リバプールの凄み CL B組2節 ポルトvsリバプール

2節の裏。
ミランとの打ち合いに勝ったリバプールがアウェーでのポルトとの試合。
そのポルトは1節、アウェーでアトレティコと0-0のドロー。準備された完成度の高い守備組織を見せた。その守備でリバプールも封じ込められるかと、どうやって点を取るかがポイント

ポルトは過去8戦、このカード勝った事がないそう。


●スタメン
・ポルト

ディオゴ・コスタ
ヘスス・コロナ / カルドーソ / マルカーノ / ザイドゥ
セルジオ・オリヴェイラ / ウリベ / オタビオ / ルイス・ディアス
トニ・マルティネス / タレミ

CBのエンベンバは1節退場で出場停止。ペペも直前に外れた
右SBでいい感じだったヘスス・コロナではなくテカティート。守備的な人選なのだろうか。
と思ったら同一人物だった。ややこしいわ統一しろ

中盤はグルイッチが外れたが、この選手は国内リーグではあまり出てないんだな。上手かったけど


・リバプール
アリソン
ミルナー / マティプ / ファン・ダイク / ロバートソン
ファビーニョ / ヘンダーソン / カーティス・ジョーンズ
サラー / ジョタ / マネ

アレクサンダー=アーノルドとチアゴは怪我。
右SBはミルナー。
中盤はカーティス・ジョーンズがスタメン。
ボールを握るか、どうするか

スタメン



●前半
〜通用しなかったポルト〜

ポルトは4-4-2で受ける。
が、狙いは微妙。

画像2

ポイントは2点。ファン・ダイクの球出しとファビーニョ経由のビルドアップを、どちらも封鎖しなかった。
ファン・ダイクからフリーでロングボールを配球される時点でプレスの意味はほぼない。内容によっては逆効果になる。それでいてファビーニョ経由のプレス回避を対策しているわけでもなかった。途中ファビーニョにボールを持たれた時にウリベが「何故そこで持たれる?」というリアクションをしていたように見えたが。

正直リバプールを悩ませる守備ではなかった。出来ていた事として両SBに対して時間とスペースを与えていなかったが、別にそこを封鎖されても困る事はなかったし、オタビオがトラブルで14分に早々に交代した事でここも優位は消えた

・ポルトの攻撃
回数は少なかったが、大外のコンビネーションで侵入してクロスで勝負という形。

攻撃


大外のSHにSBが絡んで突破する形は説得力があったし、これで普段勝ってるんだろうねという自信も見られた。それでリバプールに勝てるかはわからんが


1点差でロッカールームに戻れればまだ、という終了間際に2点目を取られて勝負は決した感。


●後半
ポルトはトニ・マルティネスoutでグルイッチを入れる。プレス位置を変える

後半

4-2-3-1風の立ち位置に変えたが、時すでに遅し、ではある

60分に中盤で奪ったカーティス・ジョーンズからサラーで3点目勝負あり。


●試合結果
・リバプールの凄み

とにかくプレーが切れない。
Actual Playing Timeが長い(言いたいだけ)
裏へのロングボール狙いで相手ラインを下げる。
スペースの出来た中盤をドリブルで横断。
連続性があって途切れない。
奪わせてもファールしないで取りきる。
シュートで終わる。相手のゴールキックをそのまま奪う。ずっとおれのターン

これをずっと続ける。90分間続ける。地獄である。
ポルトは後半開始時点ですでにだいぶ参っていた。カウンターを打つどころの話ではない。よく一点返したと思う。


・ポルトは
少し準備が足りなかったというか、始まる前から負けていたというか。100回やっても100回負けたと思う。トラブルもあったけども


・B組の行く末は
死の組だったはずだがリバプールが2戦で抜けた。アトレティコに負け越すような事がない限りは1位抜けで決まりでしょう。アトレティコにそんな重い仕事を押し付けないでいただきたい


9/28
エスタディオ・ド・ドラゴン
ポルト 1-5 リバプール
得点者
【ポルト】’75 タレミ
【リバプール】’18 ’60 サラー ’45 マネ ’77 ’81 フィルミーノ


●ピックアップ選手

ファン・ダイク(リバプール)
コンディションも良さそうで高精度のロングボールを連発

カーティス・ジョーンズ(リバプール)
機動力もあり範囲も広く。得点につながるプレーもあり起用に応えた

サラー(リバプール)
CL30ゴールはアフリカ出身選手で3人目。ドログバ、エトーのレジェンド2人の領域へ

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