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本を読むのが遅い

私は本を読むのが遅い。「あるかな」と思って調べたが "遅読" という言葉は広辞苑には載っていない。Yahooで検索すると "goo辞書" と "コトバンク" には出ていた。"速読" の対義語としてできた新しい言葉なのかもしれない。私の作文ではこの新語 (?) を使う。

元々私は遅読だったが、このところそれが加速した( "遅読が加速する" は変か?でも意味は伝わる)。さもあらばあれ。寄る年波には勝てない。具体的には‥  眼が疲れ易く長時間の読書がしんどい & 読解力が著しく低下した & 集中が続かず眠くなる などの原因が挙げられる。 

先月で note を始めて一年が過ぎた。今日時点で119人のフォロワーさんがいる。名もなき初老の者が書く"役に立たない独り言" "背骨の無い雑文" を読んで下さる。すごく嬉しくて感謝に堪えない。

逆に私がフォローしているのは51人と少ない。「フォローしたらちゃんと読む。そして気に入ったら❤ "スキ" をクリックする」の方針を守りたい。そうすると、遅読の私にはこのフォロー数ぐらいが限度なのだ。このアンバランスが故に、礼を欠くこともあるだろう。心苦しい。

私の読書のもうひとつの特徴は、いつも並行して複数の本を読んでいること。ここでは "併読"という言葉を使う。何故そうなるのか。私は読みたい本が現れると、その時読み掛けの本があろうと読み始める性癖がある。また部屋で読む本、電車や喫茶店で読む本、布団に入って読む本などと場所別に本を分けている。最近は細君と音読する本も加わった。

下の画像は、10日ほど前に併読していた本たちだ。長くなるので各々の読書の動機と読む場所についての云々は割愛する。これらの本を併読している中、大好きなシリーズ本が発売されていることを知り、それらを割り込ませて読んだ。そして先に読了した(下画像の2作)。

割り込みした2作 左はコミック "BlueGiant"
どちらの作品も、主人公が魅力的で憧れる。

テレビを見る時に、頻繁にチャンネルを切り替えることをザッピング(zapping) と言うそうだ。私の読書はそれに似ている。昔からそんな読み方だった。しかし最近は遅読が進み、同時に記憶力衰退の要因も加わり、私の "ザッピング読み" は混乱(破綻?)の兆しが見えている。

遅読もあって最近は併読の冊数が増えている。何となく読まなくなり中断してしまう本もある。文字を追うばかりで、中身が全く頭に入らぬまま読了することも最近はよくある。う~む‥ どうやら長年の読書流儀を見直す時期が迫っているようだ。

note に書くために自分を顧みると、最後は反省で終わることが多いが今日もそれだった。note を始めてよかった。「身の丈に合った生き方をしなきゃいけないが、身の丈って変わるもんなぁ~」そういうことです。そうします。

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自分が読む本を公表するのは「お里が知れる」ようで少し怖かったのですが、手っ取り早く私を知っていただく助けになるでしょう。私はあんな本を読んでこんな文章を書く人です。今後ともよろしくお願いいたします。

< 了 >

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