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生活者の時間の使い方

お久しぶりです!
前回、リサーチマンガについて書いた五十嵐です。
(この記事 https://note.gallery.intage.com/n/n9d79d1f3cf91

今回もリサーチ初心者の方向けに、ちょっと役立つ話をしたいと思います。

突然ですが、
“パネルデータ”という言葉、聞いたことありますか?
データは分かるけど、パネル・・・??という方も多いかと思います。

パネルデータとは、
同一の標本(対象)について、特定の項目を継続的に調べて記録したデータのことを指します。
例えば、弊社インテージのデータだと下記のようなものがあります。
・SCI®(全国消費者パネル調査)
 全国15歳~79歳の男女53,600人の消費者から、継続的に収集している日々の買い物データ
・SRI+®(全国小売店パネル調査)
スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター・ディスカウントストア、ドラッグストア、専門店など全国約6,000店舗より収集している小売店販売データ
…などなど。

パネルデータの特徴である、“同一の調査対象を追いかける”ことで、様々な角度からの分析が可能になります!

文字で書いているだけでは分かりにくいと思いますので、
パネルデータを使ってインテージが公開しているデータを見てみましょう。
先月(2022年10月)知るギャラリーにて新しく公開した「生活者の時間の使い方」を取り上げます。
https://gallery.intage.co.jp/time-spending/

この記事では、i-SSP®(インテージシングルソースパネル®)というパネルデータを用いて、コロナ下において、「イエナカ時間が増えた」といった暮らしの中の時間の使い方が変化したことが話題になっている昨今、実際、どのような変化が起きているのか?読み解いています。

<データから読み取れること(一部抜粋)>

《メディアの利用時間》
私たちの暮らしにおいてスマホは絶えず身近にあるモノになりました。スマホアプリの利用時間も2019年以降、伸び続けています。2020年3月以降のコロナインパクトを受け、その伸び率もより大きなものになっています。
また、ネットショッピングや動画視聴などが活用になったことから、スマホよりも大きな画面で楽しめるパソコンの利用時間もゆるやかに増えています。

《アプリの利用時間》
SNS(LINEやTwitterなど)、動画(YouTubeやAmazon primeなど)、ショッピング(Amazon、楽天市場など)の利用率が高くなっています。また、これらのアプリは利用率だけでなく利用時間もそれなりに長いことも特長です。

・・・など、記事ではもう少し詳細にリサーチャーのコメントが載っています。

また、BIツールでデータが埋め込まれており、記事内で期間や性年代なども自由にフィルターをかけてみていただけます!

今回ご紹介した「時間の使い方」以外にも、知るギャラリーでは、
お金の使い方
移動行動
食卓行動
など、弊社で取得しているパネルデータを使って、様々なデータを公開・毎月更新していますので、ぜひお時間ある時に覗いてみてください!