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人を判ずる

二軸四象限型マトリクス (以降 二軸マトリクス) というものがある。名前だけではピンと来ないかもしれない。十字に交わる縦軸と横軸それぞれに要因と水準を設定して、対象物(や人など)の属性を分別するアレ ( ↓ ) だ。

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※ご覧になったこと有りますよね。要因を増やして詳細な分析を行う場合は、五角形や六角形のレーダーチャートを使ったりします。二軸マトリクスは対象を4種類の属性に分別する、ごく簡易的な方法です。

私はサラリーマン時代、頭の中にそれを描いて大雑把な人物判断を行っていた。その対象はお客様や取引先の方々ではなく、主に社内の人物が判定対象だった。

私の頭の中を文字にしてみると‥‥
横軸は【能力】  左端 (無能)→センター (普通) →右端 (スーパーマン) 
縦軸は【人格】 上から (高潔)→(誠実)→(公正)→(普通)→(姑息)→(卑怯)→(卑劣) 
をランク分けのキーワードとする。

※漠然と頭の中でやっていた判定を、敢えて文字化してみたら前段のようになります。元々しっかりしたキーワードがあった訳ではありません。 

私の判定では、大多数の人物は十字の交差点近くに位置付けられる。凡庸な私は、中心より少し右斜め上といったところか (若干ひいき目)。

しかし、ごく稀に上下・左右に大きく振り切った人物が現れる。

◇そういう極端な人を一言で表現してみると‥

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◇そんな人たちとの接し方。ポイントは次のとおり。

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サラリーマン人生の中では、運悪く "怪物" と出会うこともあります。その時はできるだけ距離を取ること。無理なら上手に折り合いをつけること。折り合いを欠くと、意地悪や謀りごとを浴びせてきます。下手な対応を取ると潰されます。

まずは早く正体に気付くこと。近寄らない。心を許さない。ただ何か仕掛けられたら静観はしない。静観は "怪物" の思うツボ。でも戦わない。戦っても勝てない。頑張って「道理にかなった普通の正義」を毅然と語る。舐められてはいけないから。

そんな覚悟を持って日々を過ごして欲しいと、現役の後輩たちに思いを馳せる引きこもり老人です。

<了>

《付記》本稿を書き上げ、細君の校閲を受けた。「少しも面白くない。どうしても載せたいならどうぞ。」と冷たく言われた。ネタは枯れ気味だし、せっかく書いたから今回は投稿する。会社員時代をテーマにするのは難しい。面白おかしく書くことができないようだ。私が悪い。今後しばらくサラリーマンネタは書かないことに決めた。

    

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