勇敢な挑戦者とのダービーマッチ コパデルレイ3回戦 アトレティコvsラージョ・マハダオンダ(A) 2022.1.6


コパデルレイ!見れないと思って気を抜いていましたがDAZNで見れるようなので見ていきましょう!
対戦相手はセグンダB(今季からはプリメーラ・ディビシオンRFEFと呼ぶそう。いわゆる3部リーグ)所属のラージョ・マハダオンダだ!現在6位とのこと。3部は5位までがプレーオフ圏内らしい。マドリード市のクラブとのこと。ダービーマッチですね。しかもこのクラブはアトレティコの練習場をホームスタジアムにしているそうな。そんな関係で、ラージョ・マハダオンダのホームゲーム扱いだが、ワンダ・メトロポリターノで行われる。ロッカールームもアウェー側を使ったんですかね???
ちなみにこのクラブには幼少期にリュカ・エルナンデス、ロドリ、そしてジョレンテが所属していた事があるそうな。

ラージョ・マハダオンダの勝ち上がりはこちら

1回戦vsCDエルデンセ 1-0
2回戦vsマラガ 1-0

マラガって今何してんのと思ったらセグンダで14位でした。


●スタメン
ここ2シーズン3部のクラブに負けているアトレティコのスタメン!

・アトレティコ
オブラク
ジョレンテ / フェリペ / ヒメネス / ロディ
コンドグビア / デ・パウル / ルマル / カラスコ
クーニャ / スアレス

カンテラーノ大量出場!とはならず、案外普段通りのメンバーに。GKもオブラクだった。次のビジャレアル戦出場停止のヒメネス、スアレスは90分出てもらいましょう


・ラージョ・マハダオンダ
ヒラルト
ボルハ・ゴンザレス / ヴェガ / カサード / オセイ
ベルナル / タス / マリオ・ガルシア / スサエタ
ルベン・サンチェス / ラウル・サンチェス


配置は後ほど。
10番のラウル・サンチェスという選手はレガネス産で、今季加入して8点取ってる選手。

スタメン



●前半
開始早々のセットプレーでスアレスに手の指を踏まれてしまったGKのヒラルトが早速交代に。可哀想な立ち上がりになってしまった。アルバロ・フェルナンデスと交代

結果だけ見るとスコアは5-0で終わったのでゴールシーン云々は抜きにして、試合を見ていく。


ラージョ・マハダオンダは、おそらく所属リーグのレベルでは、保持とセットした非保持には強みのあるチームだろう。ビルドアップの配置も整理されていて、いつもやっているんだろうなというオートマチズムも感じた。
残念ながら通用しなかったのはトランジションの質で、主にポジトラがどうにもならず、繋ごうとしてのロストを前半から頻発した。
ラージョ・マハダオンダには、保持して押し込んでクロスをあげて、という狙いがあったのでロストそのものを責めてもしょうがないが、ボールを放棄せず配置を取ろう、という狙いは常に見えた。偉そうで恐縮だが勇敢であったと言っていいだろう。

配置はデフォルトがおそらく6番のベルナルがアンカー位置にいる4-1-4-1だと思われる。彼が可変のキーになる。彼がCB間にサリーして全体で前に、という構築を普段からしている様子だった。

保持

前半は特に右サイドのオーバーロードでクロス勝負、という目標が明確。18分に際どいクロスまで繋げた。

オーバーロード

アトレティコの保持に対しても前に2枚(主に9番と7番)が出て4-4-2でセット。FWへの縦パスのルートは消して、外回りさせる意図があった。

非保持

押し込まれる事は許容、しかしロングカウンターがないのでポジトラでエラーが出る、という形。超高速裏抜けマンがいると面白そうではあった。



●後半
アトレティコは後半頭からコケ、コレア、ヴルサリコを投入。
ラージョ・マハダオンダも23番のアルビアクと20番のイトゥラスぺを出す。

後半


こんな感じに

56分にはグリーズマンとフェリックスが復帰。
この2人が入ってかなり縦パスの出し入れができ始め、サンドバッグ状態に。フェリックスは洒落付き始め、グリーズマンはコレアのポストを使って訳のわからない一発を決めた。

・グリーズマンの負傷
しかし76分、そのグリーズマンが再びの負傷で早々にロッカールームへ下がってしまった。心配だがどんな様子だろうか。



●試合結果
とにかくチームはベスト16へ。
グリーズマンの状態だけ気になるところ。

・4-4-2
ほとんどの時間を4-4-2で戦ったアトレティコ。このメンバーだと、元々4-4-2をやっていた頃に主力だった選手は前半のメンツではカラスコ、ヒメネスくらいなものだが、こっちの方がやりやすそうな選手が多いのも事実かと。
大きいのはデ・パウルの位置取りだった気はする。序盤はむしろ高い位置を取りすぎてきて邪魔になっているでは?という状況もあったが、上手く中盤でポイントになっていた。
非保持でも、SBが大外に引っ張られた時の全体のスライドが速く、何となく上手く守れていたのかなという印象。

カバー


CB横を埋める意識が高かったコンドグビア。


・ラージョ・マハダオンダ
スタイルを持って、ショートパスで打開するぞという意思を持ち、そのための選手を揃えているチームだった。やっぱスペインのチームはこういうCHが豊富なのかね。応援していきたいので、目指せプレーオフで頑張ってほしい。プレーオフもワンダでやっちゃおう。


1/6
ワンダ・メトロポリターノ
アトレティコ 5-0 ラージョ・マハダオンダ
得点者
【アトレティコ】'17 クーニャ '26 ロディ '41 スアレス '67 グリーズマン '79 フェリックス


●ピックアッププレー
なし

●ピックアップ選手
ロディ
無難に。フェリックスとの相性の良さは相変わらず。

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