見出し画像

ちらっとCL3節 ポルトvsレヴァークーゼン 2022.10.4

10/4
エスタディオ・ド・ドラゴン
ポルト 2-0 レヴァークーゼン
【ポルト】'69 ザイドゥ '87 ガレーノ

ポルトは左SBにウェンデルを使って攻撃フォーム。右SHのブルーノ・コスタという選手はよく知らない。タレミが出場停止明け

レヴァークーゼンは右SBはフリンポン。デミルバイは使わずアランギス。

要因はあまりわからないがレヴァークーゼンのビルドアップがあまり上手くいかない立ち上がり。ポルトはそれなりに前から行って、最終ラインはいつも通り高めに設定。なんだかタプソバの配球がよくなかった。
ディアビが人と人の間をすり抜けてくる動きをなかなか捕まえられずに数回侵入される。15分にはショートカウンターで完璧に崩されてハドソン=オドイに決められるが、直前のファールを取って取り消し。

ポルト同様レヴァークーゼンも非保持4-4-2。ポルトは個の質で上回れる箇所をなかなか作れないので構築に苦労する。FWもハイボールに全く競り勝てず選択肢が極端に少ない。レヴァークーゼンが中盤でかなり体を投げ出してくるのでここも厳しい。

レヴァークーゼンがビックチャンスを決めきれず、文句言ったりしてる間にロングカウンターでひっくり返し、タレミがゲット。こういうのをちゃんとやるのはさすが。と思ったらポルトのハンドでレヴァークーゼンのPKに変わる。何がなんだか。
でこのPKを普通に止める。めちゃくちゃ。


後半からポルトはオタビオ投入。レヴァークーゼンは引き続きチグハグが続く。立ち止まった瞬間にスペースに走らせるボールが出たり、ボールから目線を切った瞬間にパスが出たりと、まあそりゃ国内でも勝てないわなというバランスの悪さが目立つ。クリーンにビルドアップ出来ない時にどうしましょう。が割と適当
ポルトはオタビオのところで個の質が出るようになり、攻撃の形を表現出来るようになる。右SBのジョアン・マリオも高い位置に絡んできて相手を吹っ飛ばしてイエローもらったりしていた。

そして69分、ついに先制点はポルトに入る。ここに来て完璧なプレス回避で一気にひっくり返し、最後はザイドゥの頭。ここでゴール前まで突っ込んで来たのがザイドゥなのがいかにもポルトらしい。しかしレヴァークーゼンは体力なのか集中力なのか。突然プレスを剥がされてしまった。

この失点でわかりやすく足が止まったレヴァークーゼン。引き続きPAまで迫る攻撃は出来ているがどれも単発で、しかも毎回カウンターを喰らう。どんどん選手を入れ替えたが、どれも運動量やネガトラのバランスを補完するものではなかったのも気になるところ。フレッシュな選手を入れ続けて流のにずっと中盤ガラガラでフリーパス突破されていた。
一方のポルトは最後まで走力が衰えず、特にCHのウリベとエウスタキオはキモいくらい走っていた。限界になったウリベの代わりにグルイッチが待ち構えている万全の逃げ切り体制。タレミも中盤の大外の守備を手伝いに降りてくるなど本当に最後まで全体で守った。

そんなこんなで87分にポルトが勝敗を決める2点目を取る。ペペ(CBの方)のロングボールがなんとなく収まり簡単に突破。よく走っていたタレミは2アシスト。勝負あり。

これでポルトが3戦目でようやく初勝利。レヴァークーゼン、アトレティコと3チームが勝ち点で並んだ。やはりしぶといチーム。
レヴァークーゼンはこの敗戦でセオアネを解任。シャビ・アロンソの就任が決まった。本当に状態が悪そうでなかなか大変そう。アトレティコはなんでこの状態のチームに負けてしまったのか。今更ながら残念。あの日は普通に強かったけどな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?