが。
**
※ 浜松、静岡の大河ドラマ館のHPも添付します。
< 了 >
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?