ラリーガ21-22 第3節 全試合プチレビュー



①マジョルカ 1-0 エスパニョール

【マジョルカ】 ’27 ダニ・ロドリゲス

●強みを活かし、昇格組対決を制す

マジョルカエスパニョール


昇格チーム同士の対戦。
どちらもしっかり1部で通用している印象で、開幕2試合マジョルカは4ポイント、エスパニョールは2ポイント。エスパニョールは初得点を取りたい。

マジョルカはトップにビジャレアルからレンタルのフェルナンド・ニーニョをスタメン起用。
右サイドでスピード感ある突破を見せているムブラをこの日は左で起用。

エスパニョールは前節ビジャレアル相手にポジティブな試合。非常に喧嘩が強そうな2部得点王、R.D.T.ことラウル・デ・トーマスの爆発に期待。

マジョルカは、開幕戦でも触れたがCHのクオリティが非常に高い。ババとサルバ・セビージャのコンビは守備の強度もビルドアップも、前線へのアタックも上質。中盤で優位に立って狙い通りに試合に入る。
相手を押し込んだ際には右ワイドの久保から仕掛けられる。ニーニョがポケットを狙って侵入する形は可能性を感じる

エスパニョールはディマタのポストプレーを軸に。プアドとR.D.T.が絡んでシンプルにPA内で入ってくる。右サイドのエンバルバ、オスカル・ヒルのコンビは良いアーリークロスを蹴れる選手。突破力はない

先制はマジョルカ。27分。
ゴール前でシュートチャンスを得たニーニョがトラップミスしたがゴチャついたところにダニ・ロドリゲスがいてゲット。
このツートップ、どちらも足りない部分もあるんだが、良いコンビだね。積極的でポジティブ。そして味方を信じてプレーしている感じが良い。
エスパニョールはこれが今季初失点。初得点は遠い。

後半もエスパニョールに決定機を作らせなかったマジョルカ。試合巧者感もあり、先行逃げ切りは得意パターンとしていきたい。
エスパニョールはとにかく一点。ケチャップが出るの待ち


●ピックアップ選手
イドリス・ババ
19-20シーズンも主力だった25歳は、2年ぶりのプリメーラでスケールアップした印象を見せている。球際も空中戦も強く、ビルドアップ貢献も高いCH。90分間持続できるスタミナも印象が良い。


②バレンシア 3-0 アラベス

【バレンシア】 ‘3 ヴァス ’45+3 ソレール ’60 ゲデス

●成功の補強、上位争いへ名乗りを上げる

バレンシアアラベス

バレンシアは開幕戦3分退場男のギジャモンを懲りずにスタメン。
そんなこの試合は開始3分、ゲデスとチェリシェフで左サイドを解決してグラウンダーのクロスにヴァスが合わせて先制。僕の目にはオフサイドにしか見えませんでしたがセーフでした。3分に何かが起こるチーム

4-4-2でCBまで追い回す意欲的な守備。
8分にもコレイアが引っ掛けて速攻で決定機を迎えるがゲデスのシュートは決して枠に飛ばないのである。


一方のアラベス。開幕から連敗で迎えたここはミアズガ、ハビ・ロペス、ルーム、ペリストリ、グイデッティの5人を今季初スタメンで起用。特にペリストリとグイデッティには得点面で期待したいところ。組み立てはポルトからレンタルのルームを使いたいが、たいして効果的でもなく。バレンシアの前プレに面喰らって序盤から後手に回った

バレンシアは構成的には4-4-2風のオーガナイズ。ルームとピナのところまでヴァス、ギジャモンがごりごりにプレス。取ったらとりあえずハイサイドに蹴っ飛ばしておけば人外体力集団が全力でどうにかする、という。力技だがこの編成には合ってるかも

前半終了直前にはピッチを幅広く使っての放り込みに、最後はソレールが踵でオシャレにゲット。4,5人PA内にラッシュしてくるアーリークロスはど迫力。これを跳ね返された時に潰すのが、ギジャモンの仕事なのかもしれない。なお、退場

アラベスは後半開始からリオハを入れて少ない人数での解決を目指す。が、バレンシアは雑な放り込みでマキシ・ゴメスががっつりキープ。ゲデスのダメ押しゴールで勝負あり。ゲデス、今季は8点位は取れるといいな

バレンシアは、中央の印象が強いソレールが右のアウトサイドポジションで、上手く中央に関わりながらプレーできているのが大きい。替えが効かなそう。彼が内に絞る事でコレイアのランニングレーンを開けているのもバランスが良い

そして新加入でポジションを獲得した2人。
GKのママルダシュヴィリはこの日も好セーブ連発。英語実況もたぶん褒めてた。まだ20歳。
そしてCBでガブリエウ・パウリスタとコンビを組むのがヘルタ・ベルリンからレンタルで加入のアルデレーテ。対人もビルドアップもハイレベルにこなして守備陣をリード。

チームはこれで開幕3戦で7ポイントと好発進。
今季は上位争いに食い込む、という意気込みを感じるスタートとなった。


アラベス。開幕戦のマドリー戦でも良いところなく敗れ、マジョルカ戦でもライン間を好き勝手使われていた。この日は選手を大幅に替えてきたが早めの失点でゲームプラン以前の試合になってしまった。これで開幕3連敗。何らかの変化が必要だ


●ピックアップ選手
アルデレーテ(バレンシア)
上記の通り、左CBとしてハイパフォーマンス。
ビルドアップ性能が高く背走も上手。新たな攻撃パターンを産めそう


③セルタ 0-1 ビルバオ

【ビルバオ】 ’34 イニャキ・ウィリアムズ

●内容よりも欲しかった、今季一勝目

セルタビルバオ


お互いにそろそろ勝利が欲しい両チーム。
序盤は、中盤での奪い合いで優位に立ったセルタ。ブライス・メンデスの上手すぎるプレス回避でチャンス演出
新加入の左SBハビ・ガラン。開幕戦からハマってたけどさすがの存在感。このチームはアーリークロスが合いそうなので重宝されそう

しかし先制はビルバオ。
何でもないボールをアイドゥがチョンボしてイニャキに決められる。セルタは本当にこういうところ。
ビルバオはここまでずっとバタバタしている印象だが、先手が取れた。

後半も流れは変わらず。50分、久しぶりに押し込んだビルバオが放り込みを繰り返して、ベレンゲルが一枚剥がして最後はまたもイニャキ。
が、ベレンゲルが抜け出すときにデニス・スアレスに対してのファールがあって取り消し

試合終盤には前がかりになったセルタの背後をビルバオがカウンターで狙うが、GKディトゥーロが好セーブ連発。詰めが甘いビルバオ。
マテウ・ラオス主審の60メートル離れた位置からのイエローカード提示などもあり(ウナイ・シモンの遅延行為)、そのまま終了

セルタは途中から出てきたベルトラン、セルビも含め中盤はみんな技術があって上手いんだが、いつもその先がない。
最終ライン以外はもうメンバーも固定されており、上積みの可能性はあるのだろうか?
そもそも替えがいないCFはサンティ・ミナと心中するしかない状況をどうするつもりなのか。今季も心配なチームだ

ビルバオは61.8%ボールを持てた割にはチャンスは少なめだったが、まずは3ポイント取れた事。ニコ・ウィリアムズが入ってからは縦にスピード感も出て、サイドで新たな選択肢を作れそうな予感。


●ピックアップ選手
ハビ・ガラン(セルタ)
3試合目で周囲との連携も取れるようになった。大外のポジションで浮く事が多く、アーリークロスにドリブル突破にと違いを出した。


④エルチェ 1-1 セビージャ

【エルチェ】'11 ロコ
【セビージャ】'41 エン=ネシリ

●エルチェのバランス調整〜シンプルに〜

エルチェセビージャ

エルチェはベネデットがスタメン。右はホサン。
クンデのいない最終ラインにレキクを入れたセビージャ。ラキティッチが初先発

11分、2つ続いた決定機をブヌに防がれたが、CKの流れからフィデルのとんでもねえスルーパスに、残っていたCBのロコが反応しホームのエルチェが先制。ついに掴んだ今季初ゴール。
おれのお気に入りWBモヒカがサイドチェンジを蹴ってそのまま渡した相手(フィデル)の外側までランニングするというダイナミックすぎる動きでラストパスを助けた。すげえな

セビージャはフェルナンドorラキティッチがCB横に落ちて3枚でビルドアップ。引き続き"3枚もいるか?"って感じだが
とにかく広く幅を取るが、エルチェの守備と噛み合いまくるのでギャップを作れず苦戦。スソ以外に1vs1で怖い選手がいないのもある

中盤で動きが良かったのはエルチェ。
組み立ての際、フィデルだけでなく右IHのラウル・グティもライン間に顔を出して簡単に前進する。アトレティコ戦でやらなかったじゃん。守備でもこの日は機転が効いていた印象
この日のエルチェの攻撃は、幅を使うよりもシンプルにツートップにボールを入れて全体を押し上げ、中盤にボールを戻してフィデルがどうにかする、という構成。一旦、今季やりたい事から距離を置いた感はあるが先制できたし、一つのやり方なのかな。球出しを少しシンプルにした。

残念ながら30分にボイェが負傷でペレ・ミジャと交代。45+3分過ぎにはセットプレーからセビージャが同点に。前半終盤は揉めまくって激しい試合に

後半は試合が硬直。セビージャはいつも通りやるが、変化がないというか、工夫がないというか。エン=ネシリの頭に合うクロスが多かったが。70%ボールを持っているような試合には感じなかったな。
後半にパプ、ラメラ、ラファミル入れてどうにかなってくれ、みたいな試合が今後も増えそう

70分頃にエルチェはディエゴ・ゴンザレスが足やばそう。エルチェ、めちゃめちゃ戦ってる分、まだ3節なのにキツそうな選手が多いのがかなり気になる。どの試合も最後はヘロヘロ。
それでも、少しシンプルに放り込む選択をしながらセビージャからも先制点を取れたバランスは今後の指針になりそう。ボイェの怪我が酷くない事を願う

●ピックアップ選手
フィデル(エルチェ)
絶好調。ファーストタッチの置き所が良く、相手を寄せ付けない技術は異色。ある程度プレッシャーを受けずに前を向ける3CHも合ってるし、目の前にボイェがいて外をモヒカが駆け上がってくれるポジションも彼に合ってる。運動量があって守備範囲も文句なし。エルチェは彼のチーム。


⑤ソシエダ 1-0 レバンテ

【ソシエダ】 '42 バレネチェア

●違いを生んだ魔法使い

ソシエダレバンテ

試合を支配したいソシエダと、引いてカウンターで決めたいレバンテの試合。好ゲーム期待の一戦

ソシエダは希望通りボールを握れる。
左はバレネチェアが大外に張り付いてメリーノがガンガン前に出てくる。

レバンテはモラレスをベンチスタートに。
4-4-2できっちり撤退する。中央の3枚にボールを入れさせない守備でスタート。

真ん中を使わせない

まず守備から入って、得意のカウンターを出したい。

真ん中を封鎖されどうしても外回りになるソシエダのビルドアップ。こうなると序盤から球際バトルになる。激しい試合に。
42分にソシエダが先制。中盤で奪って左サイドのバレネチェア。チェンネルに入ったシルバとのワンツーを使って先制ゴール。シルバ、さすがの働き。

後半に入ってもレバンテが正しく守り、ソシエダがミスをしない、という展開は変わらない。
65分にレバンテはモラレスとデ・フルートスを入れて何とか糸口を探す
しかしソシエダも粘り強く、最後までレバンテのカウンターを出させず、保持から2点目を狙う展開。レバンテは終盤の放り込みも虚しく、1点が遠い試合だった。
ソシエダは楽ができない試合ながらもいずれも1-0での2連勝。レバンテは初勝利が遠い


●ピックアップ選手
ダビド・シルバ(ソシエダ)
3戦連続スタメンの35歳はバレネチェアの決勝点をアシスト。全員上手くてポゼッションできるソシエダだが、PA内での閃きを発揮してゴールに繋げる役割をこのベテランが果たしている


⑥ベティス 0-1 マドリー

【マドリー】 ’61 カルバハル

●復調のベティス。負けないマドリー。

ベティスマドリー

不調のベティスはトップにファンミを起用
でかいトップではなく速いトップを使うと

調子が良いのか悪いのかわからないマドリーはナチョが欠場でアラバが左CBに入る。グズらないか心配。この構成だと攻撃はバルベルデとイスコの負荷が多そう。

ホームの後押しを受けて強めに入ったベティス。お互いにボール保持をしたいので前から寄せていく。
マドリーは4-5-1で撤退。取り切って一人でPAまで持ち上がれるヴィニシウスの異能。調子良さそう。
ベティスも4-4の撤退は強固。カゼミーロを自由にさせない守備が重要。フェキルとファンミが走るポジトラでもチャンスを演出できる

だいぶ熱くなり(主にベティスが)イエロー連発で前半終了

60分、ベティスがなかなか自陣を抜け出せない中、突っかかりながら何とかファンミが特攻、しかしマドリーはミゲル・グティエレスが止めて、再逆襲から最後はカルバハルのゴラッソ。マドリー先制。さすがのポジトラ。

ベティスが攻勢に出たところで取ってしまうマドリーはさすが。ベティスはおれのクリスティアン・テージョを入れるなどして何とか一点を。

マドリーは豪華な選手交代を使いながらクローズ。
ベティス、負けはしたがここまでの2試合に比べるとだいぶ良かった。高いインテンシティでしっかり球際を戦えた。ポジトラの選択肢もそれなりに。


●ピックアップ選手
ミゲル・グティエレス(マドリー)
マドリーの左SBに入ったグティエレスは、ポジショニングや運動量含めて好パフォーマンス。コンビネーションやプレー選択のスピードはこれからだと思うが、良い選手。


⑦バルサ 2-1 ヘタフェ

【バルサ】’2 セルジ・ロベルト ’30 デパイ
【ヘタフェ】’19 サンドロ・ラミレス

●3ポイントは得たものの・・・

バルサヘタフェ


バルサは共同保有先のベティスから戻ってきたエメルソンが初先発。(※試合後トッテナムに放出)
CBは負傷のピケと退場のエリック・ガルシアが両方いない
中盤はペドリがしばらく休暇

ヘタフェは右SBがダミアン・スアレスではなくフアン・イグレシアス。スピードがあったので守備能力の評価が高い選手かと。ククレジャがブライトンに移籍してしまったので手薄な左サイドはサンプドリアから新加入のヤンクト。いい感じにパワー系

デパイは相変わらず左に流れたがるが、左に流れるとブライスワイトが真ん中に入ってくるので何となくバランスは取れている

前半2分にバルサが先制、ゆるゆるのライン間をデパイが使ってアルバ→セルジ・ロベルト
ヘタフェは4-4-2の撤退で両SBを放置して狭く圧縮、している割にはライン間を通されたり不思議な失点。ミチェル監督の苦悩は続く。

ところが18分に突然ヘタフェが同点に。狭いゾーンで細かく繋いで、最後はアレニャとのワンツーを受けたサンドロ・ラミレスの綺麗なゴール。突然ヘタフェの攻撃が良くなるとも思えないので、バルサが緩かったんじゃないかね

30分にデパイのゴラッソ。エリア内で信頼感のあるプレー。きっちり勝ち越し
バルサはグリーズマンが終始消えてるんだが。何をしてるんだ

後半もたいしてプレッシャーがかかるわけでもなく、逆に試合全体66.6%もボールを持ったわりにシュート数でも7対8と負けているバルサ。勝ったもののずいぶんと低調なパフォーマンスだった。

ヘタフェも、今は昨年までと戦い方を変えている最中なのかもしれないが、特に推すポイントもなく。厳しい対戦相手が続くとはいえスーっと3連敗してしまった。厳しいシーズンになりそう

●ピックアップ選手
フレンキー・デ・ヨング(バルサ)
狭いゾーンでボールを受けて「あ、取られるな」とか「あ、囲まれた」という場面でも何となく失わずにボールを繋げる。もはや異常と言っていいボールキープ技術。



⑧カディス 2-3 オサスナ

【カディス】’16 ’66 アレックス・フェルナンデス
【オサスナ】’60 キケ・ガルシア ’90+1 ロベルト・トーレス ’90+5 ダビド・ガルシア

●スペクタクルな泥試合

カディスオサスナ


オサスナは4-1-4-1風。保持はアンカーポジのルーカス・トロから球出しできるから良いとして、非保持はアンカーを置いたところで、別にカディスは真ん中を侵略したいわけでもなく。

オサスナのアリダネ。
ナイスなアフロヘアをしていて空中戦に強い。ただスピードに欠けて常に大きなミスをしそうな危うさがある。

16分にカディスが先制。中央で奪ってシンプルなカウンター。全然人数足りてるのに、入ってきた2人目をフリーにして簡単に決められる。
カディスの攻撃は良くも悪くもいつも通り。
しっかりブロックを作って奪ったら走る。少ない人数でもペナルティエリアを目指す。
オサスナからすると、そういうサッカーだとわかっているのに最後まで追えなかったのは、ちょっと擁護できない酷い守備。

オサスナの攻撃ではルベン・ガルシアが圧倒的。こんな上手かったっけ。彼を中心に、色んなところで対面で優位になれるのでジワジワ攻め込みながらも詰めが甘い時間帯が続く。60分にPKで同点に。カディスもったいないね
65分に今度はカディスにPK。アレックス・フェルナンデスが決めて2-1。

リードしてしまえば綺麗に撤退。結局、こういう内容のゲームで勝ち点が取れるから残留できるんだなあ。と思っていたら90分、思いっきりハンドしてまたオサスナにPK。また同点。
そして90+5分、CKからダビド・ガルシアが決めてなんと逆転。なんて試合だ

両方負けにしたいような内容だったが、オサスナはようやく初勝利。こういう内容で勝てないとキツいカディスは痛い敗戦となった


●ピックアップ選手
ルベン・ガルシア(オサスナ)
ボールが入るとほぼ無敵のボールキープで左サイドを支配。4-1-4-1の方が特徴が出そうな選手で要注目


⑨ラージョ 4-0 グラナダ

【ラージョ】'3 アルバロ・ガルシア '23 トレホ '43 エンテカ '58 コメサニャ

●地上戦を制して初勝利

ラージョグラナダ

序盤から圧力の強かったホームのラージョが勢いに任せて先制。アルバロ・ガルシアの一発

出鼻を挫かれたグラナダだが、意地でも地上戦で勝負する構え。
ただ、4-4-2で鬼プレスをかけるラージョもこのくらいの圧力なら張り合える。むしろグラナダのライン間の緩さが目立ち、ラージョの追加点の方が速そうな展開に
21分にドゥアルテが引っかかってロスト。PK献上。案の定の2点目
そして43分に3点目。もうこりゃダメだなグラナダ。ずるずる。

リードしてようがされてようが困ったらホルヘ・モリーナ入れとけ作戦のグラナダは後半頭から彼をin
ルイス・スアレスが50分に決定機を迎えるがディミトリエフスキが好セーブ
逆にラージョに4点目が入ってしまって勝負が決した

ラージョはこの試合、形がハマって走れていて、それでいて3分で先制点が取れて、と理想の試合だが、全体的に見ると"エンテカが通用する相手かどうか"は、今後好勝負ができるかどうかのポイントになりそう。
グラナダは良いところなく敗れたが先季を見ても定期的に4失点するチームなので気にせず切り替えていただきたい


●ピックアップ選手
パテ・シス(ラージョ)
加入1年目27歳のCH。エンテカと一緒に2部のフエンラブラダから来た。
この試合が初先発だったがサイズがあって当たりに強い。大量リードがあって参考記録かもしれないが中距離の球出しの質も良かった。


⑩アトレティコ 2-2 ビジャレアル

【アトレティコ】’56 スアレス ‘90+5 OG(マンディ)
【ビジャレアル】’52 トリゲロス ’74 ダンジュマ


●強度の高いプレッシングと、大きなミスと

スタメン

3連勝を狙ったアトレティコと、初勝利・初得点を狙ったビジャレアルの一戦、レビューはこちらだ!!!


●ピックアップ選手
サウル・ニゲス(アトレティコ)
good luck.
愛してるよ


●まとめ

3節終了で全勝チームが消えた。とにかく引き分けが多い。なにかとあると"こんな事だからラリーガは、、、"と言いたくなる気持ちもちょっとだけあるが、まあやめておく

・上位
マドリー、バルサ、アトレティコ、セビージャの実力上位4つ以外では、バレンシアと昇格組のマジョルカが7ポイント。
バレンシアは相手に恵まれた部分もあるかもしれないが、好印象のスタート。内紛でも起きない限りはいいとこいくんじゃないか。マキシ・ゴメスが離脱しない事を祈る。ここから1ヶ月でマドリー、セビージャ、バルサとやるのでここが最初の壁かな
マジョルカはバレンシア同様、対戦した3つともがまだ未勝利のクラブだけど、とはいえ昇格クラブだからね。出ている11人全員が対人で劣らないパフォーマンス。上手くいくといいね

・苦しむ上位候補
ビジャレアル
未勝利発進。無得点が続き、やっと勝てそうだった3節アトレティコ戦では自ら勝利を手放す結果に。
パレホ、パコ・アルカセル、パウ・トーレスとまだ主力が離脱中なのでここからですね
ベティス
点が取れないベティスはようやくトップを補強したと思ったらウィリアン・ジョゼでがっかり。
ただ、エメルソンとマンディが抜けた最終ラインはペッセッラだのベジェリンだの獲得してメンバーは揃えた。負けた3節マドリー戦は、ようやく動きも軽くやってきていた様子で、徐々に上げていけるか。ズルズル行く気も少しある
セルタ
風物詩とも言えるスタート失敗でグダグダするセルタ。メンバーも別に変わったわけでもなく、これまで通りやらかしている感じ。戦う相手からすると色んな意味でよくわからない嫌な存在

・下位
まだ半分の10チームが未勝利の状態だが、昇格3チーム(エスパニョール、マジョルカ、ラージョ)がどこも"これは降格するな“と言えるチームではなく、残留できる戦いが出来ている。それだけに、ちょっとした要因で取り返しのつかない連敗になりかねない。3ポイントを取れる手段を持てていないと置いていかれる可能性がありそう。
個人的にはアラベスとカディスが怪しいんじゃないかと思っている

上位も正直言ってどこも決定打がなく、冬までは手堅く失点を抑えられるチームが上にいそうな雰囲気。先季からの変更が少ないチームがそのまま上位キープできるかもね。


こんなところです!代表ウィークで余裕ができるので、今週は別記事書くかもです。よろしくです。

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