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30節 アトレティコvsバジャドリード

30節。再開後、初めてのホームゲーム。
過密な日程に苦しみつつだが、相手が相手だし、4位以内のためにはきっちり勝っておきたい。

その対戦相手、バジャドリードは再開後、
vsレガネス(A)2-1

vsセルタ(H)0-0
と降格争いしているチーム相手にまあまあな結果。

8節のアウェーゲームではスコアレスドロー。

こちら↓


割とネガティブなチームだった印象。
GKのホセ・アントニオ・カロは今シーズン初出場

●スタメン

オブラク
トリッピア・ヒメネス・エルモソ・サンチェス
トーマス・エレーラ・ジョレンテ・ルマル
フェリックス・モラタ

スタメン

CBには再開後初めてエルモソがスタメン
左SBには17節以来、マヌ・サンチェスが出場。19歳。
ドリブルで勝負できる良い選手。
中盤は突然コケ・サウルを両方外す。今季初だな、多分
トップもコスタでなくモラタ。

先に言っておくとまあまあ嫌な予感のするメンツ。

●前半
バジャドリードのキックオフで前半開始

エルモソがいるので、ビルドアップ時はヒメネスが真ん中。
ビルドアップはエルモソとエレーラが中心になると思うので注意して見ていきたい

4分、バジャドリードの左ハーフスペースに人を集めた小気味良いパスワークで簡単に中盤を剥がされてフィニッシュまで。そこはオブラク
直後、エレーラからピンポイントのクロスでモラタに決定機。

エレーラ


スピードのある良いボールだった。この後前半終了まで大体エレーラはこの位置でフリーであり続けた。

6分にも相手の442の1列目のプレスを外してガラガラの大外トリッピアから決定機。

トーマス

ヒメネス・エルモソ・トーマスに対して2人だけ独立してプレスしてくるから簡単に外せた


前半終了

・アトレティコの攻撃
 エルモソの球出し
 フェリックスの仕掛け
 エレーラ経由でトリッピア→ジョレンテのチャンネルラン

ビルドアップは基本的にエルモソの球出しから。

ビルドアップ


最近トリッピアは上がりきらず後ろ3枚で進めていた感じだったが、
この試合ではトリッピアも高い位置を取る。CB2枚とトーマスで相手の1列目をかわす。
サンチェス・ルマル・フェリックスのトライアングルがボールを入れる狙い目。
相手のレベルの差なのか、エルモソの球出しの質なのか、マヌサンチェスとルマルの関係はとても良く見えた。
マヌサンチェスはロディと違って、大外レーンを離れて空けてくれるのでルマルとフェリックスの位置取りが流動的になっていた

フェリックスのボールへの関わり方も良かったね。自分のポジションよりも1つ後ろで、ボールを持ち出してチャレンジできていた。ポゼッションが安定している試合だからこそだが。強みは出せてた。たまにルマルも同じ事してた

エレーラフェリックス


エレーラが安定してボールを持てるので、
CH前くらいまで降りてきて突っかけてはとんでもない人数に囲まれる連続だったので、流川楓のように仲間を使う事を覚えよう。

エルモソ側からボールが進まないと、相手の1列目の横でエレーラが常にフリー。

チャンネル


ここからトリッピアを経由してジョレンテがチャンネルに侵入する形を連発。
たまにジョレンテがスペースを空けてエレーラが侵入するパターンもあり。


バジャドリード、プレスに晒されても正確に繋げる確かな技術は前回対戦時通り。
狭いゾーンに3、4人入ってきて局面打開できるスキルがある。レイオフも上手で縦パスがバンバン入る。
ただプランBがないというか、まあ主にFWが怖くないのが問題なんだろうけど、何も生み出せていなかった。すげえ速いとか、とにかくヘディング強い見たいな人がいると違うと思うけど。
そして狙いとは(多分)裏腹に、カウンターで2つほどチャンスを作っていた。
アトレティコもカウンターのリスクヘッジをいつもほど徹底してない風に見える。SB両方上げてるし。CB2枚だけでカウンターに晒されるのは普段なかなかない。さっさと点取りたいんだけどね

バジャドリードの守備はコンパクトに442で引いてるんだけど、1列目のプレッシャーはあまり効果的でもなく、エレーラは常に空いていて、ジョレンテはチャンネルを狙い続けていた。許容するエリアが広すぎる。どこを修正してどこを許容し続けるのか。


真新しいメンツで面白かったので2点くらい取って欲しかったですが。後半に期待

●後半
バジャドリードの守備対応はそのまま変化なし。
ならばどうにか崩したいところ。

56分にコケ・カラスコを入れる。コケが活きる展開とはあまり思えないが。
outはルマルとエレーラ。
この時間になってようやくエルモソが坊主になっていた事に気づいた。
ウェントワース・ミラーに似てね?

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プリズンブレイクの

63分にコレアとコスタを投入して大体普段のメンバーに戻る。
フェリックスとモラタout
フェリックスはよかったね。モラタは知らん

コレアは入っても1列目がジョレンテなのが最近の流れ

70分にショートカウンターからジョレンテ→コスタでゲットするが、オフサイド。
コスタ、キーパーかわすの上手いよねえ

73分にジョレンテ→ビトーロの交代。
ジョレンテよかったけどね。飛び道具に賭ける

80分にトーマスの強烈なミドル。惜しい
それで得たCKから最後はビトーロ。やはりこの男。

●試合終了。
後ろの枚数を減らしてビルドアップしたり、
トリッピアとジョレンテの関係が良かったり、
色々見どころのあった試合だが結局点が取れず
最後はセットプレーから強引に決勝点をもぎ取った。
ビトーロは今シーズン引き続き持ってるね。
こういうのが強さであり、勝ちきれない部分である今季が凝縮されたようなゲームに。
ともあれサウルとロディを休ませた試合で3ポイント取れたのは大きい。
これで3位に浮上。


試合結果
6/20
ワンダ・メトロポリターノ
アトレティコマドリー 1-0 バジャドリード
・得点者
アトレティコ ’81 ビトーロ

オブラク 6.5
前半はミドルを弾き出したが後半は特にピンチなし。
101度目のクリーンシート
トリッピア 6.5
ジョレンテとエレーラがいると仕事しやすそうだった。
よく走りました
ヒメネス 6.5
隣がエルモソでエレーラもいたので余裕があった。
ロングボール対応もさすが。
エルモソ 7.0
縦パスの質はさすが。他のCBが持っていないレベルのスキル。
坊主似合ってた
サンチェス
久々の出場だったが特徴は出た。
後半は攻撃タスクは減ったがフル出場でやりきった。お疲れさん
トーマス 7.0
相手のプレスが剥がしやすかったので好き放題ボールを動かした。
強烈ミドルが決勝点に繋がった。
エレーラ 7.0
常にフリーでボールを触れて攻撃を動かした。
フェリックスを動かせるのはエレーラなのかも?
ジョレンテ 7.0
繰り返すチャンネルラン。本当よく走るわ
変な体勢でボールを受けても前に進められる能力はなんとなく”マドリー”って感じがする
ルマル 6.5
いつもより幅広く動いてボールを引き出した。
後半は良いミドルも
フェリックス 6.5
前半は自由にボールを触れて良い感じ。
フィニッシュに関わる仕事は精進あるのみ
モラタ 5.0
特に何もしていなかった。
試合に入りきれず途中交代


コケ 6.5
後半途中から投入で後方からの球出しのタスク。
決勝点のCKは彼の右足から
カラスコ 5.5
特に目立ったシーンはなく。文句言ってイエローもらったくらい。
コレア 6.0
途中からでもいつも通り。
守備も堅実に。
コスタ 6.5
無限にボールが収まるので便利だった。主にリード後
オフサイドもあったけど1つくらい決めたかった
ビトーロ 8.0
値千金すぎる決勝点。その他ボール触った記憶すらないのもレベル高い。
持ってるねー

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