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太陽と冥王星(表と裏)

冥王星という惑星は冥界の星ということで
「死」というものがキーワードとなるのだけれども。

そもそも、過去世、遺伝子、DNA、生まれ変わりなどの
情報を保持している惑星として考えたときに

「死」だけでは片手落ちになり
必ずサイクルとしての循環『生』が存在しなければならない。

しかし、近年になって
冥王星は「死」だけではなく「生」の意味を持つ
2面性のある惑星ということがわかってきたようだ。

そして、じつは「冥王星」の表の惑星が
「太陽」であるという説を唱える人が多くなってきた。

確かに裏という意味での「死」を象徴するのが冥王星であれば
「生」を象徴する太陽は表になるのだと感じる。

そして、インド占星術においては
太陽は魂の視点からするとネガティブな惑星に捉えられている。

なぜなら、純粋な魂の向上を太陽という
個人的自我を表す惑星が足を引っ張るという考え方があるからだ。

自我欲は魂の成長にとって妨げとなるということ。
太陽という惑星はネガティブな作用をもたらすとも考えられている。

そう考えると、人の生き死においては
どちらも物質的要素の強い天体のエネルギーが必要だということ。

太陽も、冥王星も。
どちらも物質を象徴したり、生み出したりすることでもある。

死とは「肉体が滅びること」を意味し
生とは「肉体が誕生すること」を意味する。

つまり、肉体とはそもそも物質なのだから
太陽にしても、冥王星においても同じく「物質」を象徴しているのだ。

それゆえに、冥王星を魂の惑星ルーツに持つ人は
同時に太陽を魂のルーツとして持つ人でもある。

冥王星のミステリアスな雰囲気に惹かれる人は
その奥にある太陽のような眩しいひかりに魅了されているのかもしれない。



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